鶏肉料理に!チキンなクラフトビールを飲んでみた。

ラッキーな鶏?黄桜から新たに発売されるキャッチーなネーミングが妙に気になるクラフトビールをご紹介。

ライター:青田俊一青田俊一
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幸せになるクラフトビール「ラッキーシリーズ」

幸せになれるかもしれないクラフトビールとして以前にもご紹介した黄桜の「ラッキーシリーズ」。今回はその新商品が出るということで早速ご紹介したいと思います。
ラッキーチキン

今回新たに発売するのは「ラッキーチキン」。ラッキードッグ、ラッキーキャット、ラッキーボア(限定品)に続くシリーズ4品目のビールになります。

犬、猫、猪ときて第4弾はなぜか鶏。そもそも並びだけ見ると猪も違和感がありますが、みなさまのご察しの通り、今年が猪年だからがその理由です。昨年の戌年に干支のビールとしてラッキードッグが好調だったので干支シリーズの第2弾として発売したそうです。で、なぜ次が鶏かというと、こちらも分かりやすい理由で、鶏肉料理に合うビールをコンセプトに開発されたからとのこと。酉年のときはどうするんだ、とかラッキーキャットは猫に合うのかという無粋なつっこみは横に置いといて、お楽しみの試飲タイムにいってみましょう。

飲んでみた。

ラッキーチキン
注いでみるとラベルにレッドIPAと記載してある通り、少し赤みがかったブロンド。ラッキーシリーズはゆるく濾過するのが特徴的で、少し濁りがあります。香りはIPAらしいフルーティーな香り、ホップの爽やかさよりはグレープフルーツのような柑橘系の香りの印象が強いです。これはおそらく使用しているモザイクホップの特徴だと思われます。味わいのほうはトレンドのIPAのようなパンチのある苦味ではなく、程よく苦い感じです。苦味が強過ぎると食事の邪魔をしかねないので、これくらいの程よさがちょうど良いのではないかと。IPA独特のずっしりとした重さもなく、モルトの芳ばしさが際立つ旨みのある印象に仕上がっています。たしかに鶏肉、それも少しスパイシーな味付けをした料理に合いそうです。というわけでせっかくなのでマリアージュを試してみます。
 
ラッキーチキンとチキンカレー
鶏肉とスパイスで最初に連想したのがチキンカレーだったので、ここは定番のバターチキンカレーでいってみようと思います。もちろんスパイスの配合からこだわります。今回はカルダモンをベースでクミン、コリアンダーとオーソドックスな組み合わせ。カレーだとスパイスがちょっと強過ぎて喧嘩するかなと思ったのですが、ボディがしっかりしているので意外と大丈夫、麦芽の旨みとスパイスがよく合います。またトマトとヨーグルトで酸味を少し強めにしましたが、この酸味ともよく合います。そもそもカレーが抜群に美味しい。我ながら素晴らしい、と自画自賛しておきます。他にはタンドリーチキン、油淋鶏、焼き鳥&山椒などにも合いそうです。

スパイスのきいた鶏肉料理との相性抜群のクラフトビール、ぜひ家飲みでマリアージュをお楽しみください。

黄桜 LUCKY CHICKEN(ラッキーチキン)【商品概要】

  • 産地:京都府
  • アルコール度数:5.5%
  • 原材料:麦芽・ホップ・米
  • 容器 / 容量:缶/ 350ml ・ 瓶/330ml
  • 製造元:黄桜
※記事の情報は2019年3月11日時点のものです。
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