味を数値化する「味香り戦略研究所」が開発に参画した新定番ハイボールとは?

ライター:丸本大輔丸本大輔

雑味が少なくスッキリした味は、データでも証明

商品開発時にこだわったポイントを教えて下さい。
「宝山」の2種類(黄金千貫と綾紫)の原酒をブレンドし、少しフレーバーも加えているのですが、フレーバーの種類や炭酸の強さなどもいくつか試した中で、今のバランスになったそうです。炭酸の強度によっても香り方が違うので、試作段階を含めて、そこは苦労したポイントだと聞いています。雑味が少なく、スッキリとした味わいなのも特徴なのですが、それは味覚センサーによるデータも見ていただくと、より分かりやすいと思います。
市場人気商品との「味比較」
他社の人気商品と比較しても、かなり個性的な味であることが分かりますね。
先ほどもお話ししましたが、大手の会社さんと同じことをしても勝てないですから(笑)。CMなどの大規模な宣伝も一切やっていないのですが、発売から約2年、SNSや口コミの力もあって商品の認知も広がり、多くの方々に飲んで頂いています。もちろん、「宝山」というブランドの力も大きかったと思います。しかも、今まで芋焼酎が苦手だった方から「これは飲みやすい」という感想をいただくことが多いんです。若い人の焼酎離れが進んでいる中、もう一度、焼酎を飲んでもらうきっかけの飲料としても、非常に良い味にできあがっているのではないかなと思っています。手前味噌な話ですが、私も「鹿児島ハイボール」を飲みはじめてから、他の缶チューハイが飲みにくくなりました(笑)。

 

どんな料理にも合い、後味をより際立たせる絶妙のスッキリ感

ストレートで飲む以外にも、オススメの飲み方はありますか?
ご自宅で飲まれる時には、レモンなどの柑橘類を軽く搾ってから飲まれるのも、少し爽やかさが増して美味しいと思います。私も、先日、文旦を刻んで入れたのですが、美味しかったですよ。

では、どんなおつまみや食事が合うと思いますか?
ウイスキーのハイボールや、いろいろな味がしっかりついているチューハイとは違って、シュワシュワ感として感じられるすっきりした酸味があるので、基本的に合わない食べ物はあまりないと思っています。だから、単独で飲んだり、食前酒として飲むのも良いのですが、食中酒としてもおすすめです。酸味には味を洗い流すリセット効果もあるので、濃い味の料理と一緒に飲むとスッキリとするのですが、酸っぱすぎても、せっかくの料理の旨味が感じにくくなってしまいます。でも、「鹿児島ハイボール」は、口の中をスッキリとさせつつ、料理の旨味は後味として楽しめる絶妙のバランスになっているんですよ。これもデータを見ていただくのが分かりやすいと思います。
牛皿とドリンクのうまみの程度
味や特性をデータとして見られるので、アレンジ版などの展開もしやすそうですが、そういった予定はあるのでしょうか?
そういう展開もいずれできれば良いなとは考えています。RTDは、新しい商品が出ては消えていく世界ですが、「鹿児島ハイボール」はそういう商品にはしたくないんです。爆発的に売れたけどパタッと無くなったりするのではなく、乙類チューハイの国民の定番のようなポジションを目指して、地道に頑張っていきたいと思っています。

※記事の情報は2017年10月27日時点のものです。

▼試飲レポートはこちら
本格芋焼酎で作るハイボール「鹿児島ハイボール」を飲んでみた。

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