〈家飲み文化部②〉観れば家飲みしたくなる、家飲みシーンがステキな映画8選

ライター:まるまる

7. 「ブギーナイツ」 カリフォルニアの太陽とマルガリータ


1997年 米 監督:ポール・トーマス・アンダーソン 出演:マーク・ウォールバーグ、バート・レイノルズ、ジュリアン・ムーア、へザー・グラハム

ポルノ映画制作の内幕を描いた映画で、その題材にもかかわらずとても高い評価を受けた作品です。1970年代から1980代にかけてのポルノ映画産業の輝きとアダルトビデオに押されて斜陽となっていくまでを、一人の若者の栄光と挫折を通して描いています。

スターダムにのし上がって驕りをきわめ、やがて転落し孤独にさいなまれる主人公ダーク(マーク・ウォールバーグ)。時代に迎合する作品に方針転換し、大切な女優を侮辱され怒りを爆発させる監督のジャック(バート・レイノルズ)。ちょっとエッチではありますが、同時に涙なくしては観られない、青春映画の大傑作と言っても過言ではありません。

ジャックが所有する邸宅ではスタッフや俳優たちが寝食をともにし、疑似家族のような集団を形成しています。つまりそこがみんなの「家」です。邸宅では毎日のようにプールサイドでパーティーが開催され、大勢のゲストが集まります。供されるカクテルは、いい加減にミキサーで混ぜただけの自称フローズン・マルガリータ。レシピはちょっとテキトーでも、カリフォルニアの太陽と、邸宅のプールがあって、そこにビキニ姿の美女たちがいれば他になにが必要でしょうか。こんな家飲み一度は体験したかった! これぞ男子一生の夢です。

8. 「ホリデイ」 人間は家で飲む生きものである


2006年 米 監督:ナンシー・マイヤーズ 出演:キャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレット、ジュード・ロウ、ジャック・ブラック、イーライ・ウォラック

最後にご紹介する「ホリデイ」は、英米のスター俳優4人が共演したコメディ映画です。ロンドン郊外に住むアイリス(ケイト・ウィンスレット)と、ロサンゼルスに住むアマンダ(キャメロン・ディアス)。見ず知らずの二人は、それぞれの失恋を機に、ウェブサイトの「ホーム・エクスチェンジ」でお互いの家を交換する休暇を計画。異国でクリスマスを過ごす二人が、それぞれ心を許せる男性と出会う、という物語です。

乾いた風の吹くロサンゼルスの大邸宅と、雪の舞う田園のコテージ。テーマが「家の交換」なので、家のシーンが多く出てきます。そしてこの互いに慣れない環境で、どちらもいつも何か飲んでいます。

目的地に着くなりアマンダが瓶から直接ガブ飲みする赤ワイン。泥酔してコテージのドアを叩いたアイリスの兄グラハム(ジュード・ロウ)と飲むブランデー。グラハムの家で幼い娘たちと飲むマシュマロ入りココア。

アイリスは、アマンダの「元彼の友人」マイルス(ジャック・ブラック)や引退した脚本家アーサー(イーライ・ウォラック)たちと赤ワインを飲み、マイルスがアイリスに買ってきたカフェ・フラペチーノを飲み、失恋したマイルスをなぐさめようと透明の蒸留酒を飲ませ、アメリカまでおしかけてきたアイリスの元彼にあきれながら白ワインを注ぎます。

レストランのシーンではビールや日本酒も。とにかく多種多様な飲みものが登場します(ちなみに注意して観ると固形物を食べる場面はほとんどありません!)。そしてラストシーンを飾るのは新年を祝うシャンパン。人間は「家で飲む生きもの」である。そんな風に強く意識させてくれる「ホリデイ」は、究極の「家飲み映画」なのです。


素敵な家飲みシーンの映画は、無限にあるはずです。皆さんの好きな映画の「家飲みシーン」を、ぜひFacebookのコメント欄やtwitterで、教えてください。たくさん集まったらこの記事の第2弾にまとめたいと思います。それでは次回をお楽しみに!
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※記事の情報は2017年6月20日時点のものです。
 
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