2019年のトレンドは何だった?「家飲みアワード」を発表!

2019年「家飲み界」の10大トレンドを振り返る「家飲みアワード」を発表します!

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2019年の「家飲み界」は、どんなトレンドが席巻したのでしょうか。株式会社イズミックの酒のプロフェッショナルとイエノミスタイル編集部が選ぶ「家飲みアワード」。今回は特にU-25のフレッシュな面々に選考委員になってもらい、若手視点で2019年を振り返ってもらいました。それでは、発表いたします!
選考会の様子
選考会の様子

10位 シェアハウス飲み

10位 シェアハウス飲み
若い男女の共同生活を描いたリアリティ番組「テラスハウス」がフジテレビ系列でスタートしたのは2012年のことです。通称「テラハ」は、出演者が後にアイドルになるなど社会現象に。番組は Netflix に移籍していまなお継続中です。

番組の影響もあって、20代の若者を中心に、見ず知らずの男女がひとつ屋根の下に住む「シェアハウス」が流行り、いまではごく当たり前のライフスタイルになりました。

シェアハウスの住人にお酒好きが集まると、共用スペースに酒瓶がたくさん並び、毎晩のように酒盛りになります。場所は自宅、飲み仲間は友達とも言えない同居人たち。「家」の概念が変われば「家飲み」の楽しみ方も変わります。「シェアハウス飲み」の動向にはこれからも注目していきたいと思います。

9位 缶入りクラフトビール

9位 缶入りクラフトビール
すっかり定着した感のあるクラフトビール。なかでも2019年の動きで目立ったのは、「缶入り」のクラフトビールが続々とスーパーやコンビニの棚に並び出したことです。

これまでは専用サーバーを備えたビアバーで飲んだり、あるいはちょっと重い瓶入りを通好みの酒販店で購入したりしていたクラフトビールが、缶入りになることで、家の冷蔵庫に居場所をどんどん確保していきました。少し前まで「よなよなエール」くらいはあったかな、というコンビニの品揃えも、いまではどこでも4〜5種類は常備されるまでに。

クラフトビールは味わいのバラエティも多彩です。ビール好きにとっては家で飲むビールの選択肢が何倍にも増えて、実に楽しい時代になりました。

8位 本格新ジャンル

8位 本格新ジャンル
2020年に法改正を控えているビール周辺。発泡酒と新ジャンル(第3のビール)の税率が引き上げられる法改正を2020年に控え、ビール大手各社は2019年に入って新ジャンルの新商品やリニューアルを相次いで発表。

1月にアサヒが新ジャンル「極上<切れ味>」を発売、同じく1月キリンが「本麒麟」をリニューアル。2月にはサントリーが「金麦<ゴールド・ラガー>」を新発売。8月に「麦とホップ」をリニューアルしたサッポロは12月、「黒ラベルとヱビスビールの技術と信念をつぎ込んだ」と銘打った「GOLD STAR(ゴールドスター)」を発表(2020年2月発売)しました。

いずれも新ジャンルとはいえビールと間違える仕上がり、いやビール以上の本格的な味わいを実現していて、お財布にも優しく、家飲み派にはうれしいラインナップとなりました。

7位 キャンプ

7位 キャンプ
一人で大自然に身を任せるソロキャンプから手軽にワイルド感を楽しめるグランピングまで。2019年は、アウトドア、キャンプを楽しむ人が大増殖しました。それまでファミリー層のレジャーだったキャンプが、若者が友人同士で楽しむイベントになってきています。

キャンプにつきものなのがお酒です。真冬に焚き火で熱燗をやったり、真夏にレモンサワーを作ったり。ビール片手に肉の固まりを焚き火で焼いたシュラスコにかぶりつく、という豪快な楽しみも野外ならでは。インスタ映えする「キャンプ飲み」が、若者の間であっと言う間に広がっていったのでした。

6位 コンビニワイン

6位 コンビニワイン
かつてコンビニエンスストアの常温コーナーのワインといえば、2〜3種類が端のほうにひっそり置かれているものでした。ワインは専門店や百貨店で買うものだったのです。

ところがここ数年、ワインをごく普通にスーパーで買うようになり、2019年になって気づいてみれば、コンビニの棚にも、10〜20種類のワインがズラッと並ぶ光景が当たり前になっていました。

かつては最も安価な部類しか売っていなかったラインナップも、今では1本2,000円前後の商品も多く、さらに産地別や品種別に分類されてワイン好きの好みに応えるようになっています。コンビニでは買い忘れた料理用のワインを買うくらいだったのはもう昔の話。今や、ワインはコンビニで買うものという時代になったのです。

5位 YouTube飲み

5位 YouTube飲み
YouTubeで「家飲み」「宅飲み」を検索すると、実に多くの人が自宅で自分がお酒を飲んでいる動画をアップしていることがわかります。有名なユーチューバーの気合の入った投稿もあれば、飲酒のことだけを延々と流している気軽な投稿者まで実にさまざま。美味しそうに飲み、食べているシーンを見ていると自分もついついグラスに手を伸ばしてしまいます。

そんな「家飲み動画」界で爆発的なブームとなったのが「ハイボールの人」ことwawawa氏。同氏は、2015年ごろからニコニコ動画に自らおつまみを調理して酒を飲む様子をアップしはじめました。そのグラスをカラカラと鳴らしながら蒸留酒をぐいぐい飲みすすめる様子から、いつしかwawawa氏の動画は「アル中カラカラ」という通称で呼ばれるように。2019年はSNSでも大きな話題となって、今ではフォロワー6万人を超える大ヒット連載コンテンツとなっています。

4位 ノンアルコール

4位 ノンアルコール
ノンアルコールビールに始まったノンアルブーム。その後ノンアルコールワインも出ました。ただの甘くないぶどうジュースなのではと侮ってはいけません。食事によってはどうしても水やお茶ではマッチせずワインが欲しくなるときがありますが、クルマの運転があるからあきらめていたようなシーンで、ノンアルコールワインは大活躍するのです。

いまではノンアルコール日本酒、さらに飲んだ瞬間だけはジンそのもという「ノンアルコールジン」なるものも出ています。お酒を飲めない人に楽しく飲み会に参加してもらうためにも、ノンアルコール飲料はますます重要性を増していきそうです。

3位 スパイス

3位 スパイス
2019年たいへんに盛り上がったスパイスカレー。この流行は止まりそうもありません。スパイスカレーのルーツは、大阪のカレー専門店。多種のスパイスを調合した、とろみのないスリランカ風カレーのことです。ナンではなくお米にかけて食します。

このカレーを自宅で作ってみて、自分好みのスパイス調合にハマる人が続出。自作スパイスカレーを食べながら家で飲む人が急増したのです。

また大陸方面からは、中華山椒の「麻」と唐辛子の「辣」の波も押し寄せてさまざまな食品に強烈な刺激を追加。いまや日本は第四次激辛ブームなのだそうです。さらに、カルダモンなどのスパイスをウォッカやラムに漬ける自家製スパイス酒も流行しています。2020年も、スパイス熱はまだまだ続きそうです。

2位 ハピクルサワー

2位 ハピクルサワー
ハピクルサワーは、サントリーの「ほろよい」シリーズの新商品として登場した乳酸菌飲料テイストのサワー。10月8日に登場した直後から爆売れしすぎて生産が追いつかず、発売からわずか3週間の10月29日に販売停止を発表。一度飲んで味が忘れられない人、あるいはSNSで噂を見た人など、在庫を求め酒販店をはしごするハピクルハンターが多数出現する事態になりました。

いきなりレアアイテム化したのでまだ飲めていない人のために紹介すると、簡単にいえば同社の乳酸菌飲料「ビックル」にアルコールが入ったものです。アルコール度数は控えめの3%で、際立つ甘味。強烈な酸味と高アルコールのレモンサワーブームにはついていけないライト層の心をがっちりとつかんだハピクルサワー、その販売再開は2020年2月末の予定です。

1位 レモンサワー

1位 レモンサワー
栄えある2019年のアワードランキング1位は「レモンサワー」! 昨年の3位から二階級昇進です。振り返ってみると、昨年2018年のレモンサワーブームはまだ、バーや居酒屋のインスタ映えするレモンサワーが牽引していました。そこに家飲み用として、サントリーの「こだわり酒場 レモンサワーの素」が大ヒットして、自宅にソーダストリームを設置する家庭が増えたりしました。

そして2019年。各メーカーがドドッと投入したのがRTDのレモンサワーです。まずはタカラが2月に“寶「極上レモンサワー」”をデザインリニューアル。続く3月にはサントリーが、自社のヒット商品をRTDに仕上げた「こだわり酒場のレモンサワー」を発売。そして10月、コカ・コーラシステムが九州限定で先行発売していた「檸檬堂」を全国発売。なかでもレモン果汁17%、アルコール度数9%の「檸檬堂 鬼レモン」は、そのガツンとくるレモンとアルコールで、若者を中心にレモンサワー好きの心をがっちり確保。これら気軽に飲めるRTDが、レモンサワー愛好家のすそ野をさらに広げた2019年でした。

レモンサワーの戦国時代、2020年もまだまだ続きそうです。

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2019年の「家飲みアワード」いかがでしたでしょうか。U-25の選考委員ならではの、若さのアンテナがキャッチしたこのランキング、どこよりも早い情報も混じっていて、なるほどと感心することしきり。異論もあるはずですので、皆さんも、独自の基準で選んだ2019年「家飲みアワード」を、ぜひ教えてください! 

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※記事の情報は2019年12月21日時点のものです。
 
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