歯を痛めない正しいお酒の飲み方とは?〈老けない人は何を飲んでいる? ⑳〉

飲酒後の寝落ちリピーターの方は要注意! 歯のエナメル質が溶けだす酸蝕症予備軍になっているかもしれません。

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飲酒後の寝落ちが引き起こす「酸蝕症」

日が短く夜が長い秋は、気温もほどよく心地よいので趣味を楽しむのにもってこいの季節です。皆さんは、どんな風に秋の夜長を楽しんでいらっしゃるでしょうか。たとえば好きなお酒をゆっくりと時間をかけて少しずつ飲みながら、テレビや映画鑑賞、読書などで過ごす時間は最高のひとときですね。

そんな楽しい時間を過ごしている方で、いつのまにか寝落ちして気が付けば夜中だった、という経験がある方も中にはいるのではないでしょうか。それが、ほとんど毎日という方は、ぜひとも水も用意してお酒を楽しんでいただきたいと思います。というのも、水を飲みながらお酒を飲まないと酸蝕症(さんしょくしょう)になる心配があるからです。
 

水を一緒に飲むことで、お酒の酸性を中和させることが大切

酸蝕症とは、歯のエナメル質からリン酸カルシウムの結晶が溶け出してしまう症状をいい、進行すると歯が黄色くなったり知覚過敏になったりするとされています。「酸が蝕む」という字の通り、歯のエナメル質はpH5.5以下の酸性のものに弱い性質があるとされています。お酒は酸性のものが多いため、時々水を飲みながら口が酸性になるのを防ぎましょう。また、唾液を十分に分泌させることも忘れてはいけません。唾液が口の中の酸性状態を中和してくれるからです。

ご参考までに、主なお酒のpHを紹介します。
酎ハイ(pH2.5~2.8)、赤ワイン(pH3.4)、白ワイン(pH3.3)、ビール(pH4.0~4.3)、 日本酒(pH4.4~4.9)、ウイスキー(pH5.0)
お酒のほとんどが、酸性であることがわかりますね。

水を飲まずに、時間をかけて少しずつお酒を飲んでそのまま寝てしまうと、歯が酸性の状態になっているうえに、唾液の分泌も少なくなるため、歯を痛めることになりかねないのです。酸蝕症予備軍にならないために、お水を時々のみながら秋の夜長、お酒をお楽しみください。

※ 記事の情報は2018年10月25日現在のものです。
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