【ビール量り売りレポート】クラフトビールをテイクアウトしたら、最高だった!
日本の大手ビールメーカーが造っているピルスナーとはひと味違うペールエールやIPAなど、ビール職人が丹精込めて造ったクラフトビール。2000年代にアメリカで人気に火が付き、近年、日本でもファンが増えています。そんな職人こだわりのクラフトビールの“樽生”が量り売りでテイクアウトできるってご存知ですか? 今回はクラフトビール専門店で量り売り初体験をレポート。容器の選び方などについてもご説明します!
![メインビジュアル:【ビール量り売りレポート】クラフトビールをテイクアウトしたら、最高だった!](/sites/default/files/common_mainimg/trend220427_00a.jpg)
コロナ禍で飲食店でもビールの量り売りが可能に
今回は、大阪・梅田にあるクラフトビール専門店「CRAFT BEER BASE」が運営する「CRAFT BEER BASE MOTHER TREE」へ。ビアパブ、ボトルショップ、さらにオリジナルクラフトビールの醸造所まで備えた、まさにクラフトビールの殿堂! ビアジャッジなどの資格を持ったスタッフの方が常駐しているということですので、詳しいお話がお聞きできそうです!
![「CRAFT BEER BASE MOTHER TREE」](/sites/default/files/styles/news_contents_img1/public/article_img1/trend220427_01.jpg)
ビール量り売りレポート①|いざ店内へ!
店内に入ってまず目に入るのが、ワインセラーならぬビールセラー!
![ビールセラー](/sites/default/files/styles/news_contents_img2/public/article_img2/trend220427_02.jpg)
![ビールセラーの中](/sites/default/files/styles/news_contents_img2/public/article_img2/trend220427_03.jpg)
![ビールセラーの中 アップ1](/sites/default/files/styles/news_contents_img2/public/article_img2/trend220427_04.jpg)
![ビールセラーの中 アップ2](/sites/default/files/styles/news_contents_img2/public/article_img2/trend220427_05.jpg)
そして、店内を進むと次に現れるのが、アメリカ、ドイツ、ベルギー、日本などのクラフト缶ビール約500種が揃う、ボトルショップ!
![ボトルショップ](/sites/default/files/styles/news_contents_img2/public/article_img2/trend220427_06.jpg)
![ボトルショップ](/sites/default/files/styles/news_contents_img2/public/article_img2/trend220427_07.jpg)
![「CRAFT BEER BASE」オリジナル3種](/sites/default/files/styles/news_contents_img1/public/article_img1/trend220427_08-10.jpg)
今すぐ飲みたい、買って帰りたい…! 誘惑が多すぎる…!「とりあえず後で」と自分に言い聞かせ、まずはビールのテイクアウト専用容器を調達します。
ビール量り売りレポート②|炭酸飲料が入れられる水筒「グラウラー」を入手します
※すぐに飲むならお店で用意されているカップや1wayのペットボトルもあります。
今回はお店で販売しているグラウラーを購入することに。
![グラウラー](/sites/default/files/styles/news_contents_img1/public/article_img1/trend220427_11.jpg)
![ワンプッシュで開けられる](/sites/default/files/styles/news_contents_img1/public/article_img1/trend220427_12.jpg)
![グラウラー](/sites/default/files/styles/news_contents_img1/public/article_img1/trend220427_13.jpg)
こちらは「MOTHER TREE」でも近々販売するかも?な、タイガー魔法瓶の「真空断熱炭酸ボトル」。
![タイガー魔法瓶の「真空断熱炭酸ボトル」](/sites/default/files/styles/news_contents_img1/public/article_img1/trend220427_14.jpg)
グラウラー選びのポイント。それは、テイクアウトするビールの量=グラウラーの容量ということです。900mlのグラウラーに「500ml入れて」ということはできません。 なぜならピッタリの量じゃないと、炭酸が抜けてしまうのです。
さんざん悩んだ末、今回はSANPONIの水色のグラウラーをチョイスしました!
ビール量り売りレポート③|ビールを購入するその前に…
![グラウラーを洗う](/sites/default/files/styles/news_contents_img1/public/article_img1/trend220427_15.jpg)
「食器洗い洗剤をつけたスポンジをしっかり底までつっこんで洗ってください。乾かす時は、布などは使わず自然乾燥で」とのことです。
「洗っていただくなんて、申し訳ない…」と恐縮していたのですが、「お茶や水を入れていたグラウラーを持ってきて、『これ洗って、これに入れてー』なんておっしゃる近所のお客様もいらっしゃるので大丈夫ですよ」と。自転車でふらっと現れてクラフトビールをテイクアウトだなんて、なんとも粋ですよね。ぜひやってみたい!
ビール量り売りレポート④|ビールを選びます
![メニュー](/sites/default/files/styles/news_contents_img1/public/article_img1/trend220427_16.jpg)
グラウラーが1本しかないので、テイクアウトできるのは1種類のみ。どうしよう、決められない…ということで、「ピクニックにオススメ」の2種を試飲させてもらいました!! こちらのお店では「テイクアウトのお客様には試飲をオススメしてます」とのことなので、迷ったら遠慮せず、試飲OKかどうか尋ねてみましょう!
![試飲したビール](/sites/default/files/styles/news_contents_img1/public/article_img1/trend220427_17.jpg)
右が6番 Dupont(ベルギー)のSaison「Saison Dupont」10ml/24円。 ベルギーのセゾンビールの中で一番有名な銘柄。夏場の農民の水分補給用のビールだったそうです(夏は水が腐るので、冬場に仕込んで夏に飲む)。「水分補給用」というだけあって、少しスモーキーさを感じるものの、とても飲みやすいです。
ちなみに両方ともボトルの販売もあります。
![Black Tide / Hotate BeltとDupont / Saison Dupont 瓶](/sites/default/files/styles/news_contents_img1/public/article_img1/trend220427_18.jpg)
という訳で、大変長らくお待たせいたしました。いよいよグラウラーにビールを入れてもらうことに! まずは、ビールの酸化を防ぐために、二酸化炭素を入れ容器内の酸素を流します。
![二酸化炭素を入れる](/sites/default/files/styles/news_contents_img1/public/article_img1/trend220427_19.jpg)
そして、タップ(注ぎ口)からビールをグラウラーに注ぎます。
![タップからビールをグラウラーに注ぐ](/sites/default/files/styles/news_contents_img2/public/article_img2/trend220427_20.jpg)
![タップのアップ](/sites/default/files/styles/news_contents_img2/public/article_img2/trend220427_21.jpg)
途中で泡を一回捨てて、
![途中で泡を一回捨てる](/sites/default/files/styles/news_contents_img1/public/article_img1/trend220427_22.jpg)
グラウラーからあふれるまでビールを注ぎ、容量きっちりにして、キツく蓋をしめます。
![グラウラーからあふれる](/sites/default/files/styles/news_contents_img2/public/article_img2/trend220427_23.jpg)
![ふたを閉める](/sites/default/files/styles/news_contents_img2/public/article_img2/trend220427_24.jpg)
蓋をきっちりとしめておけば、2~3日はもつそうなので、キャンプやピクニックの前日にテイクアウトなんてこともできちゃう訳です!
※SANPONIのサイトによると保冷は12時間だそうです。
せっかくなので、お店のオリジナルソーセージ4種から、「HOTATE BELT」に合うとオススメしてもらった「王道粗挽きソーセージ」と「THAIグリーンソーセージ」をテイクアウトすることに。
ビール量り売りレポート⑤|気になる料金は?
![ソーセージテイクアウトメニュー](/sites/default/files/styles/news_contents_img2/public/article_img2/trend220427_25.jpg)
![ソーセージ](/sites/default/files/styles/news_contents_img2/public/article_img2/trend220427_26.jpg)
グラウラー 3800円
クラフトビール「HOTATE BELT」 10ml24円×900ml=2160円
おつまみソーセージ 1080円×2パック=2160円
合計 8120円でした!
こちらのお店のビールテイクアウトは、店内で飲むより約10~15%安く設定されています。 1度グラウラーを購入してしまえば、ビールの価格のみです(当たり前ですが)。 おつまみも、店内よりテイクアウトの方がお得ですね!
ビール量り売りレポート⑥|飲みます!
![グラウラーからビールを注ぐ](/sites/default/files/styles/news_contents_img1/public/article_img1/trend220427_27.jpg)
はい、最高です! 大事なことなので2回言います、最高です!! 泡もしっかり! キンキンに冷えた状態ではありませんでしたが、むしろIPAにぴったりな温度でした。うららかな陽気の中、昼間っからすっかりいい気分に。プラカップ(大)で約3杯(ひとり1杯半ずつ)飲めました。
【ビール量り売りのメリット】
1. おいしいクラフトビールを好きな場所で飲める。
2. お店で飲むよりお得。
3. グラウラーなら見た目がオシャレで、使い捨て容器よりもエコ。
4. グラウラーは保冷できるので、クーラーボックス不要。
いやはや、こんな世界があるなんて。これはクセになりそうです。 家飲みやピクニックにビールの量り売り、おすすめです!
取材協力
株式会社CRAFT BEER BASE
CRAFT BEER MOTHER TREE
大阪市北区大淀中1-13-13/06-7503-9795/平日15:00-22:00・土日祝12:00-22:00/火曜休
クラフトビールの醸造所、ボトルショップ、ビアハブがひとつ建物の中にそろったクラフトビール専門店。世界中の厳選クラフトビールが常時500種以上そろう。店内から見える併設の醸造所で造られたオリジナルクラフトビールは、毎週水曜日にできたてを味わうことができる。
![ボトルショップ](/sites/default/files/styles/news_contents_img2/public/article_img2/trend220427_29a.jpg)
![店内](/sites/default/files/styles/news_contents_img2/public/article_img2/trend220427_30a.jpg)
〈メインカット撮影=大久保啓二〉
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