酒好きほぼ100人に聞いた「新スーパードライ、気に入った?」

「アサヒスーパードライ」は30年以上にわたって、国内のビールトップブランドとして君臨する。3月にこの絶対王者が初めてフルリニューアルした。酒好きたちはどう受け止めたのかをレポートする。

メインビジュアル:酒好きほぼ100人に聞いた「新スーパードライ、気に入った?」
1987年の発売以来、36年ぶりにフルリニューアルした「アサヒスーパードライ」。発売当時、アサヒビールはシェアを下げ続け、1985年には10%を切る厳しい状況に陥っていた。この窮地救ったのが「アサヒスーパードライ」のメガヒットである。アサヒビールはこれでキリンビールを抜いて一位に躍進する。その後、低価格な発泡酒・新ジャンルが登場し、ビールの市場構造は激変したが、今もユーザーからの支持は厚い。

今回の酒飲みほぼ100人に聞くアンケート「酒飲みのミカタ」は、「スーパードライのフルリニューアル」について聞いた。
フルモデルチェンジを発表するアサヒビールの塩澤賢一社長(右)と松山一雄専務(左)
フルモデルチェンジを発表するアサヒビールの塩澤賢一社長(右)と松山一雄専務(左)

アサヒスーパードライのリニューアルを66%が認知

最初に回答者のプロフィールを見ておこう。このアンケートは酒文化研究所のモニターを中心に、SNS等で広く告知し、「酒好き」を自認する方からの回答を募った。回答者の年齢層別構成比は60代以上がもっとも多く41%、50代が38%、40代が18%、30代・20代は3%と中高年に寄ったサンプル構成となっている。

ではまず、「アサヒスーパードライ」飲用経験から見てみると、「飲んだことがある」方が94%にのぼった。100%でもおかしくないと予想したが、銘柄を意識していないか、あえて飲まないアンチスーパードライ派かもしれない。

次に今回「アサヒスーパードライ」のフルリニューアルを知っているかどうかを聞いたところ、テレビコマーシャルが大量に入っていたにもかかわらず、知っていたのは66%に留まった。
アサヒスーパードライの飲用経験
アサヒスーパードライのリニューアルの認知

新スーパードライ体験済みはまだ37%

リニューアルを認知していたのは66%だが、4月初旬時点で飲んだことがある方は37%とその半分強、ただし、飲んでみたいという意向は強く「(まだ飲んでいないが)飲んでみたい」が51%にのぼる。「このアンケートを見て思い出して買いに走った」というコメントも寄せられており、アサヒビールがリニューアルの周知を徹底できれば、酒好きの9割がすすんで試すであろう。
新旧スーパードライ
左が新しくなった「アサヒスーパードライ」。DRYの文字が大きくなり、ラベルの地の部分がつや消しのシルバーになった
新アサヒスーパードライの飲用経験

新「アサヒスーパ―ドライ」が気に入った61%

新「アサヒスーパードライ」をすでに試した37人に、パッケージや味が変わったことがわかったかどうか聞いた。「はっきりわかった」は49%と半数にのぼり、「なんとなくわかった(27%)」と合わせて76%に達する。
新旧の違いが分かったか

そして、新「アサヒスーパードライ」の評価を尋ねると、「気に入った(とても気に入った+まあ気に入った)」が61%と過半数を占め、「気に入らなかった(気に入らなかった+あまり気に入らなかった)は18%に留まった。
新「アサヒスーパードライ」の評価
【「気に入った」コメント】
「旧モデルに比べ、濃厚な味わいになった。ホップの華やかさをより感じる」(男性・30代)
「元々おいしいが、さらにおいしくなったと感じます」(男性・40代)
「よりこだわりを感じる文が追加されて、いいと思った」(女性・40代)
「最初の一口が劇的に変わったと思います(男性・30代)
「味は以前よりこうばしさを感じた。デザインはもっと変えたほうがよかったと思った」(男性・50代)

【「気に入らなかった」コメント】
「麦芽の味わいがしっかりたような気がした。ただホップの香りや麦芽の旨味などは相変わらず感じられず物足りなかった」(男性・50代)
「切れ味を追求するあまりボディがなくなって薄っぺらい味に感じた。新ジャンルのようだ」(男性・50代)

「アサヒスーパードライ」は身近なご褒美ビール

最後に「あなたにとってアサヒスーパードライとは?」という質問への回答を見て終わる。

全般には「定番」「馴染み」「気軽に飲める」「汗をかいた後に飲む」「なんとなく選んでしまう」「飲食店ではこれ」という、身近なビールと位置付けているものが多く見られる。そのほか目立ったのは「ご褒美」で、特に40代・50代の女性から多くあげられた。ふだんは新ジャンルだが、頑張った時は自分にご褒美で「スーパードライ」ということだろう。

また、発売時の衝撃や独自路線の日本のビールというコメントも多数寄せられ、長く愛されているブランドであることが浮き彫りになった。

【代表的なコメント】
「初めて飲んだ時は衝撃的で、行く先々で『すごいビールが出た』と言って回り、店の生ビールはスーパードライに変わりました」(男性・50代)
「社会人デビューやバブル期の思い出のビール」(男性・50代)
「バリバリ働いていた頃を思い出すビール」(男性・60代)
「日本人による、日本人の好みに合った、世界中のビール好きに誇れるビール」(男性・40代)
新アサヒスーパードライは新しい世代に支持されるのか
新アサヒスーパードライは新しい世代に支持されるのか
【調査概要】
調査期間:2022年4月5日~8日
サンプル数:100人(酒好きな人)
調査方法:WEBアンケート調査


※記事の情報は2022年4月21日時点のものです。

  

『さけ通信』は「元気に飲む! 愉快に遊ぶ酒マガジン」です。お酒が大好きなあなたに、酒のレパートリーを広げる遊び方、ホームパーティを盛りあげるひと工夫、出かけたくなる酒スポット、体にやさしいお酒との付き合い方などをお伝えしていきます。発行するのは酒文化研究所(1991年創業)。ハッピーなお酒のあり方を発信し続ける、独立の民間の酒専門の研究所です。

さけ通信ロゴ
  • 1現在のページ