オーストラリアからやってきた自然派ベルモット「ビッツァーロ ビター アペリティーヴォ」を飲んでみた

欧米では食前酒として親しまれているベルモット。そんなベルモットを、いま注目のオーストラリアの自然派ワインのつくり手が手掛けるとどうなるのか。ナチュラルなつくりに徹したベルモット「ビッツァーロ ビター アペリティーヴォ」をご紹介します。

ライター:青田俊一青田俊一
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名古屋の酒類卸イズミックの青田が、いま注目のお酒の情報をバイヤー目線でお届けします! 今回はオーストラリアの自然派ワイナリーが手掛けるベルモットをご紹介します。

オーストラリアの自然派ワイナリーが手掛けるベルモット「ビッツァーロ ビター アペリティーヴォ」

突然ですが、ベルモットってご存じでしょうか。見た目は子供、頭脳は大人なアニメでその名前を知っている方も多いかとは思うのですが、実のところどんなお酒かは知らない方も多いのではないかと思います。

ベルモットとは、ワインをベースにスパイスやハーブをブレンドしてつくられるフレーバードワインのこと(詳しくはこちらの記事をご覧ください)。チンザノやノイリーといった定番から珍しいものまで、世界にはさまざまなベルモットがありますが、今回はその中から最近の(個人的な)お気に入りをご紹介したいと思います。

それが、オーストラリアの「デリンクエンテ」という生産者が手掛けるベルモット「ビッツァーロ ビター アペリティーヴォ」です。
ビッツァーロ ビター アペリティーヴォ
「デリンクエンテ」は2013年にオーストラリアのリヴァーランドに設立された比較的新しいワイナリー。リヴァーランドの気候に合った南イタリアの固有品種を使い、“なるべく人の手を介さないナチュラルなつくり”をコンセプトにコストパフォーマンスの高いワインを生産する、いま注目のワイナリーです。中でもインパクトのある顔のラベル、通称“変顔ラベル”のワインが有名で、日本に入荷するやいなやすぐに売り切れてしまうほどの人気となっています。

そんないま注目のワイナリーが手掛けるベルモット、気にならないわけがないですよね。

「ビッツァーロ ビター アペリティーヴォ」を飲んでみた

「デリンクエンテ」はもともと、南イタリアの固有品種を使うというのが特徴ですが、こちらもイタリア、サルディーニャ島由来の品種、ヴェルメンティーノを使用した白ワインがベースとなっています。

そこにリヴァーランド産の有機栽培オレンジやレモン、コリアンダーシードやカルダモンといったスパイスに、セイヨウノコギリソウの根やマリーゴールドといったボタニカルの成分を抽出したブドウスピリッツとシュガーシロップを添加。ナチュールワインをベースにした、ナチュラルにこだわったちょっと珍しいベルモットというわけです。

それでは早速試飲です。今回はまず、ロックで飲んでみます。
ビッツァーロ ビター アペリティーヴォ
グラスから、爽やかなスパイスの香りとほんのり甘い花の香りが広がります。味わいも爽やか。柑橘のほろ苦さと適度な甘み、そこにスパイスの風味がアクセントになっているのですが、このバランスが絶妙です。定番のベルモットは、割とパンチがあるしっかりした味わいのものが多い印象ですが、それと比べるとこちらはかなりすっきりした印象。すっきりながらちゃんと個性もあって、それでいてバランスの良い、新しいタイプのベルモットです。

個人的にはベルモットは単品でゆったり楽しむことが多いのですが、欧米では食前酒として飲まれることのほうが多いので、お次は炭酸で割ったものも試してみましょう。
ビッツァーロ ビター アペリティーヴォ
こちらはもう言わずもがなで、ロックで飲む印象よりもさらにすっきり。まさに食前酒といった味わいです。また炭酸ではなく、ペットナット(無添加スパークリングワイン)やスパークリングワインで割るのも面白いと思います。カクテルベースに使うなど幅広い楽しみ方ができるのも魅力ですね。

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いよいよ季節は春本番。花粉症が悩ましいところですが、せっかくなので新しい季節には、いままであまり飲んだことのない新しいお酒を家飲みで楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

デリンクエンテ ビッツァーロ ビター アペリティーヴォ【商品概要】

  • 原材料:ヴェルメンティーノ(+オレンジ、レモン、ハーブ、ボタニカル、ブドウスピリッツ)
  • 生産国:オーストラリア
  • アルコール度数:17.5%
  • 容量 / 容器:750ml / 瓶
  • 参考小売価格:2,600円(税抜)
  • 輸入元:kpオーチャード
※記事の情報は2023年3月20日時点のものです。
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