2018.04.17
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紫外線を浴びた夜はビタミンCカクテルで晩酌を〈老けない人は何を飲んでいる? ⑫〉

柑橘類カクテルのイメージ

気持ちのいい初夏がやってきました。でもこの季節に油断大敵なのが紫外線です。晩酌をちょっと工夫することで紫外線対策してみましょう。

活性酸素からお肌を守るビタミンC

外で過ごすのが気持ちよい季節となりました。でも気になるのは紫外線ですね。4月のおわりから9月にかけて紫外線量がピークに達するため、日焼けしやすくなる時期でもあります。日焼けはシミ、ソバカス、シワの原因になることは、どなたでもご存知だと思います。

 

男性から見れば日焼け対策なんて女性の美容の問題だと思われるかもしれませんが、日焼けの弊害は、そればかりではありません。細胞の遺伝子が傷ついて皮膚がんの原因を作ったり、免疫機能をつかさどる皮膚細胞の機能を弱めて感染症にかかりやすくさせたりすることがわかっています。日焼けは、女性だけではなく男性も注意したほうがよさそうです。

 

日焼け対策として日焼け止めクリームを塗る、日傘、サングラス、帽子をかぶるなど、外側のケアも大切ですが、同時に内側からのケアもおこなって万全の対策をとることがおすすめです。

 

内側のケアといえば、食事です。食事から積極的にとってほしい栄養素があります。それは、ビタミンCです。ビタミンCは、シミ、ソバカス、シワの原因となる紫外線がつくる活性酸素からお肌を守ってくれます。

 

ほかにも、ストレスからカラダを守ってくれるという作用もあります。たとえば、強い日差しや、冷房が効いた部屋と外気温との温度差からもストレスは生まれます。ビタミンCは、この季節に知らず知らずののうちにたまるストレスへの対策にもなります。

 

そこで提案したいのが、晩酌の利用。一日の疲れをいやす晩酌時に、ビタミンC入りアルコール飲料を積極的に採り入れてみてはいかがでしょうか。

 

ビタミンCはアルコールを代謝するときにも必要であり、これからの季節は日焼け対策も兼ねることができるため、一石二鳥の栄養素です。

 

柑橘類のカクテルは日没後に飲むのが鉄則

ビタミンCが豊富な食品といえば、ご存知のようにフルーツですね。ビタミンCがたっぷり含まれている、レモン、ライム、グレープフルーツ、オレンジなどを晩酌時に利用しましょう。

 

フルーツ入りのチューハイ、フルーツカクテルなどもおすすめです。フルーツではありませんがトマトジュースなどもビタミンCが多いため、ビールで割ったレッドアイなどもよいでしょう。

 

ただし、ここで注意点がひとつ。柑橘類は「夜、日が落ちてから摂る」ということです。柑橘類はビタミンCが豊富なためぜひ摂りたいのですが、同時に、柑橘類にふくまれるソラレンという物質が身体の紫外線に対する感受性を高め、シミやソバカスを増加させてしまう弊害も持ちあわせているのです。肌に柑橘類の果汁がついた状態で紫外線にさらされると、やけどのような症状を負ってしまったという報告もあります。ソラレンは摂ってから2時間程度で体にゆきわたり、8時間程度で体外に排出されるといわれます。つまり、日没後に柑橘類を摂れば、ソラレンの弊害を避けたうえで、ビタミンCの効用のほうを享受できるわけです。

 

ビーチやプールサイドでマルガリータやモヒートを飲むのはオシャレなイメージですが、ちょっと避けたほうがよさそう。一方で、日没後、晩酌に柑橘類カクテルでくつろぐのはお肌のために最適。ビタミンC入りアルコール飲料で、カラダの内側からのアンチエイジングをしましょう。

 

 

※ 記事の情報は2018年4月17日現在のものです。

 

森 由香子(もり ゆかこ)

森 由香子(もり ゆかこ)

管理栄養士・日本抗加齢医学会指導士。東京農業大学農学部栄養学科卒業。クリニックにて栄養指導、食事記録の栄養分析、食事管理業務に従事。フランス料理の三國清三シェフととともに病院食や院内レストランのメニュー開発、料理本制作の経験をもつ。管理栄養士・日本抗加齢医学会指導士の立場から食事からのアンチエイジングを提唱している。「老けない人は何を食べているのか」「病気にならない人は何を食べているのか」「体にいい『食べ合わせ』」「太らない人の賢い食べ方」「老けない人の献立レシピ」など著書多数。大学院(人間生活科学専攻、健康-栄養科学専修)在学中。  ⇒管理栄養士・日本抗加齢医学会指導士|森 由香子 公式サイト  

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