純米酒専用グラスが新登場

純米酒専用グラスが新登場
各ブースには、グラスをかたどった受賞トロフィーが飾ってありますが、昨年と同様の細身のグラスにまじって、なにやら大ぶりなグラスのトロフィーが目に付きます。コンテスト関係者に伺ったところ、審査にあたって純米酒専用のグラスを導入したとのこと。
従来からワイングラスの名門ブランド、リーデル社の吟醸酒専用グラスで審査をしてきたこのコンテスト、今年は同社の純米酒専用グラスの完成をうけて、プレミアム純米部門で使用したそうです。それがこの大ぶりグラスです。純米酒専用グラス「純米」は口径の大きいのが特徴。こうすることで、お酒を口に含む時、酒と舌との接触面が大きくなり、純米酒の「旨味」がより強調されるのだそうです。
純米酒専用グラス「純米」は口径の大きいのが特徴

最後は泡で。

4月の終わりと言えば、東京はもう初夏の空気です。こんな季節にはスパークリングがいいですねぇ、というわけで、最後のひとまわりは発泡日本酒を。
オシャレなボトルとラベルがふと目に止まった、兵庫県富久錦さんの「スパークリング純米酒 Bucu」。ロゼが受賞酒です。甘みと爽やかな酸味がおいしい。
兵庫県富久錦さんの「スパークリング純米酒 Bucu」
新潟県、吉乃川さんの「酒蔵の淡雪」。アルミのスリム缶というのがちょっとめずらしいですね。炭酸を充填しているので強めのシュワシュワ感も楽しめる、優しい甘口のお酒です。
新潟県、吉乃川さんの「酒蔵の淡雪」
山形の米鶴酒造さんは「米鶴スパークリング・ロゼ」が金賞受賞。こちらもロゼですね。このお酒のロゼ色は酵母が出す色なのだそうで、安定してピンクを出すのに苦労されたとか。これも爽やかな甘口。
山形の米鶴酒造さんは「米鶴スパークリング・ロゼ」が金賞受賞
やっぱり、発泡日本酒は甘口が多いのかな?と思ったやさき、ロゼのついでに(?)飲ませていただいた、「米鶴スパークリング」に驚きました。これは、辛口のCAVA?と思えるほどキリッとしていながら、当然ですが葡萄の代わりにお米がいる、といった不思議なお酒でした。オマケの大収穫です!
「米鶴スパークリング」
受賞作のみならず、各蔵がせっかくだからと連れてきた自信作や定番品も楽しめるのがいいですね。

ひたすら注いでもらって、きっちり2時間、堪能させていただきました!もうすでに来年が楽しみです。どれも美味しく、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード受賞」のタグや表示を見たら、絶対買いだな! と思いました。
ひたすら注いでもらって、きっちり2時間、堪能させていただきました!
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