大人気! ファミマのビャンビャン麺を3種類のおつまみにアレンジしてみました。

ファミリーマートのヒット商品「ビャンビャン麺」。花椒の効いた本格的な辛うまさが魅力で、やみつきになる人が続出しているとか。今回は、そんなビャンビャン麺をおつまみ向けにアレンジ! ビールにサワー、白ワインまで、さまざまなお酒に合わせて楽しみます。辛さはほどよくマイルドに仕上げているので、辛いものが得意でないという方もぜひ一度お試しを。

ライター:泡☆盛子泡☆盛子
メインビジュアル:大人気! ファミマのビャンビャン麺を3種類のおつまみにアレンジしてみました。

ファミマのビャンビャン麺はアレンジしても絶品!

昨秋の発売以来、一時は品切れになるほど人気を集めた“ファミマのビャンビャン麺”(正式名称は「香酢が効いた旨辛たれビャンビャン麺」。ビャンビャンは漢字ですが変換できないため以下、カタカナで表記します)。
ファミマの香酢が効いた旨辛たれビャンビャン麺
全国のファミリーマートにて、冷凍食品コーナーで販売されています(一部地域や店舗では取り扱いがない場合もあります)。
 
“ビャン”の字の画数はなんと57!
“ビャン”の字の画数はなんと57!

ビャンビャン麺は、中国のほぼ中央に位置する陝西省(せんせいしょう)の郷土食で、小麦粉に塩と水を加えた生地を2、3cm幅に伸ばして茹で、唐辛子などのトッピングの上から熱した油をかける和え麺のこと。具や調味料には土地ごと、店ごとに幅広いバリエーションがあるようです。

近年は日本の中国料理店でも提供されることが増えているそうですが、私は食べたことがありませんでした。なので、このファミマのものがビャンビャン麺初体験。

まずはそのまま食べてみました。
 
中パッケージ
袋の中には具付き麺入りの内袋と、花椒香油の小袋が入っています。小袋を取り出し、内袋だけを耐熱皿にのせて電子レンジで加熱します。500Wだと約7分、600Wなら約6分。
 
加熱し全体をよく混ぜ花椒香油をかける
加熱後、器に移して全体をよく混ぜ、花椒香油をかけて味わいます。
 
麺のほかには青梗菜、ネギ、カシューナッツなどが入っているよう
麺の幅は約1.5cm。厚みは3mm弱という感じで、もっちりとした弾力があります。麺のほかには青梗菜、ネギ、カシューナッツなどが入っているよう。

色合いから坦々麺の味を想像していたのですが、それをビュビュンッと超えてくる辛さ。筋金入りの辛いもの好き以外は、まず「花椒香油」をかけていない部分から食してみるか、きっちり全体に混ぜずに味の濃淡をつけておくといいかもしれません。

辛いっ、でもうま〜い! うまい、でも辛〜い!

と感情をジェットコースターのように上下させながらも箸を止めることができません。花椒の香りとシャープな辛さがかなり効いています。

麺が太めゆえにしっかりと噛む必要があるため、その分味を感じる時間も増えるわけで。これが300円ちょっとの冷凍食品とは思えないハイレベルさだと感じました。

そのままでも充分ビールが進む味でしたが、おつまみとしての大いなるポテンシャルも秘めた逸品だと確信。かくして、1袋のビャンビャン麺を3等分にして3品のおつまみを作ってみました。

ファミマのビャンビャン麺おつまみアレンジ|お品書き

  • ビャンビャン麺入り玉子焼き
  • ビャンビャン麺のサラダ
  • ビャンビャン麺のラザニア風

ファミマのビャンビャン麺おつまみアレンジ①|ビャンビャン麺入り玉子焼き

ビャンビャン麺入り玉子焼き
〈材料〉
・ファミマのビャンビャン麺(表示通りに加熱後、1〜2cmくらいにカットする)
・卵
・マヨネーズ

〈作り方〉
① ボウルに卵を割りほぐし、カットしたビャンビャン麺を加えてよく混ぜる。
②フライパンにマヨネーズを熱して①を流し込み、強めの中火で両面をしっかりと焼く。

【食べてみました】
辛さを和らげるため、油ではなくマヨネーズで焼いたのもよかったようです。アジアの屋台にありそうなエスニックおつまみができました!
 
ビャンビャン麺入り玉子焼きアップ
カットした麺はムチムチとした噛みごたえがあって、知らずに食べたら「なんだろう、この具?」と思うことうけあい。卵のおかげで辛さはだいぶ和らぎ(写真では2個使っています)、辛味よりも花椒の香りが先に立つ感じになりました。これはビール! 絶対ビール! ですね。

ファミマのビャンビャン麺おつまみアレンジ②|ビャンビャン麺のサラダ

ビャンビャン麺のサラダ
〈材料〉
・ファミマのビャンビャン麺(表示通りに加熱後、1〜2cmくらいにカットする)
・キュウリ、スライス玉ネギ、トマトなどお好みのサラダ用生野菜
・ピーナッツ(お好みですが、あった方がいいです)

〈作り方〉
② サラダ用の生野菜を食べやすくカットする。
② 食品用ポリ袋に①とカットしたビャンビャン麺、粗く刻んだピーナッツを入れて袋の上から軽く揉むようにして全体をなじませる。

【食べてみました】
写真ではわかりやすいように生野菜の上にビャンビャン麺とピーナッツをトッピングしていますが、あらかじめ全体をしっかりと混ぜておくと味がなじんで格段においしくなります。

生野菜だけ先にドレッシングで和えたパターンも試作してみたのですが、これは蛇足でした。ほかの味付けは不要、ビャンビャン麺の味だけでいけます!

とぅるっとした麺と、シャキシャキ生野菜の食感のコントラストが快いです。野菜と合わせることで辛さはだいぶ薄まりました。野菜はほかにレタス、セロリなどお好きなものでいいと思いますが、キュウリはとてもよく合うのでぜひ入れていただきたいですー。あればパクチーも! これもビールに合わせましたが、サワー系やお茶割りでもよさそうです。

ファミマのビャンビャン麺おつまみアレンジ③|ビャンビャン麺のラザニア風

ビャンビャン麺のラザニア風
〈材料〉
・ファミマのビャンビャン麺(表示通りに加熱後、3cmくらいにカットする)
・ピザ用チーズ

〈作り方〉
①耐熱皿にカットしたビャンビャン麺を入れ、好きなだけチーズをのせてトースターなどで表面が軽く焦げるまで焼く。
※写真は直径約8cmのミニグラタン皿を使用。

【食べてみました】
辛いものは乳製品と相性がいいと信じているので(辛い料理を食べたあとは牛乳やラッシーでヒリヒリを和らげるのが好きです)、チーズを動員。

めちゃ簡易版のラザニアと言えるような言えないような、ちょっと言いたいものができました。
 
ビャンビャン麺のラザニア風のアップ
チーズのコクが味の濃いビャンビャン麺とうまいこと引き立て合っていて、うまみたっぷり! ビールのち、氷入りの白ワインに移行してぺろりと食べてしまいました。

チーズ好きなら、ビャンビャン麺→チーズ→ビャンビャン麺→チーズと二層にしてもいいかも! 私も次回はそうしよ。そしてもっと大きなうつわで食べよう! そう思えるくらい、ナイスなマッチングでした。

***

今回のアレンジは個人的に3品ともかなりのヒット作でした。さっぱりからこっくりまで異なるタイプのおつまみができたのもよかったです。

試作や撮影を経て、当分は食べなくていいかな〜となるはずだったのですが、なんとすぐに「また食べたい!」欲がムクムクと湧いてきて、ストックをチンしてこんな食べ方をしてしまいました。

粉チーズトッピング
粉チーズトッピング
うーん、ラザニア風を知ったあとだと少々物足りないというのが正直な感想。次に買ったらフルサイズでラザニアにしようっと。

それにしても中毒性がすごすぎるんじゃないでしょうかビャンビャン麺。辛いものがそう得意ではない中年の胃袋さえもわしづかみです。どうか定番商品としてずっと残りますようにー!

※記事の情報は2025年5月13日時点のものです。
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