イタリア人の食卓訪問! マンマの家飲みおもてなし(3)

ライター:京藤好男京藤好男

ライトボディの赤ワインが止まらない!

そのお味、とてもやさしいのです。まずはドライトマトと2種類のチーズが混ざり合う複雑な酸味が、口の中に広がります。が、決して強くはなく、柑橘系のニュアンスでまろやか。食欲がそそられます。さらに、バジルとニンニクの香りがほのかなアクセントになって、クロスティーニの香ばしさと融合し、噛むごとにたっぷりのコクが出ます。そこにライトボディの赤ワインを合わせると、ワインの軽い渋みと酸味が鼻腔をくすぐりつつ、まるで溶けるように喉を通って行きます。ああ、また次がほしくなる、やめられない、止まらない、という天国のスパイラルへ…。

「このムースを作っておけば、ポテトチップスでも、野菜スティックでも応用できるわよ。お客さんの人数が多くても、これならあわてずにおもてなしができるからおすすめ。ポイントは、あまり味つけを濃くしないこと。薄味で、素材の風味そのものが生かされている方が、客人はたくさん食べてくれるわ。その方が、次を作るまで時間が稼げるものね」といたずらっぽく笑うマンマ・エレナに、なんとも言えない余裕と寛容さを感じました。まさに、この温かく、気楽な雰囲気こそが、最高のおもてなしなのだと僕は感激し、天国のスパイラルに身を任せていたのです。
マンマ・エレナ

マンマが日本で気に入った調理器具とは?

さて、今回の調理中、マンマが「秘密兵器よ」と、ちょっとしたドヤ顔で取り出してきたものがある。それが写真の「小型自動泡立て器」。「これなら、少量の卵白を泡立てるのに、ちょうどいいわ」とマンマはご満悦。
小型自動泡立て器
実はこれ、東京のマンションの近所にある「100円ショップ」で見つけたものだとか。「これが100円だなんて、信じられる? 日本はすばらしいわ。すぐに10本まとめて買ったのよ。イタリアに持って帰って、お友達に配るの」だそうだ。さすが、マンマ。世界のどこにいても、新しいものを見つけるこのバイタリティー。これぞ見習うべきマンマの生活力だと、感服しました。

※記事の情報は2018年2月6日時点のものです。

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