里海米という特別な米で造った純米吟醸酒「里海の環」が限定発売中!

多様化する日本酒造り。愛媛県の沿岸で酒造りをする蔵元、梅錦山川の意欲的な新製品は、瀬戸内海の恵みをテーマにした理想の食中酒です。

メインビジュアル:里海米という特別な米で造った純米吟醸酒「里海の環」が限定発売中!
里海米とは、瀬戸内の特産品「牡蠣」の殻を使って土作りをした田んぼで育てたお米。上の写真のお皿に盛ってあるのが蛎殻を使った土壌改良材です。瀬戸内の恵みが回り回ってお酒になった……海から里へ里から海へ、自然の恵みの循環をテーマにした酒、それが、梅錦山川さんの純米吟醸「里海の環」です。

 

瀬戸内海・岡山の牡蠣を農業に活かす

岡山の牡蠣筏
岡山の牡蠣棚。瀬戸内の牡蠣は広島が有名ですが、岡山でも盛んに養殖されています。
里海米は、JA岡山が推進する「瀬戸内かきがらアグリ」という事業から生まれたお米のブランドです。瀬戸内の牡蠣といえば広島が有名ですが、岡山も代表的な産地のひとつです。牡蠣を収穫し、販売すると後に残るのは大量の牡蠣の殻「かきがら」です。かきがらには、豊富なミネラルやカルシウム、良質なタンパク質が含まれています。これを活かして、付加価値のある農産物を作ろう、というのがこの事業の趣旨。里海米のラインナップには食米はもちろんですが、酒米「雄町」も含まれています。雄町は日本最古の酒米品種と言われ、ここ岡山が原産です。まさに本場中の本場に育ち、かきがらでパワーアップした雄町を100パーセント使って造ったお酒が、梅錦山川さんの純米吟醸「里海の環」。里海米の雄町は粘りがあり、発酵がスムースに進むためすっきりした味わいになるそうです。
佐藤見舞いの雄町
里海米の「雄町」粘りがあり、すっきりした酒に。

 

海の恵みが循環する

今までは捨ててしまっていた、かきがら。これを土壌改良材に使うと、ミネラルやカルシウムが豊富な土になります。まさに「海の恵み」。しかもこれらの成分は、やがて水に溶けて川を流れて海に戻り、豊かな沿岸部の環境を作ります。さらには赤潮を防ぐ効果も期待できるといいます。この海で育った牡蠣が収穫され、その殻がまた田んぼや畑に使われ循環していくというわけです。かきがらという、今までは「廃棄物」だったものが、良い土壌と豊かな海を作る大切な役割を演じています。まさに21世紀的、素敵な事業ですね。純米吟醸「里海の環」は、お隣愛媛県の蔵、梅錦山川さんがこの事業に賛同して生まれました。初回の造りは4000本限定です。考えてみれば、日本酒造りは米作り、ほとんど農業といっても良いぐらいです。日本酒の造り手として、環境へと意識が向いていくのは自然な流れなんですね。
里海の環の製造ライン

 

柔らかく、しかもすっきりした味わい

里海の環のラベル写真
里海の環、ラベルの「里」の漢字をモチーフにした可愛らしいマークが印象的です。里の字の「田」の中に浮かぶ半円形は瀬戸内の穏やかな海に浮かぶ小島をイメージしているそうです。

さっそく飲んでみると……。本当に柔らかく、しかもすっきりした味わい。もともと梅錦山川のお酒は軟水で仕込んだ柔らかさが持ち味です。そのメインブランド「梅錦」はどちらかというと甘口の印象がありますが……この里海の環は、甘くはなく、「旨口」というのでしょうか。お米の旨みが感じられる、飲み飽きしないお酒だと思いました。食事の邪魔をすることのない、理想的な食中酒になると思います。冷やでもおいしいですが、ぬる燗もおすすめです。おいしい海産物を肴に、ゆったり楽しみたいですね。普段梅錦を飲み倒している、地元愛媛の酒飲みの皆さんからも、高い評価をいただいているそうです。

※記事の情報は2018年11月12日時点のものです。
  • 1現在のページ

この記事をシェアしよう!

この記事が気に入ったらフォローしよう!

梅錦山川のお酒はコチラで買えます