なつかしい昭和の家飲み風景。あのころみんな飲んでいた!「昭和家飲みあるある」80連発

みなさんの記憶にある「昭和の家飲み」はどんなものですか? プロ野球のナイターを見ながら親父が飲んでいた酒と肴。親戚一同集まっての宴会。あのころみんな飲んでいた! アンケート調査をもとにした「昭和家飲みあるある80連発」。これを読んでノスタルジックな気分に浸るもよし、レトロな家飲みを再現してみるのもよし。ひとときのタイムスリップをお楽しみください!

ライター:まるまる
メインビジュアル:なつかしい昭和の家飲み風景。あのころみんな飲んでいた!「昭和家飲みあるある」80連発

なつかしのおつまみ

1. 薄切りのキュウリとサラミを交互に重ねる
2. プロセスチーズを専用ナイフで波形に切るのがなぜか流行
3. スライスしたプロセスチーズを海苔でまいたもの
4. 四つ割りのキュウリをハムで巻いて楊枝で留める
5. 拍子木切りのプロセスチーズを餃子の皮で巻き、油で揚げたミニ春巻き
6. 引っ張るだけではなかなかほどけないツナピコ
7. 長さ10センチぐらいのスティック型のプロセスチーズ
8. クジラの刺身、クジラベーコン、クジラの缶詰。とにかくクジラが好き
9. 魚肉ハム。ハムなのに魚肉。我が家ではけっこう高級品の部類
10. ウイスキーを飲む親父にお袋がそっと出すレーズンアンドバター
11. 海辺の実家では肴といったら必ず刺身
12. 田舎の伯父さんが晩酌のとき生でかじっていた自家製青唐辛子
13. さきいかと柿の種、バターピーナッツを同時に頬張るうまさ
14. いろいろ試して柿の種2、ピーナツ1、さきいか2本がベストと結論づけ
15. おでんの玉子を箸で割ろうとすると必ず想定外の切り口で割れる
16. 口に入る直前で落下する里芋
17. 枝豆がのどを直撃して気管に入りそうになる
18. 冷ややっこに鰹節を乗せたとたん扇風機がこっちをむいて惨事
19. ノザキのコンビーフの缶開けを途中で失敗
20. コンビーフは1cmのスライス。冷蔵庫から出したては固いから箸で食べる
21. 脂が溶けてやわらかくなったら、爪楊枝でくずしながら食べる
22. クジラを甘辛く煮込んだ缶詰。ガスコンロで温めそのまま食卓
23. 缶からそのまま食べるワイルド感とグツグツ感に心躍る
24. 「蝿帳」がハエから食卓を守っている
25. 片岡義男の小説をまねしてオニオンスライスを作るが辛すぎて食えない
26. 静岡では黒いのが「はんぺん」で白いのが「白はんぺん」
27. 静岡ではみんな食べてた、イルカの佃煮
28. 北海道ではいかの粕漬けが必需品
29. 日本が日本である限りつまみと言えば枝豆と冷ややっこ
 
昭和の冷ややっこは長方形の一丁を16分割。枝豆は夏限定でした。どこの家庭にもキリンビールの小さなグラスがありました。
昭和の冷ややっこは長方形の一丁を16分割。枝豆は夏限定でした。どこの家庭にもキリンビールの小さなグラスがありました
      
ツナ、チーズたら、鮭とば、つまみ鱈、さきいか、QBBスティックチーズ、コインチョコ、フィンガーチョコ、そしていかり豆。たいていこんなお盆に盛られていました。
ツナ、チーズたら、鮭とば、つまみ鱈、さきいか、QBBスティックチーズ、コインチョコ、フィンガーチョコ、そしていかり豆。たいていこんなお盆に盛られていました

オヤジたちの酒

30. 勝手口に2ケース配達される大瓶ビール。瓶は今より肉厚で重かった
31. ビールの瓶に別のビール会社のラベルを貼って使っている
32. 親戚が来ると必ず瓶ビールを出す。お客に缶ビールは失礼とされた
33. 飲み残した瓶ビールにラップでフタ
34. 子供にビールの泡を舐めさせ「こいつは酒のみになる」となぜか喜ぶ
35. とにかくオヤジの会社の人たちが毎晩のように来て飲んでいた
36. お客が来る、寿司の出前でビール、そのあとウイスキー、さらに麻雀
37. 定番はレッドのお湯割り。オールドは土産かお歳暮でもらったときのみ
38. オヤジの酒はレッド → 角 → だるま(オールド)と変遷
39. 連日オールドをガブ飲み。現在に換算すると超高価。どこに金あった
40. 仕事で海外に行った人からのお土産はジョニ赤。まれにジョニ黒
41. トリスを飲むとき必ず「Hawaiiへ行こう!」と叫んだ大学生の兄
42. レッドを飲みながら俺も将来は大原麗子のような嫁をもらうと確信してた
43. アイスペール、トング、マドラー。水割りセットがどこの家にもあった
45. コップが小さくて氷が入らず、コップのフチでスピン
46. CMに影響されて焼酎はとにかく薩摩白波
47. 日本酒は基本的に湯のみ茶碗で飲む
48. ワンカップ大関はお墓参りの必需品
49. ワインなのにブランデーみたいに手のひらで温める
50. でっかいガラスの灰皿。どっちかというと酒よりもタバコが主役
51. 酔った親戚が絨毯を煙草で焦がして叔母さん激怒
52. 「歌本」が家にあって伴奏なしで歌う
53. 歌うときは、ムダにしゃもじを握って歌う
54. 金箔の入ったバブルなお酒
55. 日本のビールでいいのにかっこつけてバドワイザー
56. つまみは和食なのに食卓にソルティドッグ
 
ジョニ赤なのに、つまみは和風。チーズに海苔、ちくわにきゅうりと、いろんな異種組み合わせの試みが行われていました。
ジョニ赤なのに、つまみは和風。チーズに海苔、ちくわにきゅうりと、いろんな異種組み合わせの試みが行われていました
   
リッツの箱の写真「リッツ・アラカルト」は子供たちの憧れ。少年は「いまはムリでも将来オレの奥さんが作るにちがいない」と遠い未来に託したのでした。
リッツの箱の写真「リッツ・アラカルト」は子供たちの憧れ。少年は「いまはムリでも将来オレの奥さんが作るにちがいない」と遠い未来に託したのでした

そのとき子供たちは

57. 子供はファンタ、ミリンダ、リボンシトロン、プラッシー、カルピス
58. 氷は子供の仕事。アルミの製氷皿(レバー付き)に指がくっつきアセる
59. 水割りを作らされ氷、ウイスキー、水の順番を守らず怒られる理不尽
60. 刺身の花をタンポポだと思い込んでいる子供ら
61. ツナピコは子供にはしょっぱ過ぎ。後年シーチキンのあまりの美味さに言葉失う
62. カバヤの銀色フィンガーチョコレート。たまの金色はプレミア感
63. なぜかいつもお盆に乗ってるライオネスコーヒーキャンデー
64. ロック製菓のコインチョコ。地主の家だけで出るプレミアム菓子
65. お土産はパラソルチョコ、ペンシルチョコ、マーブルチョコ
66. 揚げた空豆が歯に挟まる。子供も仕方なく食べたがおかげで空豆が嫌いに
67. それが「いかり豆」という物だと今になって知る。いま食べるとうまい
68. そして茹でた空豆もようやく好きになる。ここまで時間かかった
69. リッツの箱の写真の「アラカルト」に子供たちはあこがれるが実現しない
70. 食べたあとのサザエの殻がもったいないから庭の花壇に並べる
71. サザエのふたは子供のおもちゃ箱行き
72. コーラにウイスキーをたらすと一気に泡がなくなる宴会版子供の科学
73. 瓶ビールの王冠の裏のコルクが一回でキレイに剥けたときの達成感
74. 酒蓋遊びが大流行。オヤジにレアな蓋の日本酒を飲んでくれと懇願
75. 子供がジュースだと思ってハイサワーを飲んでしまったときの衝撃
76. 水と思って飲んだら日本酒だったときのさらにひどい衝撃
77. ぶどうジュースだと喜んでワインを飲んだときの絶望
78. 従姉妹とやったエポック社のパーフェクトボウリング
79. ブラウン管のテレビでやっている「8時だヨ! 全員集合」
80. 夜中に起こされ寝ぼけて食べる土産の折り詰め寿司。家でも飲み足すオヤジ
 
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なべの真ん中に生醤油とかつお節を投入した湯飲みを沈めるのが家庭の湯豆腐のかたち。日本酒もたいてい湯飲みで飲んでました。
なべの真ん中に生醤油とかつお節を投入した湯飲みを沈めるのが家庭の湯豆腐のかたち。日本酒もたいてい湯飲みで飲んでました
   
イエノミスタイル編集部で昭和家飲みを再現してみました。おつまみも飲みものも、シンプルながらどれも美味。昭和の人々の知恵には学ぶべきことが多いです。みなさんもぜひお試しください!
イエノミスタイル編集部で昭和家飲みを再現してみました。おつまみも飲みものも、シンプルながらどれも美味。昭和の人々の知恵には学ぶべきことが多いです。みなさんもぜひお試しください!

※記事の情報は2017年7月21日時点のものです。
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