長ねぎさえあれば! 熱燗にも合うおつまみレシピ

【庄司いずみのベジつまみ㊱】たいてい冷蔵庫に入っていて、血行促進や風邪予防の効果もある食材と言えば「長ねぎ」。ふだんは脇役に徹しがちな野菜ですが、今回は長ねぎを主役にしたおつまみを3品ご紹介します。熱燗と一緒に食べると堪りません!

ライター:庄司 いずみ庄司 いずみ
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こんにちは! 野菜料理家の庄司いずみです。

家にたいていはある野菜と言えば、なんといっても長ねぎではないでしょうか。味噌汁やお蕎麦の薬味にはマストだし、中国風や韓国風のおかずを作るならねぎがないと始まりません。野菜室の中に長ねぎがないと落ち着かないくらい、家庭料理に欠かせない野菜です。

とはいえ、長ねぎが主役のおかずというと、どうも思いつきません。では、おつまみになるかというと‥‥、それもなかなか思いつかない人が多いかもしれません。

お任せください!

長ねぎでおつまみはできるのです。

冷蔵庫の常備菜「長ねぎ」には風邪予防や疲労回復効果が

長ねぎ
長ねぎというと、あまり栄養がなさそうなイメージかもしれませんが、注目成分は”アリシン”です。

血行を良くする働きがあるため、体を温めて風邪予防に良く、肩こりの解消になったり、疲労回復にも効果的。

青い部分にはカロテンが豊富。あまり使わないかもしれませんが、刻んで薬味に使えます。

今回は、そんな長ねぎが主役のベジつまみを3種、ご紹介しましょう。

【長ねぎのおつまみ①】ねぎ味噌

ねぎ味噌
まず「ねぎ味噌」。

これはぜひ!常備してほしいおかずの一つ。

刻んだ長ねぎを炒め、味噌や調味料と練るだけですが、写真のようにありあわせの野菜と合わせ、つけながら食べるとおつまみに最高です。

日持ちもするので、長ねぎ1束まるごと作っておくことをおすすめします!

長ねぎ白い部分を小口切りにし、しょうが10gと一緒にごま油で炒め、酒1/4カップ、みりん大さじ1、みそ100gを加えます。あとは、中火でかき混ぜながら加熱するだけ。調味料で緩くなった味噌が、もとの硬さくらいになったら出来上がり。

ディップのように野菜につけるほか、豆腐にのせたり、炒めものの味付けにも重宝します。

【長ねぎのおつまみ②】ねぎのガーリックフライ

ねぎのガーリックフライ
こちらはフライ。

味噌とニンニクで味をつけているので、お酒にとてもよく合います。
 

●ねぎのガーリックフライ(2人分)

材料

  • 長ねぎ 1本(4cm長さのぶつ切り)
  • ▼(A)
  • ・醤油 小さじ2
  • ・おろしにんにく 小さじ1/2
  • ・おろし生姜 小さじ1/2
  • 小麦粉 適量
  • ▼(B)
  • ・小麦粉 大さじ2
  • ・水 大さじ2
  • パン粉 適量
  • 揚げ油 適量

作り方

  • (A)をボウルに入れて、長ねぎを加えて混ぜ5分おく。
  • ①の水気を落とし、小麦粉、(B)を合わせたとき粉、パン粉の順につける。
  • 揚げ油を熱し②を揚げる。

【長ねぎのおつまみ③】長ねぎと豆腐のシウマイ

長ねぎと豆腐のシウマイ
これはシウマイの皮が余った時に。

これまたいつでも冷蔵庫に入っている豆腐と合わせた、長ねぎが主役のシウマイです。
 

●長ねぎと豆腐のシウマイ(9~10個分)

材料

  • ▼(A)  
  • ・長ねぎ 20cm(50g・小口切り)
  • ・おろし生姜 小さじ1/2
  • ・醤油 小さじ1
  • 木綿豆腐 100g(軽く水切りする)
  • 片栗粉 大さじ1
  • シウマイの皮 9~10枚
  • 長ねぎ(1cm長さのぶつ切り) 9~10個

作り方

  • (A)をボウルに入れて混ぜ、3分味を馴染ませる。
  • ①と豆腐、片栗粉をボウルに入れてフォークでしっかり混ぜる。
  • ②をシウマイの皮で包み、グリンピースの代わりにぶつ切りの長ねぎを埋め込む。
  • 蒸気の上がった蒸し器で5分蒸す。
これでもか、というほど長ねぎが入ったほうが、これは美味しい! ねぎの風味と甘みでぱくぱくいける美味しさです。熱々を日本酒のお供にすると最高ですし、食べすぎてももたれないのもいいですね。辛子醤油など添えてもいいです。

ぜひお試しくださいね!

※記事の情報は2020年1月25日時点のものです。
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