スペインのオーガニックなスパークリングワイン《コスパワインのススメ⑧》

デイリーに楽しめる安旨コスパワインを紹介する企画、今回はスペインでつくられたオーガニックのスパークリングワインをご紹介。シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵でつくられる本格派スパークリングワインのコスパはいかに?

ライター:青田俊一青田俊一
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ソムリエの資格を持つ名古屋の酒類卸イズミックの青田が、コスパで選んだ安旨ワインをご紹介。今回はスペインのスパークリングワインをご紹介します。

オーガニックの第一人者がつくるスパークリングワイン

スペインのスパークリングワインといえば“カヴァ”が有名ですよね。
以前、上記のコラムでもご紹介したように、シャンパーニュと同じ製法でつくるのにお値段は手頃というそのコスパの高さから人気のスパークリングワインですが、残念ながら今回ご紹介するのはカヴァではありません。

とはいえ、ただ安いだけのワインをご紹介するわけにはいきませんので、カヴァに負けず劣らずのコスパ抜群なスパークリングワインをご紹介します。で、ご紹介するのは「ロドリア キュヴェ ブリュット」というスパークリングワインになります。
ロドリア キュヴェ ブリュット
この「ロドリア キュヴェ ブリュット」はムレダ・アリメンタシオンという生産者のワインになるのですが、この生産者が只者ではありません。

ムレダ・アリメンタシオンはラ・マンチャに世界最大級のオーガニック畑を所有する家族経営のワイナリーで、つくるワイン全てがオーガニックというオーガニックワインの第一人者。もちろん今回ご紹介する「ロドリア キュヴェ ブリュット」ももちろんオーガニックワインになります。

オーガニックのスティルワインは当たり前のように見かけると思うのですが、オーガニックのスパークリングワインというのは意外と珍しいような気がしなくもないです。

加えてこの生産者、ベルリン国際コンクールで“カスティーリャ・ワイナリー・オブ・ザ・イヤー2017”を受賞するなど、世界的にも評価が高いというお墨付き。これは期待大です。ということで早速お楽しみの試飲タイムです。

「ロドリア キュヴェ ブリュット」を飲んでみた

試飲の前にこのワインのスペックを見ていきましょう。使われている品種はマカベオ、パレリャーダ、シャルドネというカヴァでは定番の品種のブレンド、製法はトラディショナル方式です。トラディショナル方式ということはシャンパーニュと同様、瓶内二次発酵ということになります。

そんな本格的なスパークリングワインが参考小売で1,000円ちょっとという破格のお値段。さて、肝心の味わいはどうでしょうか。
ロドリア キュヴェ ブリュット
色合いは輝くイエローゴールド。泡は瓶内二次発酵らしく、きめ細やかで長く持続します。グラスからはクッキーのような香ばしい香りが鼻を抜けます。口当たりはやわらかくクリーミー。アタックには優しい酸味、アフターに香ばしい果実味が残ります。

価格からは想像できない上品な味わいで、一般的なカヴァよりも芳醇な味わいの印象です。これはおそらくカヴァの産地であるカタルーニャよりも、このワインの産地のラ・マンチャのほうがブドウの成熟度が高いのだと思われます。

合わせる料理は白身魚がイチオシです。近所のスーパーで舌平目に半額シールが貼られていたので、ムニエルにして合わせてみましたが、抜群に相性が良かったです。ボディがしっかりしているので、クリームソースのパスタやグラタンのようなクリーミーな味わいのものと合わせると良いと思います。

オーガニックで、かつ瓶内二次発酵の本格的なスパークリングワイン、そしてこのしっかりとした味わいがなんと1,000円程度で楽しめるとは驚きです。このコスパならデイリーな家飲みにも使えるという万能感が素晴らしいです。これからの暑い時期に有望なコスパ抜群のスパークリングワイン、ぜひお試しください。
 

ロドリア キュヴェ ブリュット【商品概要】

  • 産地:スペイン
  • 原料品種:マカベオ60%、パレリャーダ30%、シャルドネ10%
  • 容量 / 容器:750ml / 瓶
  • 参考小売価格:1,050円(税抜)
  • 輸入元:ドウシシャ

※記事の情報は2020年6月22日時点のものです。
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