オランダからやってきた脱アルコールのノンアルコールビール「Bavaria 0.0%」を飲んでみた

この春、新しく発売となるオランダ産のノンアルコールビール「Bavaria 0.0%」。よりビールに近いテイストを目指して、脱アルコール製法でつくられるノンアルコールビールの味わいとは?

ライター:青田俊一青田俊一
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名古屋の酒類卸イズミックの青田が、いま注目のお酒の情報をバイヤー目線でお届けします! 今回は、この春日本に上陸するオランダ産のノンアルコールビールをご紹介します。

オランダからやってきたノンアルコールビール「Bavaria 0.0%」

気付けばもう3月。月日の流れるのは早いもので、最近は年のせいか、めっきりお酒に弱くなってしまい、休肝日の必要性を感じる今日この頃です。そんなわけで今回は休肝日の強い味方、ノンアルコールビールをご紹介しようと思います。

ご紹介するのはオランダのノンアルコールビール「Bavaria 0.0%」です。
 
Bavaria 0.0%
「Bavaria 0.0%」はオランダにあるヨーロッパ最古の家族経営の醸造所「ロイヤルスウィンケルスファミリーブリュワーズ」が手掛けるノンアルコールビール。

ノンアルコールビールと一言で言っても、その製法は大きく分けて2つ、ビールからアルコールを取り除く脱アルコール製法と、アルコールを発生させない製法に分けられます。

日本では、製造方法や酒税法上に様々なハードルがあり、ビールを製造して、そこからアルコールを取り除いて商品化することが難しいようで後者の製法が主流となっています。それに対して酒税法でのしばりのない海外では、脱アルコール製法が主流となっています。

一般的には、シンプルにビールからアルコールを取り除いたほうがビール本来の味わいが残るので、アルコールを発生させない製法のものよりもビールに近い味が出せると言われています(ただし、近年では技術力の向上により、アルコールを発生させない製法でもビールに近い味わいになってきてはいます)。

今回ご紹介する「Bavaria 0.0%」はオランダ産ということで脱アルコール製法。よりビール本来の味わいを活かすために、真空蒸留という手法をとっているとのこと。百聞は一見に如かず。早速試飲といきましょう。

「Bavaria 0.0%」を飲んでみた

「Bavaria 0.0%」はスタイルとしてはピルスナータイプ。さて、気になるお味は。
Bavaria 0.0%
色合いはきれいなゴールド、見た目的にはしっかりビールです。で、肝心の味わいもちゃんとビールっぽいです。ノンアルコールビールの中には、どこか水っぽかったり、少しケミカルな風味を感じるものもあったりするのですが、これは麦芽の旨みとコクがしっかり。実は先にいくつかノンアルコールビールを集めてブラインドで試してみたんですが、いちばんビールに近いと感じたのがこれでした。よりビールに近い味わいのノンアルコールビールを求めている方にも、これなら申し分ないと思います。

発売は本日3月6日ということで、これから店頭に並び出すかと思いますので、ぜひ一度お試しください。休肝日の家飲みに、十分に満足できるノンアルコールビールだと思います。

 

Bavaria 0.0%【商品概要】

  • 原材料:麦芽、ホップ/炭酸、ホップエキス、香料
  • 生産国:オランダ
  • 容量 / 容器:330ml / 缶
  • 参考小売価格:168円(税抜)
  • 輸入者:Swinkels Family Brewers Japan
  • 販売者:沢の鶴
※記事の情報は2023年3月6日時点のものです。
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