【ワイングラスでおいしい日本酒アワード 2018】最大規模日本酒コンテストの受賞酒お披露目会に行ってきました。

今や、日本酒好きの間ではすっかり定着した感のある「ワイングラスでおいしい日本酒アワード 」。酒屋さんの日本酒コーナーで受賞のタグつきボトルをみかける機会も増えましたね。2018年で8回目を迎え、ますます盛り上がる受賞酒お披露目会に行ってきました。 時は4月27日夕刻、晩春の風に吹かれ帰宅を急ぐビジネスマンの流れに逆うようにやってきたのは東京・虎ノ門ヒルズです。

メインビジュアル:【ワイングラスでおいしい日本酒アワード 2018】最大規模日本酒コンテストの受賞酒お披露目会に行ってきました。

263蔵元/901点がエントリー

「ワイングラスでおいしい日本酒アワード 」は2011年から年一回開催されている、国内最大級の日本酒コンテストです。ワイングラスで日本酒を飲むことを提案することで、日本酒と消費者との接点を増やし、普及させることが狙い。さらに伝統的なお猪口やぐい呑みで飲むより、ワイングラスで飲んだほうが、より日本酒の香りや味わいが引き立つのだそうです。

「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2018」は、過去最高の263蔵元、901点がエントリー。今回お邪魔したお披露目には、「メイン部門」「スパークリングSAKE部門」「大吟醸部門」「プレミアム純米部門」で厳正な審査を通過した受賞酒282点がずらり。

ではさっそく、グラスとおつまみ持って会場めぐり。

ではさっそく、グラスとおつまみ持って会場めぐり。
チケットと引き換えに、トレイに乗せたおつまみと、試飲用のグラスがもらえます。このグラスは実際に審査に使ったものと同じもの。審査員と同じ条件で試飲が楽しめるというわけです。
チケットと引き換えに、トレイに乗せたおつまみと、試飲用のグラスがもらえます。
さっそくグラスを片手にウロウロすることに。グラスを差し出すとずらり並んだ蔵元さんがお酒を注いでくれます。一回、一回はふた口ほどの少量ですが、チリも積もれば泥酔しかねません……用心しながら会場をまわります。どんな日本酒に出会えるのかナ?

ひときわ賑やかな母娘三人組は、岐阜県の蔵元蒲酒造場さん。メイン部門で 「白真弓春吟醸」、大吟醸部門で「白真弓 大吟醸」が共に金賞受賞です。女性当主が娘さんを引き連れての参加だそう。注いでいただいたお酒は、ふくよかで香りよし。
​​​​​​​ひときわ賑やかな母娘三人組は、岐阜県の蔵元蒲酒造場さん。
「シャア」という名前の赤いラベルのお酒が……! ガンダム関係? シャア専用日本酒? 長野県の蔵元、遠藤酒造場さんの【彗(シャア)DONATI初汲み純米吟醸】というお酒。訊いてみると、ブランド名のシャアは彗星の「彗」のことだとか。彗星のごとく現れたニュータイプの日本酒、ということのようです。その中のメイン部門最高金賞受賞酒「DONATI 初汲み 純米吟醸 」が赤いラベルのシャア専用っぽいお酒。お味のほうは、まさしく純米吟醸、フルーティーで華やか、その上飲みごたえもしっかり。
「シャア」という名前の赤いラベルのお酒が……!
さらにぶらついていると、パック酒が山積みになったお蔵発見。昨年の「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」では、菊正宗のパック酒が最高金賞受賞して話題沸騰でしたが、今年もいましたね、パック酒でメイン部門最高金賞、史上二例目。埼玉県、小山本家さんの「界」です。
埼玉県、小山本家さんの「界」です。
頂いてみると、とっても飲みやすい。適度なお米感と、ふくよかさ、おいしいです。昨年の菊正宗ギンパックは新開発酵母がポイントということでしたが、こちらの「界」は、同じ原料から数種類の違う味わいの酒を作り分け、絶妙なバランスでブレンドしたものだそうです。手間かかってますね。いわゆる普通酒のレベルは遥かに超えていました。

受賞酒は、いわゆるナショナルブランドの製品から、小さな地酒の蔵元さんのものまで様々。造り手と顔を合わせて色々お話できるのが楽しい。もう少し回ってみましょう!


新潟の小さな蔵元、雪椿酒造さん。ボトルのラベルの昭和な上品さが印象的。「ゆきつばき純米吟醸」はじめ3本がトリプル受賞です。お酒はあっさりしているのに旨味しっかり。
新潟の小さな蔵元、雪椿酒造さん。
岐阜県の蔵元、渡辺酒造店さんでは、アメリカ出身の蔵人が奮闘中! ちょっと甘口で飲みやすい「蓬莱天才杜氏の入魂酒」ほか4本が同時受賞。すごいですね。
岐阜県の蔵元、渡辺酒造店さんでは、アメリカ出身の蔵人が奮闘中!
イエノミスタイルのS編集長イチ押しのワイン酵母の日本酒を造る、新潟県の越後鶴亀さん。「越後鶴亀」の純米と純米吟醸がダブル金賞受賞。コクがあるのにすっきり。
ワイン酵母の日本酒を造る、新潟県の越後鶴亀さん。

純米酒専用グラスが新登場

純米酒専用グラスが新登場
各ブースには、グラスをかたどった受賞トロフィーが飾ってありますが、昨年と同様の細身のグラスにまじって、なにやら大ぶりなグラスのトロフィーが目に付きます。コンテスト関係者に伺ったところ、審査にあたって純米酒専用のグラスを導入したとのこと。
従来からワイングラスの名門ブランド、リーデル社の吟醸酒専用グラスで審査をしてきたこのコンテスト、今年は同社の純米酒専用グラスの完成をうけて、プレミアム純米部門で使用したそうです。それがこの大ぶりグラスです。純米酒専用グラス「純米」は口径の大きいのが特徴。こうすることで、お酒を口に含む時、酒と舌との接触面が大きくなり、純米酒の「旨味」がより強調されるのだそうです。
純米酒専用グラス「純米」は口径の大きいのが特徴

最後は泡で。

4月の終わりと言えば、東京はもう初夏の空気です。こんな季節にはスパークリングがいいですねぇ、というわけで、最後のひとまわりは発泡日本酒を。
オシャレなボトルとラベルがふと目に止まった、兵庫県富久錦さんの「スパークリング純米酒 Bucu」。ロゼが受賞酒です。甘みと爽やかな酸味がおいしい。
兵庫県富久錦さんの「スパークリング純米酒 Bucu」
新潟県、吉乃川さんの「酒蔵の淡雪」。アルミのスリム缶というのがちょっとめずらしいですね。炭酸を充填しているので強めのシュワシュワ感も楽しめる、優しい甘口のお酒です。
新潟県、吉乃川さんの「酒蔵の淡雪」
山形の米鶴酒造さんは「米鶴スパークリング・ロゼ」が金賞受賞。こちらもロゼですね。このお酒のロゼ色は酵母が出す色なのだそうで、安定してピンクを出すのに苦労されたとか。これも爽やかな甘口。
山形の米鶴酒造さんは「米鶴スパークリング・ロゼ」が金賞受賞
やっぱり、発泡日本酒は甘口が多いのかな?と思ったやさき、ロゼのついでに(?)飲ませていただいた、「米鶴スパークリング」に驚きました。これは、辛口のCAVA?と思えるほどキリッとしていながら、当然ですが葡萄の代わりにお米がいる、といった不思議なお酒でした。オマケの大収穫です!
「米鶴スパークリング」
受賞作のみならず、各蔵がせっかくだからと連れてきた自信作や定番品も楽しめるのがいいですね。

ひたすら注いでもらって、きっちり2時間、堪能させていただきました!もうすでに来年が楽しみです。どれも美味しく、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード受賞」のタグや表示を見たら、絶対買いだな! と思いました。
ひたすら注いでもらって、きっちり2時間、堪能させていただきました!

ワイングラスでおいしい日本酒アワード 2018 最高金賞受賞酒

今年の最高金賞受賞酒は下記の通りです。家飲み日本酒選びのご参考にどうぞご覧ください。
 

【メイン部門】

【スパークリングSAKE部門】

 

【大吟醸部門】

 

【プレミアム純米部門】


※記事の情報は2018年5月4日時点のものです。
 
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