若者による若者のためのお酒「バー・ポームム」を飲んでみた

サントリーからこの秋、若者向けにまったく新しいコンセプトで発売された缶チューハイ「バー・ポームム」。これまでとは全く異なるアプローチで開発されたというその味わいとは?

ライター:青田俊一青田俊一
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名古屋の酒類卸イズミックの青田が、いま注目のお酒の情報をバイヤー目線でお届けします! 今回はサントリーからこの秋、まったく新しいコンセプトで発売された缶チューハイのシリーズをご紹介します。

サントリーの新商品「バー・ポームム」

今回は最近なにやらSNSで話題となっているRTDがあるらしいとのことで、そちらをご紹介したいと思います。

ご紹介するのは先日、10月4日に発売されたばかりのサントリーの新商品「バー・ポームム」です。9月13日から一部のコンビニで先行発売となっていたので、もう試したよという方もいらっしゃるかもしれませんが、改めてご紹介させていただこうと思います。

※蓋を開けてすぐにそのまま飲める飲料。特に、缶酎ハイや瓶入りカクテルなど、水や炭酸水で割る手間のかからないアルコール飲料
バー・ポームム
「バー・ポームム」は若者をターゲットにまったく新しいコンセプトで開発されたRTDです。

若者のライフスタイルや価値観の変化とともに、お酒に対する向き合い方も多様化が進み、“お酒の楽しみ方が分からない”や“心地よい自分時間を過ごしたい”といった、今時の若者ならではのお酒のニーズが生まれました。これに対し、ターゲット世代を深く理解しているメンバーでプロジェクトチームを編成し、これまでとは異なるアプローチでターゲット世代を徹底的に調査・研究して開発されたそうです。

酔うことが目的ではなく、楽しく心地よい自分時間を過ごせるようなお酒を目指し、 そのときの自分の気分や状態に合ったものが選べるように同じブランド内で幅広い度数やフレーバーを展開するという、既存のRTDでは珍しい試みを実行しています。

また、ラテン語で果実を意味する「ポームム」という言葉から漂う、不思議で気になる世界観を表現した独特な缶のデザインも特徴的で、ほかのRTDブランドとは趣の違ったちょっと手に取ってみたくなる缶チューハイとなっています。

気分に合わせて選び、心地よく“ぽーっと過ごす”楽しい時間を通じて新たなお酒の楽しみ方を知るきっかけにしてほしいという、若者への熱い思いのこもったRTDということなんですが、齢40半ばの私がその気持ちを理解すべく試飲に移りたいと思います。

「バー・ポームム 桃と紅茶」を飲んでみた

まずは「桃と紅茶」から。

桃と紅茶はアルコール度数が2%とかなり軽めの設定です。

桃果汁と桃浸漬酒を使用し、そこにブランデーを加えることで余韻まで楽しめるようになっているとのことです。ではグラスに注いでみます。
バー・ポームム 桃と紅茶
グラスに注ぐと、桃の甘い香りが広がります。色はまさに紅茶のようです。香りの印象からかなり甘いのかと思いましたが、甘さは控えめで上品な仕上がり。ちょっと大人のピーチティーといった感じです。ブランデーのニュアンスははっきりとは分かりませんが、この手のRTDにはあまりない余韻もあり、食中酒というよりは食前に軽く飲んだり、食後にまったり楽しむという雰囲気に仕上がっています。

アルコール度数が2%ということで、普段お酒を飲み慣れている方にはやや物足りなく感じられるかもしれませんが、飲み慣れていない方のエントリーモデルとしてはちょうどいいアルコール感ではないでしょうか。

「バー・ポームム レモンと蜂蜜」を飲んでみた

お次は「レモンと蜂蜜」。

こちらはアルコール度数4%。「桃と紅茶」よりも度数は高いですが、まだまだライトですね。“ハチミツレモン”ではなく“レモンと蜂蜜”というところがポイントのようで、隠し味はラムだそうです。
バー・ポームム レモンと蜂蜜
見た目は一般的なレモンサワーと変わりませんね。味わいもレモンサワーのような感じかと思いきや、レモンを使ったカクテルというイメージです。ガブガブ飲むというよりは、ゆっくり楽しむというほうが合いそうですね。こちらもラムのニュアンスが前面に出ているわけではありませんが、一般的なレモンサワーと比べると味わい深さがやっぱり違います。脂っこい料理を流し込むための食中酒ではなく、白身の魚などと上品に合わせて楽しむほうが合いそうです。

「バー・ポームム カシスと葡萄」を飲んでみた

最後は「カシスと葡萄」です。

こちらはアルコール度数6%と、今までの2つよりも高めの設定。カシスリキュールとワインがベースになっているようです。
バー・ポームム カシスと葡萄
そういえば、10年くらい前は若者の飲むお酒の代表格がカシスというイメージがあったのですが、最近では若い方が飲んでいるのは見かけなくなったような気がしなくもないですね。

こちらは割と直球のカシスのカクテルという印象ですが、若い方にはかえって新鮮かもしれません。カシスのリキュールというとかなり甘いイメージがありますが、ワインと合わせることで甘さを抑えて、リッチで上品な味わいに仕上げています。

アルコール度数はシリーズの中では最も高い6%ですが、アルコールがきついという感じはありません。逆にアルコール度数の高さを感じない分、つい飲みすぎてしまいそうな気もします。こちらは赤身のお肉にも合うので食中酒にもおすすめですが、どちらかというと食後にまったり楽しむのに向いているかもしれません。

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ここまで三者三様それぞれ個性的な味わいで、酔うためのお酒ではなく、「“ぽーっと過ごす贅沢な時間”を楽しむためのお酒」というイメージ通りでした。おじさんにもたまにはぽーっとする家飲み時間が必要だと実感させられました。

12月には期間限定商品として「メロンとバニラ」が発売されるとのことで、今後も注目のRTD。若者のお酒との付き合い方が変わる日もそう遠くはないかもしれません。

 

バー・ポームム 桃と紅茶【商品概要】

  • 原材料:桃、紅茶、スピリッツ、桃浸漬酒、ブランデー、糖類(国内製造、アメリカ製造)/炭酸、香料、酸味料
  • アルコール度数:2%
  • 容量 / 容器:350ml / 缶
  • 参考小売価格:156円(税抜)

バー・ポームム レモンと蜂蜜【商品概要】

  • 原材料:レモン、スピリッツ(国内製造)、ラム、蜂蜜、糖類/酸味料、炭酸、香料
  • アルコール度数:4%
  • 容量 / 容器:350ml / 缶
  • 参考小売価格:156円(税抜)

バー・ポームム カシスと葡萄【商品概要】

  • 原材料:ぶどう、カシス、スピリッツ(国内製造)、ワイン、カシスリキュール、糖類/炭酸、酸味料、香料、果実色素
  • アルコール度数:6%
  • 容量 / 容器:350ml / 缶
  • 参考小売価格:156円(税抜)
※記事の情報は2022年10月17日時点のものです。
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