クラフトビール、日本ワイン、地酒の2019年予測

株式会社イズミックの担当バイヤーが予測する、3つのジャンルの2019年とは?

ライター:IZMIC MARKET EYEIZMIC MARKET EYE
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クラフトビールの2019年は?


クラフトビールは次世代の飲みものになる!
数年前まで日本のビールは、淡い黄金色をしたラガータイプのほぼ一択。同じような味わいのビールを、大手メーカーのビールから選ぶしかありませんでした。しかしここ数年は、たくさんの個性的な風味のビールから、自分好みのビールを探し出す楽しみ方ができるようになりました。クラフトビールの代表的ビアスタイルであるIPAの購買層は30~40代が中心で、全体の約60%を占めています。



 「酔っ払うビールから楽しむビールへ」、「苦いビールから香るビールへ」
近年ビール離れが進む中、「量を飲むよりもおいしいビールをリラックスしてのんびり味わいたい」「少々高くても自分好みの手造りビールをいろいろ探して飲みたい」など癒しを求めたり、ビールを探す楽しみや、旅行での体験を楽しんだり、ビールを買う動機は酔うためのビールではなく、楽しむためのビールに目的も変わっているようです。

ブルーパブの増加でクラフトビールがさらに身近なものに
ビール類の醸造免許の新規取得者は、2017年は58件で前年の約150%、2018年に至っては4月までで2017年を上回る78件となっています。今後も新規醸造所は増加していきそうです。これだけ増えた要因にはブルーパブの増加が挙げられます。ブルーパブとはブルワリー(ビール醸造所)を併設した酒場。つまり、料飲店でお客に提供するビールも自店で造ってしまおうという形態です。以前は“まちおこし”的に観光客をより多く集客し地域を活性化する目的での地ビールが多かったのですが、前述のようにさらに小規模で地元に住むお客様にビールを提供する醸造所が増えているようです。
 
海外のブルーパブ
海外のブルーパブ
また、既存のクラフトビールメーカーも自社ビールを提供するビアパブの出店が関東を中心にどんどん増えています。  

大手メーカーでもクラフトビールの動向に注目しており、キリンビール社では独自のサーバーでクラフトビールを提供する「タップマルシェ」を料飲店へ導入しています。2017年首都圏からスタートし、キリンビールからの発表では、2018年9月現在5,000店舗をこえ、12月には7,000店舗になる見込みです。これまでクラフトビールがあまり置かれていなかった日本の映画館やブックカフェにも導入が進んでいることからも、今後の市場拡大を予感させます。
キリンビールのクラフトビールサーバー「タップマルシェ」
キリンビールのクラフトビールサーバー「タップマルシェ」

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