まるでスイーツ!アップルパイのお酒を飲んでみた。

名古屋の酒問屋イズミックの青田が、いま注目のお酒の情報をバイヤー目線でお届けします! 今回は焼き上がりのアップルパイの味わいをなんとお酒にしてしまった、この季節にぴったりのリキュールをご紹介します。

ライター:青田俊一青田俊一
メインビジュアル:まるでスイーツ!アップルパイのお酒を飲んでみた。

焼きたてのアップルパイの味がリキュールに。

いよいよ冬本番。今回はちょっと外出が億劫になるこの季節の家飲みに、ほっこり楽しめるリキュールをご紹介します。
焼きたてのアップルパイの味がリキュールに。
今回ご紹介するのはアメリカ・テネシー州で造られたリキュール「オーレ・スモーキー アップルパイ・ムーンシャイン」です。
「ムーンシャイン」とはアメリカ18世紀の禁酒法時代に、月の光を頼りにひっそりと物陰で造る密造酒が語源とされる、樽で長期熟成しないコーン・ウイスキーのことで、オーレスモーキーはテネシー州で初めて「ムーンシャイン」の名で販売することを認められた蒸留所です。
「オーレ・スモーキー アップルパイ・ムーンシャイン」はこのコーンベースのスピリッツに、アップルジュースやシナモンフレーバーを加え、アメリカンなアップルパイの味わいを忠実に表現したリキュールです。輸入元の説明によると焼き上がりのパイを想像させる芳ばしく甘い香りとともに、スパイスを感じる味わいが特徴とのこと。冬ってなぜかこういう甘そうなものに惹かれちゃうんですよね。というわけで早速、お楽しみの試飲のお時間です。

飲んでみた。

飲んでみた。
オーレスモーキーのムーンシャインのシリーズは密造酒をモチーフにしていることから、ボトルが蜂蜜の瓶のような、ぱっと見でお酒とは分からないようなパッケージとなっています。これは禁酒法時代に、このようなお酒ではない瓶の中にこっそりと隠していたことから、このデザインを採用しているそうです。なんともキュートなデザインです。とはいえ、このままでは注ぎにくいので、注ぐ際は専用の注ぎ口のついたキャップに付け替えます。
それでは注いでみます。
それでは注いでみます。
まずはストレートでダイレクトに味わってみます。香りはシナモンの香りにほんのりりんご。口に含んでみると、すっきりとした酸味にほんのりと甘さが広がります。アルコール度数は20%とこの手の商品にしてはさほど高くないので、そのままロックでといきたいところですが、とりあえずの炭酸で割ってみます。
それでは炭酸割です
それでは炭酸割です。甘すぎず絶妙な酸味ですっきり飲みやすく仕上がりました。アルコール度数もどちらかと言うと控えめなので、いくらでも飲めちゃいそうです。しかしながら、とりあえずの炭酸割りは飲みやすくていいのですが、せっかくのシナモンの香りも弱くなってしまい、なんかもったいない気もしなくもないので、個人的にはどちらかというとデザート的な楽しみ方のほうがいいのでは、と思います。季節的にはお湯割りやホットティー割りのように温めて楽しむのもオススメですが、暖房のかかった部屋でバニラアイスにかけて贅沢に楽しむ、なんてのもありかなと思います。
というわけで冬のほっこりとした家飲みは、アップルパイのリキュールでいかがでしょうか。
 

オーレ・スモーキー アップルパイ・ムーンシャイン【商品概要】

  • 産地:アメリカ
  • アルコール度数:20%
  • 容器 / 容量:瓶 / 500ml
  • 輸入元:ユニオンリカーズ
  • 参考小売価格:2,800円(税別)
※記事の情報は2017年12月26日時点のものです。
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