岩手 自園自醸ワイン紫波 ~ぶどう栽培農家の熱い想いから生まれたワイナリー~

自社畑で育てたぶどうでワインを作る「自園自醸ワイン紫波」。作り手のこだわりや、目指すワインのスタイルなどを伺いました。

ライター:IZMIC MARKET EYEIZMIC MARKET EYE
メインビジュアル:岩手 自園自醸ワイン紫波 ~ぶどう栽培農家の熱い想いから生まれたワイナリー~
岩手県盛岡市の南に位置する紫波町にあるワイナリー「自園自醸紫波」では自社畑での収穫、仕込みの最中でした。農園担当部長の半田さんと醸造責任者の佐藤さんに紫波の特徴やワインへの想いを伺いました。
 

“自分が育てたぶどうでワインを”

Q. 紫波町はぶどう栽培に適した地域なのでしょうか?
半田:紫波は県内でも降水量が少なく、盆地のため冬は寒い気候です。雪は降ってもひざ下程度ですね。適度に寒暖差があり果樹栽培に適した地域なので、昔から様々な果樹が植えられています。ぶどう栽培も盛んで、栽培農家さんは生食用はもちろん、醸造用のぶどうも栽培して他のワイナリーに販売していました。「自分が育てたぶどうでワインをつくりたい」という農家さんの想いがあって地元・紫波町にワイナリーを作ろうということになったんです。紫波町と栽培農家さんが一緒に作り上げたワイナリーですね。

Q. ワインづくりのこだわり、特徴を教えてください。
佐藤:マセレーション(醸し)は比較的短めにしています。長く置けば置くほど渋味やタンニンが種から出てきますし、あまり渋味だけを強く抽出したいとは思っていないので。炭酸ガスがある程度残った状態でプレスした方が酸化からガードしてくれるというメリットもあります。発酵が終わるか終わらないか、ぎりぎりで搾ってもいいのかなと思っています。 タンクの数も限られているので効率良く仕込むよう心掛けています。ぶどうの入荷のタイミングもこちらの思いどおりにはいかないので、パズルみたいですね。ぶどうは基本的にはすべて除梗しますが、ぶどうの状態で変えています。除梗機にかけたときに軸がちぎれた状態でぶどうと一緒に仕込むと青臭さが出てしまうので、その場合は除梗せずにゆっくりと倍の時間をかけてプレスします。

Q 主要商品の特徴は?
佐藤:リースリングリオンは青りんごやフレッシュ系の果実の香りがあり、酸もしっかりあります。酸と甘みのバランスが良いようにやや辛口に仕上げています。発酵が始まったら、低温(8-10℃)くらいに冷やしながらゆっくり発酵させます。そうすることによって香り の成分が逃げ難くワインの中に留まります。メルローは渋味をマイルドにライトに仕上げています。重すぎず、でも軽すぎない口当たりです。和食系、煮物やすきやきなど、甘じょっぱい家庭の料理との相性が良いです。ワインが料理に勝ちすぎず、普段使いで飲んでもらえるようにと思ってつくっています。

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