冷蔵庫に残る食材の活用法をイタリア人の奥さまに教えてもらいました(2)

ライター:京藤好男京藤好男

イタリアの定番!!バーニャカウダに最適の食材とおすすめワインは?

「野菜なら、何でもオーケーよ。温野菜でも大丈夫。北海道でじゃがバターを食べたことがあるけど、あのように、ジャガイモ丸ごとにこのソースをかけてもいいわ。あとは、鶏肉や白身魚、エビ、イカ、ホタテなどの貝類なんかも、このソースで食べたらすごく美味しくなるのよ。それから、パスタのソースにもなるの。フライパンにこのソースを引いて、茹でたてのパスタを絡めたら、あっというまにアリーオ・オーリオ・ペペロンチーノ(日本では主にペペロンチーノと呼ばれるシンプル・パスタ)が完成。とにかく、このソースがあれば前菜からメインまで、様々に応用が効くの。だから、自宅のパーティーには欠かせないわ」

と、やや興奮気味に解説してくれるクラウディアさん。すると、奥から袋を取り出してきて、

「これ、何だかわかる? グリッシーニというの。このバーニャカウダと同じ、ピエモンテ地方発祥の堅いパンなのよ。これも、ぴったり。カリカリのパンを、このソースにつけると少し柔らかくなって、香ばしさが増して、本当に美味しいわ。もちろん、食感が似ているポテトチップスでもオーケーよ。でもこのグリッシーニ、最近では日本の輸入食材店でも簡単に手に入るから、日本のみなさんにぜひおすすめしたいわ」

と、そのテンションもマックスといった感じで、器にさしてくれました。  さあ、それではいただいてみましょう。Buon appetito!!
それではいただいてみましょう。Buon appetito!!
ワインは、クラウディアさんのおすすめでミディアム・ボディの赤を選択。この日は産地を合わせて、ピエモンテ産のバルベーラを用意しました。

メインの食材は野菜ですが、オイリーで、ニンニクの効いたソースにはやはり軽めの赤が合うようです。

まずはバーニャカウダをお味見。

「いつもと違う! とってもあっさり味。でも、しっかりニンニクの香ばしさがあります。オイルにしっかり風味が付いていますから、少し付けるだけで野菜に合って、すごく食べやすくなりますね。生クリーム入りのソースより、もっと量が行けるかも。たっぷり付ければ、溶けたニンニクとアンチョビの塩味が絶妙で、どんどん食欲をそそる感じ」

食べ慣れた料理とは言え、この味の変化にはリサさんも驚き。そこにワインを一口。

「すごく合います。ニンニク効果ですね。この赤、さっき一口いただいたときは、やや酸味が強い感じがしましたが、バーニャカウダといただくことで、まろやかになります。さらに、軽めのボディなので、さらっと洗い流される感じで、すごく飲みやすくなりました」

すかさず、クラウディアさんおすすめのグリッシーニもチャレンジ。

「このサクサク感がいいです。食感が変わっておもしろいし、ソースにもピッタリ。野菜ばかりに飽きたら、このグリッシーニで変化をつければ、またさらに食が進みそう。サラダにトッピングされるクルトンのような役割かしら。これ、ぜひ家飲みに使わせてもらいます」

そうリサさんが笑うと、

「冷蔵庫にも、健康にも、いい。家計にもやさしいのよ。もう毎日パーティーやっても大丈夫」

高らかなクラウディアさんの笑い声が響きます。今日は最後まで、笑顔が耐えませんでした。作っても、食べても、笑いが生まれる。これぞ、イタリアの万能ソースの真骨頂。冷蔵庫のお掃除の際には、ぜひお試しください。


※記事の情報は2018年6月18日時点のものです。

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