【白州ハイボール缶】数量限定! 1缶600円の味わいはいかに!?

今やプレミアムな存在となったサントリーのシングルモルトウイスキー「白州」。そんな有名ブランドの原酒を使用したハイボールが缶で飲める!と発表直後から話題の商品がいよいよ発売。気になるその味わいは? 実際に飲んでみた感想をお届けします! 

メインビジュアル:【白州ハイボール缶】数量限定! 1缶600円の味わいはいかに!?

ウイスキーファン憧れの「白州」がハイボール缶になった!

そのニュースを耳にしたのは今年2月頃。ウイスキー好きの編集部員Aが、やや興奮気味に教えてくれたのでした。

「サントリーの『白州』が缶で出るらしいです!」

「白州」といえば、サントリーの人気シングルモルトウイスキーとして「山崎」と双璧をなす存在。国産の有名ブランドウイスキーが品薄状態である理由については以前こちらの記事でもご紹介しましたが、最近では「白州」も「山崎」も年数表記のないノンエイジですらどんどん値上がり。白州の700mlボトルはメーカー希望小売価格が4500円であるのに対し、Amazonや楽天などのネット通販ではだいたい1万円前後で販売されています(確か何年か前は、その半分くらいの値段で買えたはず…)。

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もはや我々庶民が日常的に楽しむことが難しくなってしまった「白州」。そんなウイスキーの原酒を使ったハイボール缶「サントリープレミアムハイボール<白州>」が発売されるというのだから、彼女が鼻息を荒くしたのもうなずけます。

とはいえそのお値段、1缶なんと600円! つ…、強い。けれど、たとえば先日行った有楽町のダイニングバーで白州のハイボールを注文したらグラス1杯1200円くらいだったので、そう考えると、たまのご褒美に飲むのにはいいかも?

何はともあれ、美味しくなくっちゃはじまりません。白州ハイボール缶は、私たちにどんな喜びをもたらしてくれるのか? 飲んで確かめてみたいと思います!

「白州」のハイボール缶を飲んでみた!

「サントリープレミアムハイボール<白州>」
「サントリープレミアムハイボール<白州>350ml缶」数量限定発売
せっかくの高級ハイボール缶なのでベストコンディションで飲みたいもの。缶は前日から冷蔵庫でよーく冷やしておきました。

プルトップを開けて、氷の入ったグラスに注ぎます。炭酸の泡を逃さないよう、静かに、できるだけ氷にあてないように…。
炭酸の泡を逃さないよう、静かに、できるだけ氷にあてないようにグラスに注ぐ
ちなみに今回使った氷は、ハイボール専用の特別な氷。「透明ハイボール氷」という名の特殊な製氷器を使うのですが、これで作るとバーで出てくるような透明氷が簡単にできて家飲みを少し格上げできます。
『透明ハイボール氷』という名の特殊な製氷器

こちらがグラスに注いだ様子。色はほんのり色づいているかなというくらい。きめ細かな泡が静かに立ち上っています。
白州ハイボール缶をグラスに注いだ様子
\飲んでみた!/
 
編集部員A

編集部員A

ふぁ~っ! なんていい香り。

編集部員Y

編集部員Y

スモーキーで甘い香りがする。古い木箱とか、納屋に積まれた干し草を思わせるような。

編集部員E

編集部員E

口に含むと炭酸の繊細な泡が舌で心地よく弾けますね。かすかに柑橘や若葉の香りも感じます。

編集部員A

編集部員A

全体的に軽やかでクリーンな感じがするところも白州らしい。だけど余韻も感じられて…。やっぱりこれまで飲んできた缶のウイスキーハイボールとは、なんか一味違う気がします。

編集部員E

編集部員E

ハイボールがおいしいと評判のバーで、バーテンダーが自分のために丁寧に作ってくれた一杯みたいですよね。600円って聞いたときは驚いたけど、その価値は十分あると思う。

白州ハイボール、缶で飲むのと自分で作るの、どう違う?

ここで、ふと疑問。この白州ハイボール缶は、自分で白州のハイボールを作った場合と、果たして同じ味なんだろうか…?

で、早速飲み比べ。ちなみに写真の「白州」ミニボトル(180ml)は、このサイズでもAmazonで買うと3000円弱します。
白州ハイボール、缶で飲むのと自分で作るの、どう違う?
\飲み比べてみた!/
 
編集部員E

編集部員E

わ。どっちも同じように美味しい。スモーキーかつ爽やか。

編集部員Y

編集部員Y

こうして飲み比べてみても、白州ハイボール缶はかなり再現性高いよ。本当に白州の原酒と炭酸だけで作られてるんだね。

編集部員A

編集部員A

自分で作ったほうが、ほんのりバニラのような香りが強い気がしなくもないですけど、「同じものですよ」って出されたらまず疑わないでしょうね。

編集部員E

編集部員E

自分で割って作ろうとすると、どうしても濃かったり薄かったりして味がバラついてしまうんだけど、缶だと常に「正解」が飲めますよね。それが嬉しい。

編集部員Y

編集部員Y

でも私はやっぱり自分で作りたい派かなー。その日の気分で炭酸弱めにしたり、薄くしたり。そうやって作る過程がまた楽しい。

白州ハイボール缶 VS 角ハイボール缶も検証!

サントリーのハイボールといえば「角ハイボール缶」もおなじみの商品。コンビニで買うと200円くらいでしょうか。プシュッと開ければ、“お店で飲む角ハイ”がいつでもどこでも楽しめるので、日頃から愛飲している方も多いかと。せっかくなので、そんな角ハイボール缶とも飲み比べてみましょう。
白州ハイボール缶VS角ハイボール缶も検証!
\飲み比べてみた!/
 
編集部員A

編集部員A

こうやって比べてみると、やっぱり「角ハイボール缶」ってかなりレモンの香りが効いてますよね。

編集部員E

編集部員E

白州ハイボール缶がバーで飲む珠玉の一杯だとしたら、角ハイボール缶は居酒屋でワイワイ言いながら飲む、肩の凝らない味ですね。

編集部員Y

編集部員Y

私なんか、角ハイボールを飲むと反射的に唐揚げが食べたくなるよ。

編集部員A

編集部員A

白州ハイボールはナッツとか軽いものをつまみながら、ウイスキーの味そのものを楽しみたいですね。

「山崎」ハイボール缶も数量限定発売! 秋には蒸溜所もリニューアルオープン

編集部員も大満足の美味しさだった「白州ハイボール缶」。その裏面には、こんなことが書かれていました。
「白州ハイボール缶」の裏面
調べたところ、サントリーは1923年に日本初となるモルトウイスキー蒸溜所「山崎蒸溜所」の建設に着手。ここからサントリーのウイスキーづくりへの挑戦、ひいては日本のウイスキーづくりの歴史が始まりました。2023年の今年は、そこからちょうど100年目の節目の年。

今回の「サントリープレミアムハイボール<白州>」の発売は、この100周年を記念して発売されたものだったんですね。しかも、その第2弾として8月8日には「山崎」のハイボール缶もリリースされるそう。

が、どちらも希少な原酒を使っているため、数量限定発売。店頭に並んだとしてもすぐに売り切れになる可能性大ですので、見かけたら早めに購入されることをおすすめします。

また、サントリーはこの記念すべき100周年を迎えるのにあたり、“この次の100年もさらに美味しいウイスキーをつくろう!”と約100億円を投じて「山崎蒸溜所」と「白州蒸溜所」をパワーアップ改修中なんだとか。今は休止している蒸溜所見学もこの秋頃に再開見込みとのことですよ。
山崎蒸溜所
山崎蒸溜所
白州蒸溜所
白州蒸溜所
今回幸運にも白州ハイボール缶を入手できた方にも、あえなく機を逃してしまった方にも、2つの蒸溜所ではきっと、とっておきのウイスキー体験を用意してくれているはず。その時が熟成されるのを楽しみに待ちましょう!

※記事の情報は2023年6月6日時点のものです。
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