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今年もやってくるボージョレ・ヌーヴォー! 今年の出来映えや世界の新酒は?

11月15日に解禁を迎えるボージョレ・ヌーヴォーの今年の出来映えは? 世界の新酒事情も解説します。

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11月。ワイン業界にとって、非常に重要なイベントが訪れます。それが、ボージョレ・ヌーヴォーの解禁日。

11月の第3木曜日にそれを迎える(今年の解禁日は11月15日(木))、フランス ボージョレ地区の新酒の解禁日ですが、実は世界にはさまざまな新酒が存在し、解禁日も異なることをご存知でしょうか。ここでは、世界のさまざまな新酒事情を紹介していきます。
 

新酒とは?

まず、そもそもワインにおける新酒とは何なのでしょうか。まず、その年に収穫されたブドウを使用し、その年に醸造、瓶詰めを経たものを新酒と呼ばれています。

北半球の場合、栽培されるブドウの多くは8月〜10月に収穫期を迎えるため、それ以降に醸造され年内に市販されるワインが新酒となります。

新酒解禁日が定められている国や地域もありますが、その日以降、年内であれば新酒として市販できるため、解禁日を厳密に守る必要はありません。

また、地域によって解禁日が特に存在しない場合、年内のどのタイミングで市販させても新酒と名乗ることが可能です。ここでは、解禁日や特別な銘柄が定められている世界の品種について紹介していくことにしましょう。
 

ボージョレ・ヌーヴォーについて

世界的にもっとも有名な新酒といえば、ボージョレ・ヌーヴォーでしょう。特に日本では輸入量は年々減少傾向にあるものの、ダントツで世界1位であることは変わりありません。

ボージョレ・ヌーヴォーは、フランス・ブルゴーニュ地方のマコンから南へおよそ55kmほどのところに広がるボージョレ地区で造られている新酒のことであり、原産地呼称であるAOCに該当します。その起源は収穫祭が始まりだったとか、不作時にとあるワイン業者が速醸法で造ったワインが評判になったとか、諸説あるようです。ただし、1800年にはリヨンで「ボージョレ・ヌーヴォー到着!」というキャッチフレーズが使用されていたと言われており、古い歴史を持ったイベントであったことは間違いなさそうです。

また、今では解禁日が11月の第3木曜日に定められていますが、当初は11月13日、11月15日など、色々な解禁日が規定されていました。祝日にぶつかるなど、さまざまな問題が起こったことで、結果的に1985年の政令で11月の第3木曜日に決まったのです。
 

味わいの特徴

ボージョレ・ヌーヴォーは、ガメイ種という黒ブドウのみで造られています。フルーティーで軽やか、タンニンも少ないと言われていますが、ガメイだからというわけではなく、その製法が関係しています。 マセラシオン・カルボニック(現在、厳密には半マセラシオン・カルボニックが主流)という醸造法が採用されており、それにより、キャンディ香やバナナ香、まろやかな味わいを生み出します。 液中に含まれるリンゴ酸がピルビン酸などに還元されたり、少量のアルコールがそれらと反応してベンズアルデヒドなどの香り成分を生成します。

ボージョレ・ヌーヴォーという名称は、AOCボージョレとAOCボージョレ・ヴィラージュのみに認められており、自らの村名を名乗る10のAOC「クリュ・デュ・ボージョレ」の場合、ほとんどがマセラシオン・カルボニックを使用しないため、ミディアムボディ以上のしっかりした味わいの赤ワインが生まれています。
 

今年のボージョレの出来映えは?

毎年、ボージョレ・ヌーヴォーで話題となるのが、「数十年に一度の出来映え!」などのキャッチコピーです。若干ネタとして扱われていますが、真面目に2018年に出来映えはどうなのでしょうか。

まず、大手インポーターからの情報によると、「ボージョレの畑は、温暖な気候とわずかな降雨量、激しい雷雨などにも見舞われず、健康な状態でブドウが生育した。果皮は暑く、房が小さいが豊富な収穫になった」とのこと。 また、とある大手ワイン業者は、「今年のブドウは美しくピュアなアロマを持っており、質量ともに良いヴィンテージのヌーヴォーになると期待できる。気温が高かったため酸が穏やかになり、タンニンの硬さもなく、柔らかな口当たりになるだろう」と述べています。

今年は、気温が高い温度で推移したため、健全かつまろやかなヌーヴォーが楽しめるかもしれません。
 

世界の新酒について

ぶどう畑
ここからは、ボージョレ・ヌーヴォー以外の新酒について解説していきます。

●マコン・ヴィラージュ・ヌーヴォー
「ボージョレ・ヌーヴォーの白は存在しない」。 気になって調べた方はこの答えに行き着いたかもしれません。幻の白ヌーヴォーがあったとかなかったとか、いろいろな謂れがありますが、こういった類いの白ワインの新酒は、マコネ地区で造られているシャルドネ種の白ワイン「マコン・ヴィラージュ・ヌーヴォー」がそれに該当します。 マコン・ヴィラージュを名乗る場合、白ワインのみが認められているため、逆にマコン・ヴィラージュ・ヌーヴォーに赤ワインは存在しない、ということになります。 ちなみに、ボジョレー・ヌーヴォーやマコン・ヴィラージュ・ヌーヴォー以外にも、フランス全土で新酒は造られているので、いろいろ試してみると良いでしょう。

●ヴィーノ・ノヴェッロ
イタリアにも新酒が存在します。 それが「ヴィーノ・ノヴェッロ」と呼ばれているものです。ヴィーノ・ノヴェッロは、単独の立法であり、原産地呼称のDOCG、DOC、IGTのワインのみに認められています。 醸造期間は醸造開始後10日以内と定められており、マセラシオン・カルボニックで造られたワインが全体の40%以上含まれていないとなりません。 解禁日は10月30日零時1分以降であり、ブドウを収穫した年の12月31日までに瓶詰めする必要があります。ボージョレ・ヌーヴォーのように、地域が限定されているわけではないので、さまざまなアイテムを楽しめます。

●デア・ノイエ
ドイツにも新酒があり、それは「デア・ノイエ」と呼ばれています。こちらは、11月1日が解禁日であり、スタイルも赤ワイン、白ワイン、ロゼワインなど豊富に存在しています。 日本ではあまり知られていない新酒ですが、その歴史は9世紀まで遡ると言われています。新酒が出来る時期にブドウの葉を吊るすなどしてそれらを知らせる習慣から、新酒を楽しむ伝統が続いていると言われています。 ちなみに、ドイツらしく中甘口などの飲みやすいワインも多くあるため、ワイン初心者の方はボージョレ・ヌーヴォーよりも良いかもしれません。

●ホイリゲ
オーストリアは、古くからワイン造りが盛んな国ですが、近年さらに注目されはじめています。シャープな白ワイン、貴腐ワイン、モダンな赤ワインなど、国際的にも評価が高いワインを醸します。 そんなオーストリアにも新酒があり、それらは「ホイリゲ」と呼ばれています。ウィーン市に同名のワイン製造居酒屋が多くあるようですが、これらは皇帝ヨーゼフ2世により、同市内のブドウ農家に年間300日以内に限り自家製ワインの小売り、食事の提供を特別許可したことが始まりと言われています。 ホイリゲは、「今年の」を意味する言葉であり、1年未満のワインの新酒を現しています。それを提供する居酒屋がホイリゲであることから、新酒も同様にホイリゲと呼ばれており、公式には聖マルティン祭の日である11月11日の開封が規定されています。

●ビノ・ヌエボ
11月11日には、スペインでも新酒が解禁されます。あまりイメージがないかもしれませんが、スペインの新酒は「ビノ・ヌエボ」と呼ばれており、「新しい」を意味する言葉とされています。 11月11日は「サン・マルティンの日」であり、さまざまなワイナリーで造られた品種を楽しむイベントが国内で催されています。

●山梨ヌーヴォー
実は、日本ワインの有名産地である山梨県にもヌーヴォーが存在します。それが、11月3日に解禁される「山梨ヌーヴォー」です。 山梨県内のワイン醸造業者でつくる組合「山梨県ワイン酒造組合」が設けた、自主規制の新酒解禁日であり、2008年からスタートしています。 それ以前にも、山梨の新酒を提供するイベントが開催されていましたが、認知度向上や販路拡大を目的として、正式に解禁日を規定したとされています。山梨ヌーヴォーは、山梨県内で収穫・醸造された甲州とマスカット・ベーリーAのワインのみが認められており、ほかはこの名は利用できません。 しかし、デラウェアやコンコード、ほかブドウ品種は「新酒」として売ることはできるので、前述した二品種以外にも「新酒」は存在しています。 今年も、11月3日には東京日比谷公園、11月10、11日には甲府市の小瀬スポーツ公園で、山梨ヌーヴォーまつりが開催されますので、興味がある方は訪れてみてはいかがでしょうか。

●南半球のヌーヴォー
11月前後が各国の新酒解禁日のラッシュになりますが、7月頃にはすでに南半球ではヌーヴォーが登場しており、近年日本国内でも認知度が高まり始めました。 実は、南半球はブドウの収穫時期が北半球と逆転しているため、夏頃に解禁日をむかえます。厳しい解禁日などは設けられていませんが、近年では一部スーパーなどが南半球の新酒を入荷し、「一番早く飲めるヌーヴォー」として店頭で売り出しているので、一度試されてみてはいかがでしょうか。
 

収穫を祝う気持ちで楽しもう

新酒で乾杯
新酒は軽過ぎてつまらない、フルーティーで初心者向け、熟成できず面白くない。さまざまな意見がありますが、難しいことを考えず、無事に今年もブドウが収穫され、さらにワインが醸造できたことを祝う気持ちで楽しんでみることが大切です。 ワイン愛好家はもちろん、初心者の方も、肩肘張らず楽しめるのが新酒の魅力。ぜひ、今年もフレッシュな新酒を大切な仲間たちと味わいましょう。

※記事の情報は2018年11月3日時点のものです。

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