【さつまいものおつまみ】塩味を効かせるとお酒に合う！ 腹持ち抜群のベジつまみ

野菜の中でも腹持ちのいい「さつまいも」。甘みのある味わいでおつまみには不向きな食材と思われるかもしれませんが、そんなことはありません！ 味付けのポイントを押さえてさつまいもをお酒に合う味に仕立てた、絶品おつまみレシピ3品をご紹介します。

ライター：庄司 いずみ庄司 いずみ
メインビジュアル：【さつまいものおつまみ】塩味を効かせるとお酒に合う！ 腹持ち抜群のベジつまみ

腹持ち抜群のさつまいもをおつまみに仕立てるコツは？

こんにちは。野菜料理家の庄司いずみです。

この連載では野菜が主役のお酒に合うベジつまみを紹介しています。

野菜で作るおつまみというと「ボリュームがなさそうだし物足りないのでは？」と思うでしょうか。いえいえ、そんなことはありません！

野菜の仲間にもボリューム満点の食材はあります。その代表格が、じゃがいも、里いも、さつまいもなどのいも類です。じゃがいものおつまみならフライドポテトやポテトサラダは居酒屋でも定番ですし、里いもの煮ものも日本酒によく合います。

一方、さつまいもはおつまみとして親しみのある食べ方がパッと思い浮かばない方が多いのではないでしょうか。しっかりとした甘みがあるので、おやつにはなってもおつまみには向かないと感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。

ですがご安心ください！　さつまいもも工夫次第、味付け次第で立派なおつまみに変身してくれます。

さつまいもをお酒に合わせるコツは“塩気をちゃんと効かせること”。さらににんにくやスパイス、ハーブをプラスすることで、おやつ向きの食材というイメージががらっと変わります。
さつまいも

また、さつまいもは食べ応えだけでなく、栄養も見逃せません。

ビタミンCが100g中29mgも含まれ（皮なし／生）、美容や健康に役立つ上、二日酔いの原因になるアセトアルデヒドの分解を促してくれます。さらに食物繊維も多く腸の調子を整えてくれますし、抗酸化作用の強いβカロテンや、むくみ解消に役立つカリウムも豊富です。

つまりさつまいもはお酒を飲む方にも、おすすめできる食材と言えます。

そんなさつまいもを使ったベジつまみレシピ、早速ご紹介していきましょう！

さつまいものおつまみ①｜サツマイモのエスニックきんぴら

サツマイモのエスニックきんぴら
まずはきんぴらです。

しょうゆとみりんを使った定番の味付けもおいしいですが、エスニックな味付けにすることでビールにもぴったりなおつまみに。パクチーが苦手な方は万能ねぎの小口切りで代用できます。
 

●サツマイモのエスニックきんぴら（2人分）

材料

  • さつまいも 120g
  • にんにく（みじん切り） 1片
  • ココナッツオイル 適量
  • 塩 小さじ1/4
  • レモン果汁 小さじ2
  • 白ごま 小さじ2
  • パクチー（みじん切り） 1把（30g）

作り方

  • サツマイモは皮ごと7ミリ厚さの斜め薄切りにし、さらにそれを7ミリ幅に切り、棒状にする。
  • フライパンにココナッツオイルとにんにくを入れて熱し、香りが立ったら1を炒める。
  • 火が通ってきたら、塩、レモン果汁で味をつける。白ごまとパクチーを加えて全体を混ぜたら火を止め、皿に盛る。

さつまいものおつまみ②｜さつまいももちのにんにく味噌焼き

さつまいももちのにんにく味噌焼き
次はさつまいもと片栗粉を混ぜて一口サイズに焼く、おもち風。

そこににんにく味噌をのせると、日本酒や焼酎に合うおつまみになります。分量通りに作るとにんにく味噌は多めにできるので、きゅうりや大根につけるのもおすすめですよ。
 

●さつまいももちのにんにく味噌焼き（2人分・8個）

材料

  • さつまいも（柔らかくなるまで蒸す） 150g
  • 塩 小さじ1/8
  • 片栗粉 大さじ1
  • 油 適量
  • ▼（A） 　　
  • ・味噌 大さじ2
  • ・おろしにんにく 小さじ1/2
  • ・長ねぎ（みじん切り 10センチ
  • ・酒 50ml
  • クレソンなど添えの野菜 適量

作り方

  • さつまいも、塩、片栗粉をポリ袋に入れ、全体がなめらかになるまでしっかり揉んで生地にする。
  • 1を一口大に平たくまとめ、フライパンで両面焼く。
  • Aを小鍋で練ってにんにく味噌をつくる。
  • 2に3をのせて盛り付ける。

さつまいものおつまみ③｜ピリ辛さつまいもチップス

ピリ辛さつまいもチップス
最後はさつまいもチップスです。

薄切りにしてパリッと揚げると止まらないおいしさ。シンプルに塩味もいいのですが、今回は甘じょっぱくてピリリと辛い、ビールや冷酒に合う味付けでご紹介します。
 

●ピリ辛さつまいもチップス（2～3人分）

材料

  • さつまいも 200g
  • 油 適量
  • ▼（A） 　　
  • ・しょうゆ 小さじ1
  • ・水 大さじ1
  • ・きび糖 大さじ1
  • ・チリペッパー 小さじ1/4

作り方

  • さつまいもを洗い、皮ごと輪切りに薄くスライスする。これをボウルに入れて水をはり、５分ほどさらす。
  • 1のさつまいもの水気をキッチンペーパーでしっかり拭き取る。
  • 熱した油に2を入れ、時々ひっくり返しながらカリカリになるまで揚げる。
  • カリカリになったら引き上げ、しっかりと油を切っておく。
  • 別のフライパンに（A）の材料を入れて煮立て、4をからめて火を止める。
いずれも腹持ちもよく、おいしい上に二日酔いを防いでもくれます。しっかりお腹にたまるおつまみがほしいときに、ぜひお試しくださいね。


▼庄司いずみ先生のレシピはこちらもチェック！

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※記事の情報は2022年10月24日時点のものです。
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