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コンビニ発・新ジャンルのニューカマー、ファミリーマートの「クリアモルト」に合うおつまみは?

クリアモルト

家飲みの強い味方、新ジャンルにファミリーマート限定の新商品が登場。ビールと料理のマリアージュの専門家である長谷川小二郎さんが、「クリアモルト」とコンビニ・フードのおいしい組み合わせについて解説します!

まずは「クリアモルト」をテイスティングします!

4月24日から、ファミリーマート限定の新ジャンルとして、「クリアモルト」と「クリアモルト糖質70%オフ」が発売された。これでコンビニエンスストア3強(セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート)すべてに、限定発売の新ジャンルが揃った。

 

このジャンルの魅力はなんといっても、清涼飲料水並みの価格の低さ。かといって「安かろう悪かろう」というわけではなく、質は上がり続けてきている。低価格を実現するために限られた原料・製法のなかで造り続けられ、こういった厳しい制限が技術革新を生むことは歴史上よくあることである。ビールの世界では「ギネス」が生まれたきっかけが挙げられる。日本を代表するコンビニチェーン発の商品として、新ジャンルが出揃ったということは、そうしたビールを正当に評価すべきときが到来したと言える。

 

ところで、ビールと食べ物をうまく合わせて新しい味わいをつくり出すことを、私たちはワインの世界にあやかって「マリアージュ」と呼んでいる。今回は冒頭で挙げた「クリアモルト」「クリアモルト糖質70%オフ」を、同じお店、つまりファミリーマートで買える食べ物とのマリアージュを紹介したい。

 

合わせる前に、2つのビールの特徴を確認しておこう。

「クリアモルト糖質70%オフ」は、爽やかなホップの香りがほのかにある。味は、糖質を控えたというコンセプトの通り甘味は弱く、後味が非常にすっきりしている。

 

「クリアモルト」はそれと比べると、麦芽の香りが穏やかにあり、味は苦味より甘みがやや勝っている。後味はアルコール分6%にしてはすっきりとしていて、どんどん飲み進められてしまう感じである。

人気商品「ファミチキ」「焼きとり」との相性は?

これらの特徴を踏まえて、ファミリーマートで買える食べ物と合わせていこう。まずはレジ横のホットスナックコーナーから主力商品「ファミチキ」のノーマルタイプを選んだ。「クリアモルト」「クリアモルト糖質70%オフ」、いずれのビールと合わせても邪魔をするものが何もない。良さをいちいち述べていくのがためらわれるほど、合い方が自然である。

同じくホットスナックコーナーに並んでいた「炭火焼きとり」も合わせてみる。「もも」か「かわ」、「タレ」か「塩」の選択肢があるが、「炭火焼きとりもも塩」と「クリアモルト」を合わせるのをおすすめしたい。塩味によってビールの甘みが強まるのを楽しめる。

ビールと肉が合うのはいわば、多くの人が普段なんとなく感じているところの範囲内。次の組み合わせからもっと創造的にいこうと思う。

和食との組み合わせは?

最近のコンビニはお惣菜の充実に目を見張るものがある。次はおかずにもなりそうな和食から探してみた。

 

「クリアモルト」とすばらしく新しい味わいを生み出したのは「ノルウェー産さば使用 しめさば」だった。しめさばの特徴と言えば酸味である。これに「クリアモルト」を合わせると、しめさばの酸味とビールの甘味が合わさって、甘酸っぱさが生まれる。これは多くの人にとって好ましい味わいだと思う。

 

「クリアモルト糖質70%オフ」と合わせて良かった和食は、「筍の土佐煮」。筍とビールが口の中で一緒になると、ハーブのようなホップの香り(ホップはハーブの一種なのだから当たり前だが)が、なんだか山菜のように思えてくる。そしてビールの苦味が筍の旨味を強めている。

スイーツとも合わせてみます!

最後に、もう少し冒険してみたい。スイーツと組み合わせてみよう。

 

ケンズカフェ東京監修 抹茶タルト」を合わせると、「クリアモルト糖質70%オフ」のハーブを感じさせる爽やかな香りが、抹茶の香りを強めた。さらにビールの苦みが、タルトの甘味と和らぎ合った。

「クリアモルト」と合わせると、ビールの甘味とほのかな香ばしさで、タルト自身の甘味と香ばしさが強まった。

次は濃厚な味わいが楽しめる「ニューヨークチーズケーキ」。

「クリアモルト糖質70%オフ」との組み合わせでは、チーズケーキの甘酸っぱさはそのままに、ホップの爽やかな香りが乗ってさっぱりと味わえた。

逆に「クリアモルト」と合わせると、ビールの甘味で、チーズケーキの甘味とまろやかさが増した。

ファミリーマート限定の新ジャンルとコンビニ・フードのマリアージュ、いくつか試しただけでも楽しめた。皆さんもぜひいろいろと試してみてはいかがだろうか。

 

※記事の情報は2018年5月2日時点のものです。

長谷川小二郎

長谷川小二郎

記者・編集者・英日翻訳者。2008年から、米国のWBC、オーストラリアのAIBA、日本のIBCなど国際的なビール審査会を中心にビールの審査員。2014年から、ビールと料理のマリアージュのプロ「ビアコーディネイター」としてワークショップを60回以上開催。2018年からビアコーディネイターセミナー講師。

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