新道蒸溜所/篠崎 ~老舗酒蔵の新たな挑戦。未来へ続くこだわりのウイスキー造り~

「新道蒸溜所」はあまざけや樽熟成麦焼酎の製造で知られる篠崎(福岡県朝倉市)が2021年8月16日に新設したウイスキー蒸溜所です。酒蔵として積み上げた経験と、ウイスキー蒸溜の新たな技術が詰まったこだわりの設備。まだ一般公開はされていませんが特別に取材させていただきました。

ライター:IZMIC MARKET EYEIZMIC MARKET EYE
メインビジュアル:新道蒸溜所/篠崎 ~老舗酒蔵の新たな挑戦。未来へ続くこだわりのウイスキー造り~

新道蒸溜所 Shindo DISTILLERY

 

まずは外観から。一見蒸溜所とは思えない佇まい。全体を見ると洋風の印象ですが、外壁は木目、入口には筆で書かれた「新道蒸 溜所」の表札がかけられており、所々和のテイストが取り入れられています。酒蔵の伝統と新たな技術の融合がこういった部分からも感じられます。

また、建物上部にあしらわれた蒸溜所ロゴは、名前の通り未来へ続く新しい道のりを示していることが分かります。




ウイスキー蒸溜所といえば、気になるのはポットスチル(蒸溜器)。ポットスチルはウイスキーの味わいを左右する重要な要素。

それぞれ特徴が異なり、各蒸溜所は様々な意図で型を使い分けるため蒸溜所の個性が表れる箇所となります。

新道蒸溜所では蒸溜の工程は全て手作業でコントロールしており、目指す仕上がりに向けて微調整を効かせやすくするため 初溜釜(写真手前)にストレート型、再溜釜(写真奥)にランタン型を採用しています。




蒸溜された原酒は中古バーボン樽やミズナラ樽、シェリー樽など様々な樽へ詰められ、敷地内にある樽貯蔵庫と一部外部の委託倉庫で貯蔵されます。

現状樽材の供給は中古バーボン樽の輸入と樽製造メーカーへの製造委託になります。将来的には別事業の林業を利用し、樽材も自家調達にすることを目指しているそうです。

また、設立後初蒸溜(21年9月上旬 蒸溜)の原酒がもうすぐ一年貯蔵になるとのことで商品化の有無についても注目が集まります。商品の発売時期は未定です。

他にも「今」だけではなく、この先何十年も先を見据えたプロジェクトを次々と考えられているそうで、未来へ続く蒸溜所にしたいという熱い想いがひしひしと伝わってきます。そんな新道蒸溜所が進む新たな道のりを今後も注目していきたいです。


※記事の情報は2022年11月9日時点のものです。
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