25年もの長期熟成酒vs新酒の飲み比べセットが届いた!

以前ニュースでもご紹介した愛媛県の蔵元、梅錦山川さんのクラウドファウンディングを使った先行販売「長期貯蔵純米吟醸原酒“1993”」が手元に届きました。

メインビジュアル:25年もの長期熟成酒vs新酒の飲み比べセットが届いた!

琥珀色 vs 澄み切った透明感

以前、愛媛の蔵元、梅錦山川さんのファンド「長期貯蔵純米吟醸原酒“1993” 」をご紹介したおり、個人的に出資してみたのです。そしてこの4月にブツがやってまいりました。7500円の出資で、25年ものの長期熟成酒と、ほぼ同じ手法で醸した今年のお酒の飲み比べセットです。これは楽しみ……。 (ファンドの募集は終了しています)
 
古酒と新種の比較
左が25年熟成、右が新酒
箱を開けると、25年熟成酒と新酒が仲良く並んで入っています。見た目の違いは一目瞭然です。25年ものはきれいな琥珀色。新酒は澄み切った透明。それぞれ白い杯に注いでみました。25年ものも出来た当初は透明だったはずで、この貫禄の琥珀色が四半世紀の時の重みを醸し出しています。
 

まず、新酒をいただく

新酒は梅錦山川さんの現役杜氏、松井員仁氏が醸した純米吟醸原酒。世界的なワインの評価である「パーカーポイント」の日本酒版で100点満点中92点を獲得した名杜氏です。ラベルに酒米の種類は書いていないのでいくつかブレンドしているのでしょう。精米歩合は55パーセント。

さっそくいただいてみると、びっくりするぐらいまろやかな味わい。梅錦らしい丸みのある味わいになんだか高級感がただよって、思わず頬がゆるんでしまいます。まろやか、といっても甘いわけではありません。いわゆる「旨口」の優等生。なんの抵抗感もなくいつまでも飲めそうです。おいしい。もう一杯…… でももったいない。
 

25年熟成をいただいてみる

いよいよ、25年の熟成を経た古酒をいただいてみます。こちらももちろん純米吟醸原酒ですが、精米歩合は米麹が50パーセント、掛け米が55%と書いてあります。アルコール度数も18度~19度と新酒より1度ほど高いです。1993年は梅錦山川が生んだ名杜氏、山根福平杜氏が「現代の名工」に選ばれた年。この記念すべき年に山根杜氏が醸し、そのまま熟成させたお酒です。

琥珀色のお酒を口に近づけると、ちょっとカラメルっぽい香りがしてきました。一口含むとなんというのでしょう、いわく言いがたい「旨い」感じ。そして「濃い」感じ。色と香りからしてもっとしっかり甘い、みりんのような味を予想したのですが、甘さはそうでもありません。なにか「どっしり」したものが舌の上にある、といった感覚。うまく表現できませんが、まろやかな苦みと甘みがバランス良く同居しているといったら良いか。おいしいです。

以前、古酒の試飲イベントに取材に行ったことがあるのですが、そこで飲んだどの古酒とも違う「飽きのこない」感じがしました。一言でいえば「貫禄のある味わい」。
 

念のためお燗してみる

せっかくなので、両方お燗して飲んでみました。新酒は、酸味が立ってきて、これはこれでおいしかった。ぬる燗もおすすめのお酒だと思います。そして、25年ものは…… わくわくしながら口に含むと、んー、苦い! こちらは冷やがおすすめです。
 

四半世紀、いろいろあったなぁ

1993年モノと2018年モノ
1993年から25年熟成の古酒、おいしかったです(まだたっぷり残ってるのでチビチビ楽しみます)。1993年を調べてみると、細川内閣発足、レインボウブリッジ開通、Windowsもまだバージョン3.1です。日本でのインターネットもまだ始まったばかりという時代ですね。そのころ私は30代。まだまだ新婚でした…… あー色々あったな~。多分他の出資者のみなさんも、遠い目をしてこの飲み比べを楽しんだに違いありません。ぜひまた、この「25年もの長期熟成酒vs新酒の飲み比べセット企画」やって頂きたいです。
 
※記事の情報は2019年5月29日現在のものです。
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