ふだんの家飲みでできる、ストレス発散法とは?

人気管理栄養士・森由香子さんによる連載コラム「老けない人は何を飲んでいる?」。新しい環境でなにかと気疲れしがちな4月。GABAのはたらきを意識した家飲みで、この春を乗り切りましょう!

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新年度スタートの4月は、引っ越しや転勤、人事異動などがある時期。新しい環境で、なにかと心身ともに疲れがちな方も多いのではないでしょうか。1日3食、主食、主菜、副菜の組み合わせでバランスよく食べて体調管理をしていきたいものです。

ところで、ストレスがたまったら皆さんはどうされていますか? やはり、イエノミスタイル読者の皆さんは、「飲んでストレス発散!」派でしょうか。かく言う私も、もちろん、そうです。アルコールは、ストレスや不安など重い気持ちを解消できる強力な力がありますね。というのも、実は適度のアルコールには、リラクゼーションをもたらすGABA(ギャバ)と呼ばれるガンマアミノ酪酸の分泌を活発にさせる力があるんです。

GABAを上手に生成して、春のストレスを発散!

GABA(ギャバ)は、中枢神経系では最も強力な抑制性神経伝達物質で脳の興奮を鎮める作用があり、リラクゼーションをもたらし不安を除去、睡眠を促進します。メンタル面での健康に欠かせないこのGABA(ギャバ)は、タンパク質を材料に生成されます。そのため、タンパク質をしっかり補給するのがおすすめ。ご存知のとおり、タンパク質は、肉、魚、卵、大豆製品など主菜にあたるものです。日ごろの食事やおつまみでしっかり意識しながら摂り入れていきたいものです。

また、GABA生成には、ナイアシン、ビタミンB6といったビタミン類も必要です。ナイアシン、ビタミンB6は、タンパク質がとれる肉や魚に多く含まれていますので、一度に摂ることができます。他に、野菜やキノコにも含まれています。ナイアシンはヒラタケやマイタケに、ビタミンB6は赤ピーマン、しし唐辛子、にんにくに多く含まれています。ちなみに、野菜やきのこは、副菜にあたります。GABAそのものが含まれている穀類もあります。それは発芽玄米です。ですので、たとえば、発芽玄米入りごはん(主食)、焼き魚(主菜)、野菜ときのこのサラダ(副菜)といった組み合わせなどがお勧めです。

結局、バランスがとれた食事(主食、主菜、副菜の組み合わせ)をこころがけると、結果的に、ストレス発散作用があるGABAの生成を高めることができることになります。朝食をぬいたりせず、日ごろの食生活に気を付けて体内でのGABA合成を円滑にしたいものです。そしてふだんの家飲みタイムでも、おつまみでタンパク質やビタミン類を積極的に摂り入れつつ、アルコールの力も上手に借りながらGABAを十分に分泌させて、明日への活力をみなぎらせましょう。

※記事の情報は2019年4月10日時点のものです。
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