梅雨は梅酒で乗りきろう〈老けない人は何を飲んでいる? ⑮〉

天候不順でカラダの調子も悪くなりがちなこの季節。日本の伝統飲料「梅酒」を試してみてはいかがでしょう。

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古くから薬用酒として親しまれてきた梅酒

梅の熟す時期の雨という語源がある梅雨。梅雨どきは湿度が高くジメジメしているため、「なんとなくだるい」「すっきりしない」など不調を感じる人も多いと思います。

そんな梅雨時の鬱陶しさを吹き飛ばすのにもってこいの飲料が梅酒です。梅の実が旬のこの時期、ご自宅で梅酒を漬け込む方も多いのではないでしょうか。

梅酒は、古くは江戸時代から「痰ヲ消シ、渇ヲ止メ、食ヲ推メ、毒ヲ消シ」として薬用酒として親しまれてきました。

梅酒には、体にとって大切なミネラル成分のカリウム、カルシウム、マグネシウムが含まれています。カリウムは血圧の上昇を抑える働きがあり、カルシウムやマグネシウムは骨の健康維持に働く重要な栄養素です。

また梅酒の酸味が食欲を刺激します。酸味のもとであるクエン酸やリンゴ酸などの有機酸は、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルを体内へ吸収しやすくします。他にも、梅酒の酸味で、唾液の分泌、胃腸の働きが活発になり、消化吸収が高まります。

さらに、口に広がるまろやかで芳醇な香りが、アロマテラピー効果をもたらします。若いフレッシュな梅に多い芳香成分『ベンズアルデヒド』によって大脳からアルファ波が出て、イライラした気持ちをリラックスさせる効果があるとされています。

善玉コレステロールの増加や血圧の低下という報告も

梅酒が体に及ぼす良い影響を示唆する次のような報告を紹介します。

栄養学雑誌「The Japanese Society of Nutrition and Dietetics」(著者 古川賢太郎氏、撫井賀代氏、福本紘一氏、島田豊治氏)が行った『6か月間の梅酒飲用による健康人の血中脂質と血圧に及ぼす効果の予備的研究』によりますと、市販梅酒(アルコール14%、糖20%、エキス分30%含有)100mlを毎日6か月間継続飲用させた10人(43.5歳±15.2歳)の血中脂質と血圧に及ぼす効果についてみたところ、善玉コレステロールといわれるHDL-コレステロールが有意に増加、血圧も有意に低下したということでした。

こちらは、毎日100mlというところがポイントでしょうか。飲みすぎは、逆効果かもしれません。一日200ml程度が適量といえるでしょう。

梅酒は、お酒の中でも応用範囲が広いお酒です。ロックやソーダ割りで楽しむだけでなく、紅茶、アイスクリーム、ゼリー、ケーキなどにいれても美味しくいただけます。梅雨の時期、積極的に楽しみたいお酒ですね。


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※ 記事の情報は2018年6月21日現在のものです。
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