市販の「ハンバーグだね」をアレンジ! 気軽に作る肉おつまみ3選。

焼くだけ簡単なハンバーグの”たね”は、ごはんのおかずだけでなくおつまみ食材としても優等生。一から作ると工程多過ぎ!なシェパーズパイ風やミートローフなども手軽に、しかも本格的な味わいで楽しめます。家飲み大好きライターのお気に入りアレンジレシピ3品をご紹介します。

ライター:泡☆盛子泡☆盛子
メインビジュアル:市販の「ハンバーグだね」をアレンジ! 気軽に作る肉おつまみ3選。

「ハンバーグだね」が肉おつまみをグッと手軽に

突然ですが、「ハンバーグだね」って買ったことありますか?

ハンバーグだねは焼く前のハンバーグを1個分ずつラップ等で包んだもので、精肉店やスーパーの挽き肉コーナーで売られています。

実はこれがお手軽な肉おつまみ作りに最適なんです。

私が愛用しているとある精肉店のハンバーグだねは、1個120gで180円ほど。普通に焼くと、一般的なランチメニューのハンバーグくらいのサイズ感かと。
市販のハンバーグだね
市販のハンバーグだねは、お肉のプロがすでに味付けも最も手間が要るこね作業も済ませてくれているので、我らは焼くだけ! そして食べて飲むだけ!

あ、ありがてぇ〜。

そして、ちょいとアレンジを加えればハンバーグ以外の肉おつまみにも変身してくれるのだから嬉しいじゃありませんか。

今回は私のお気に入りアレンジを3つご紹介させてくださいませー。

ハンバーグだねアレンジの肉おつまみ|お品書き

  • いろいろ野菜の肉詰め
  • シェパーズパイもどき
  • ミニミニミートローフ

ハンバーグだねアレンジの肉おつまみ① |いろいろ野菜の肉詰め

いろいろ野菜の肉詰め
〈材料〉
・ハンバーグだね…1個
・マヨネーズ
・椎茸
・トマト(写真はミディトマト)
・ピーマン

〈作り方〉
①食品用ビニール袋にハンバーグだねとマヨネーズ適量を入れてよく混ぜておく。
②椎茸は軸を除いて内側に十文字の切り目を入れる。トマトは上から1/5くらいのところで横切りにして中の種などをくり抜く。ピーマンは横に2等分する(ヘタや種はそのままで大丈夫です)。
③①のビニール袋の一辺を1cmほどカットして絞り袋のようにして、ハンバーグだねを野菜に詰める。
④肉の面を下にしてフライパンで焼き付け、野菜側から軽く押してハンバーグだねと密着させる。蓋をして弱火で5分ほど焼き、裏返して再度蓋をし、3〜5分ほど焼く。
※ハンバーグだねは完全に火を通してください。焼き時間が足りなければ少しずつ追加してください。

【食べてみました】
子供も大人も大好きなピーマンの肉詰めを応用した、詰めやすい野菜があればすぐにできる1品。ハンバーグだねにマヨネーズを加えるとジューシーになるのでおすすめです。

大抵の肉詰めレシピには「野菜に片栗粉や小麦粉を振るべし」とありますが、正直、面倒ですよね…。多少肉だねが浮いてもいいのでラクな方を選んだ手法ですが、まったく問題ありませんでした。仕上げに黒コショウを挽いて大人フレーバーをプラスしています。

適度に歯応えを残した野菜とジューシーな肉だねは相性バツグン。パクッとひと口でつまめるのもいいですねー。ビールでもハイボールでもワインでも、なんでも合いそうです。

ちなみに、調理に利用しなかった椎茸の軸は縦に割いて素焼きにし、ポン酢を垂らせば小さなおつまみになります。また、くり抜いたトマトの中身はプレーン酎ハイに加えればトマト酎ハイに。それも手間だという場合はその場でパクッとつまんでなかったことにしましょう。私はそうしました!

ハンバーグだねアレンジの肉おつまみ②| シェパーズパイもどき

シェパーズパイもどき
〈材料〉
・ハンバーグだね…1個
・ウスターソース
・ケチャップ
・市販のポテトサラダ(キュウリが入っていないタイプが望ましい)

〈作り方〉
①食品用ビニール袋にハンバーグだねを入れ、ウスターソース少々、ケチャップひと垂らしを加えて袋の上からよく揉む。ポテトサラダはパウチの場合は開封前に容器の上から揉んでポテトの塊を潰してなめらかにしておく。パック入りの場合は食品用ビニール袋にて同様に。
②耐熱容器に肉だねを敷き全面にポテトサラダを重ねる。焦げ目がつきやすいように、ポテトサラダの表面にフォークでツノを立てる。
③トースターや魚焼きグリルで肉だねに火が通るまで焼く。表面が焦げそうならアルミホイルをふんわりと被せる。

【食べてみました】
シェパーズパイもどき中の様子
本来はラム肉や牛肉に味付けしたものにマッシュポテトをのせて焼くイギリスのオーブン料理「シェパーズパイ」。その大簡略化バージョンです。

挽き肉とポテトは盤石の組み合わせなので、買ってきた食材だけで作ったとは思えないほど立派な肉おつまみになりますよ。ウスターソースやケチャップはなければ省いても問題ありませんが、足すとちょっとご馳走感が増します。

私は赤ワインを合わせましたが、途中で黒ビールや濃いめのハイボールも欲しくなりました。

ハンバーグだねアレンジの肉おつまみ③|ミニミニミートローフ

ミニミニミートローフ
〈材料〉
・ハンバーグだね…1個
・うずらの玉子水煮…3個

〈作り方〉
①うずらの玉子は両端を少し切り落としておく。ハンバーグだねは2等分にしてなんとなく棒状にしておく。食品用ビニール袋の中ですると手や調理器具が汚れないのでおすすめ。
②アルミホイルにハンバーグだねの半量を置き、うずらの玉子を隙間がないように並べる。
ホイルにハンバーグだねの半量を置き、うずらの玉子を並べる
③残りのハンバーグだねを被せてしっかりと密着させる。①で使ったビニール袋を手袋のように用いるとやりやすい。
④アルミホイルで全面を包み、トースターや魚焼きグリルで焼く。※途中で上下を入れ替えると均等に焼けます。

【食べてみました】
ミニミニサイズなのでなんだかおままごと気分も楽しめちゃいます。玉子を射込むことでちょっとおもてなしっぽい雰囲気が出るのもいいですねー。ソースは、ミートローフを焼いた時にアルミホイルに溜まっていた肉汁に焼肉のタレとケチャップを足したもの。これもなくてもいいけど(焼肉のタレだけでもいいかと)、気分が乗ったらやってみてください。

ミニミニサイズとはいえ、なかなかの食べ応えでした。赤ワインが進みましたよー。

***

ハンバーグだねはまとめて買って冷凍しておくのもおすすめです。今回のアレンジ以外にも、小分けして肉団子状に丸めパスタの具に、ロールキャベツやロール白菜になどと活躍してくれますよ。

冷凍するときは買ってきたままだと冷凍庫内でラップがはがれることもあるので、冷凍用のジップ袋などに入れてくださいね。

※記事の情報は2024年2月20日時点のものです。
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