発表!「第1回家飲みアワード」 2018年の家飲みトレンドを振り返る

お待たせいたしました! 2018年家飲み界の10大トレンドを振り返る「家飲みアワード」を発表します!

メインビジュアル:発表!「第1回家飲みアワード」 2018年の家飲みトレンドを振り返る
2018年の家飲み界を騒がせたトレンドは何だったのか。家飲みスタイル編集部と株式会社イズミックの酒のプロフェッショナルからなる選考委員が、議論を重ねて選出しました。それでは、発表いたします!
 
選考会の風景
12月某日に行われた選考会の様子

10位「チーズ」

チーズ
いまや空前のチーズブーム。少し前まではデパ地下くらいしか買う場所がなかった世界各国の珍しいチーズが、街中のチーズ専門店やスーパーの乳製品コーナーで買えるようになって、家飲みで活躍しています。国産チーズの生産も右肩上がりです。ラクレットのようなチーズ料理で家飲みする機会も増え、韓流フードでは2017年のチーズタッカルビから転じてチーズドッグブームなんていうのもありました。

9位「ハイボール」

ハイボール
2009年ごろにはじまったハイボールの流行。この流れは止まる兆しがありません。いまでは居酒屋の「とりあえずビール」は「とりあえずハイボール」にとって代わられつつあります。ビールの3分の1というカロリーで糖質ゼロのハイボールなら、唐揚、チーズ、ソーセージ、何を食べても罪悪感が大幅軽減されます。最近は自宅でおいしいハイボールをつくる方法や、ハイボールになるウイスキーの銘柄にもこだわる傾向にあり、ハイボールは、もうかつてのように「安価なウイスキーを飲む手段」ではなくなっています。

8位「酒税法改正」

ベルジャンホワイト
2018年4月、酒税法の改正でビールの定義が拡大。麦芽の量などはビールと同じだけ使っているのにスパイスなどの副原料を使っているために改正前は「発泡酒」扱いだったものを、これからは「ビール」と呼ぼうということになりました。たとえば、コリアンダーシードが入っている「ベルジャンホワイト」や、「名古屋赤味噌ラガー」などが、晴れて「ビール」と呼ばれるようになったわけです。これにより、ビール業界では多彩な副原料によるビールの個性が一気に広がりました。

7位「クラフトジン」

クラフトジン岡山
2017年にブームに火がついたクラフトジンですが、2018年はそのブームが一部の酒ファンから一般の人々にも拡大して、大きく花開きました。バーでも常備されるようになり、インスタグラムでは「自宅でクラフトジンを買ってきて飲んでる!」という写真が大増殖。様々な酒造メーカーが参入しています。ここ数年の間に誕生したクラフトウイスキーの蒸留所で、個性的なクラフトジンを生産しながらウイスキーの熟成を待つ、という蒸留所もあるようです。

6位「生原酒」

生原酒
火入れ(加熱処理)や割水(加水)を行わない生原酒。2005年くらいからじわじわとブームではありましたが、2018年になってもまだその傾向は変わりません。「生酛」「山廃」など「伝統的な製法そのままを飲む」という嗜好が、生原酒ブームにきてさらに純度が高まった感じです。原酒なのでアルコール度が少し高めなものが多いのも、昨今の高アルコールブームに乗っています。

5位「台湾」

台湾料理
いま日本は台湾ブーム。高校生の海外修学旅行の行き先は、米国を抜いて台湾が1位に。2017年には双方合わせて651万人の人々が日本と台湾を行き来したそうです。日本で台湾の食フェスをやれば連日満員となり、食料品店にも「台湾味」が増加。少し前までは台湾料理店といえば某チェーン店くらいしかなかったのに、いまでは屋台風の店から高級店まで多様な台湾料理店を選べます。台湾発のプレミアム・ウイスキー「カバラン」も、2018年秋に発売した新商品がスマッシュヒットとなっています。

4位「日本ワイン」

日本ワイン
日本で収穫されたブドウを使って、日本国内で醸造されたワインを「日本ワイン」と呼ぶことになりました。このことを決めた法律が2018年10月30日、「果実酒等の製品品質表示基準を定める件(国税庁告示第十八号)」いわゆる"ワイン法"として施行されたのです。これまでの「国産ワイン」という表示には、日本以外の国で栽培されたブドウのワインも含まれていました。日本ワインの評価は国際的にも急上昇中。「日本ワイン元年」となった今年は、日本中でワインツーリズムが大流行。ワイナリー巡りのおみやげで家飲みという機会も増えました。

3位「レモンサワー」

レモンサワー
2016年くらいからはじまっていたレモンサワーブーム、2018年は「インスタ映え」との相乗効果で一気に過熱しました。レモンをカットしてから冷凍し、これを氷の代わりにして焼酎と炭酸を注ぐスタイルが流行し、この凝ったレモンサワーを自宅で手づくりして飲む人も増加。1950年代アメリカ女性のヘアスタイルを思わせる極端な「盛り」を極めたレモンサワーが、インスタグラムを賑わせました。メーカー各社も、国産レモンにこだわった缶入りレモンサワーや、甘くないレモンサワー、割り材メーカーの新商品など精力的に新商品を展開。温暖化で夏の気温が上昇し続ける限り、このブームは終わりそうにありません。

2位「酒イベント」

酒イベント
「今年はほとんど毎週末、どこかで酒イベントがあった」というのがイズミックのリテールサポート担当者の実感値。ビール、日本酒、ワイン、ウイスキーというジャンル別に全国的なフェスが開催されたり、クラフトウイスキーの蒸留所が旗を振って地元の酒とおつまみが大集合したり。台湾フェスティバル、ブラジルフェスティバルなど、各国の食とお酒を楽しめるイベントも負けてはいませんでした。音楽界で盛り上がる「フェス」がそのまま酒類業界にも伝播してきたかのようなこの「ライブ」人気、2019年はさらに過熱する見込みです。

1位「高アルコール」

高アルコール飲料
栄えある第1回[2018年]家飲みアワードに輝いたのは、「高アルコール」です。アルコール度数9度のストロングチューハイに端を発したこのブーム、ほどなく高アルコールビール(リキュール[発泡性])が誕生し、40度超えの高アルコール日本酒まで出てくる事態に。ウイスキーでもカスクストレングスに改めて注目が集まり「キリン ウイスキー 富士山麓 樽熟原酒50度」に至っては売れ過ぎて終売になってしまいました。自宅でガブガブ飲んでガツンと酔ってすぐ寝ちゃう、という「時短」飲み。この傾向は2019年もしばらく続きそうです。


2018年の「家飲みアワード」いかがでしたでしょうか。このランキングにはもちろん異論もあるはず。皆さんの2018年「家飲みアワード」を、ぜひ教えてください! 


※記事の情報は2018年12月27日時点のものです。
 
  • 1現在のページ