マリトッツォ風にアレンジしたおつまみ「アテトッツォ」はいかが?

最近コンビニなどでよく見かける「マリトッツォ」。クリームたっぷりのころんとまるいフォルムがなんとも印象的なお菓子ですが、詰める具材をアレンジすれば、家飲みにぴったりのおつまみに変身するんです! 今回はそんな楽しいおつまみマリトッツォを、ドドンと7品作っていきます。

ライター:泡☆盛子泡☆盛子
メインビジュアル:マリトッツォ風にアレンジしたおつまみ「アテトッツォ」はいかが?

具材たっぷり! マリトッツォをおつまみ仕立てにしよう!

いや〜、流行ってますね、マリトッツォ 。普段はスイーツよりも酒やでぇという家飲み派の方でも「なんか知ってる!」のではないでしょうか。

Wikipediaによると、マリトッツォとは「イタリア発祥の伝統的な菓子(デザート)で、ブリオッシュ生地に生クリームを挟んだもの」だそうで、起源は古代ローマまで遡るのだとか。柔らかそうなブリオッシュ生地めいっぱいにクリームがサンドされた、インパクトのあるビジュアルが印象的ですよね。

実は私も、まだ“本物”は食べたことがないものの、マリトッツォの形がとても気に入っていて、「これはぜひとも家飲みに取り入れたい」と考えていました。

で、思いついたのが「ひと口サイズのパンになにかを詰めてマリトッツォっぽくしよう」ということ。まぁ、言うなればアテトッツォってやつですね。あまり語呂よくないけど。

マリトッツォ風アレンジおつまみに使うパンはこちら!

あちこちの売り場をさまよった結果、使用するパンはこちらに決定。

ヤマザキ「たまごぱん」です。私はイオンで購入しました。
ヤマザキたまごパン
1袋8個入りで約160円
たまごぱん
直径5〜6cmサイズです
ほんのり甘みのあるソフトな生地で、いろんな味を受け止めてくれそうです。

マリトッツォ風アレンジおつまみ7つと、作り方のポイント

マリトッツォ風アレンジおつまみお品書き

  • ポテトッツォ
  • かぼトッツォ
  • アボトッツォ
  • シャケトッツォ
  • しばトッツォ
  • なすトッツォ
  • トマトッツォ
マリトッツォ
イタリアのお菓子をイギリス風のアレに盛り付けるという適当さをおゆるしください。

◎作り方のポイント
・たまごパンは真ん中くらいから横に切り目を入れ、2cmほど残して切り離さないようにしてください。
・具を詰めるときは小さめのスプーンを使い、2、3回に分けて少しずつ重ねるようにするときれいに仕上げられます。

マリトッツォ風アレンジおつまみ①|ポテトッツォ

ポテトッツォ
<材料>
・たまごぱん
・市販のポテトサラダ
・お好みで黒コショウなどのスパイス

<作り方>
・ポテトサラダは軽くつぶしてペースト状にし、たまごパンに詰める。
・仕上げに黒コショウをふる。

まずは無難な組み合わせから。パンに甘みがあるので、黒コショウで味を引き締めました。黒コショウの代わりにカレーパウダーなどお好みのスパイスを香らせてもよさそうです。

マリトッツォ風アレンジおつまみ②|かぼトッツォ

かぼトッツォ
<材料>
・たまごぱん
・市販のかぼちゃサラダ

<作り方>
・かぼちゃサラダは軽くつぶしてペースト状にし、たまごパンに詰める。

黄色いものを詰めたくて、たまごサラダと迷いましたが色味の強さでこちらに。かぼちゃサラダの甘さが「あら、これっておやつ? それともおつまみ?」と脳を惑わせるのもまた一興です。

マリトッツォ風アレンジおつまみ③|アボトッツォ

アボトッツォ
<材料>
・たまごぱん
・アボカド
・レモン汁
・サラミ

<作り方>
・アボカドはレモン汁をかけて色止めし、フォークなどでつぶしてペースト状にする。
・細かく刻んだサラミを混ぜて、たまごぱんに詰める。

アボカドを使うと一気におつまみ色が濃くなりますね〜。味がぼやけないように、サラミは「ちょっと多いかな?」と思うくらい入れるのがおすすめです。私は2枚分刻みました。

マリトッツォ風アレンジおつまみ④|シャケトッツォ

シャケトッツォ
<材料>
・たまごぱん
・サーモンパテ
・あれば、バジルやディルなどお好みのハーブ

<作り方>
・サーモンパテは小鉢などに取り出してスプーンで混ぜ、空気を含ませてふわりとさせる。
・たまごパンに詰め、ハーブを添える。

カルディで買った400円くらいのパテを使ったのですが、塩気がほどよくてこの量をサンドしてもちょうどよく味わえました。パテのしょっぱさとパンの甘さが合います! そして、ワイン泥棒No. 1でした。

マリトッツォ風アレンジおつまみ⑤|しばトッツォ

しばトッツォ
<材料>
・たまごぱん
・唐揚げ、魚フライなどお好みの揚げ物
・タルタルソース
・しば漬け

<作り方>
・しば漬けは細かく刻み、タルタルソースに混ぜておく。
・たまごぱんの奥の方にまずタルタルソースを詰め、食べやすいサイズにカットした揚げ物を配置してその周りに残りのタルタルソースをあしらう。

タルタルソースだけだとダレてしまうので、硬さのあるしば漬けを加えています。お好みでほかのお漬物に替えてもいいかと。食べるときは確実にソースがこぼれて揚げ物がはみだしますので、初めての家飲みデートのときは避けた方がいいかもしれません。

マリトッツォ風アレンジおつまみ⑥|なすトッツォ

なすトッツォ
<材料>
・たまごぱん
・焼きなす
・オリーブオイル
・塩
・ガーリックパウダー(チューブのニンニクでも)

<作り方>
・焼きなすは十分に冷ましてすべての調味料を加え、ポリ袋などに入れて上から揉み、ペースト状にする。
・たまごパンに詰める。

焼きなすにニンニクを効かせたペーストが好きで、夏から秋にかけてよく食べます。とろんと甘いなすに、ちょい焦げっぽい香ばしさとニンニクのパンチが加わるのが最高。甘いパンにもよく合いました。

マリトッツォ風アレンジおつまみ⑦|トマトッツォ

トマトッツォ
<材料>
・たまごぱん
・カッテージチーズ
・オリーブオイル
・塩
・ミニトマト

<作り方>
・カッテージチーズにオリーブオイルと塩を加えてよく混ぜる。
・たまごパンに詰めて、仕上げにカットしたミニトマトをぎゅっと押し込む。

もっとも本家のビジュアルに近いものができました。チーズとトマト、オリーブオイルで簡易カプレーゼっぽいさっぱりとした組み合わせです。バジルを添えてもよかったな。カッテージチーズが軽いので、たっぷり詰めてもぺろりと食べられました〜。

***

ミニサイズのパンとはいえ、はちきれんばかりに具を詰めるのはやや背徳的な快感がありました。つなぎの部分が切れそうになる寸前まで攻めるのが妙に楽しくて。たまごパンは単体で食べるとおやつっぽい味なのに、いろんな酒の友も予想以上にしっかりと受け止めてくれて感動しました。

作って楽しく、食べて美味しいアテトッツォ。ぜひお好みの味を見つけてみてくださいね。

※記事の情報は2021年7月26日時点のものです。
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