インスタント派? 本格派? 「おウチ担々麺」決定版レシピ!

インスタントカップ麺で手軽に作るか、「とにかく美味しい!」を追求した本格レシピに挑戦するかは、あなた次第。どちらで作っても、ごまたっぷり極旨「おウチ担々麺」が完成!

ライター:家飲みごま部家飲みごま部
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「家飲みごま部」の総力を結集! 

専門店ができるほど人気の「担々麺」。行列店に並ぶのもいいけれど、自宅で本格的な担々麺が食べられたら…。そんな思いから始まった「家飲みごま部」のオリジナル担々麺の開発。有名店を訪れたり、ネットで様々なレシピを比較検討した結果、2つのタイプのレシピを開発することに。
「家飲みごま部」とは? →

ひとつは手軽さを重視した「インスタントカップラーメンで作る担々麺」。
もうひとつはとにかく美味しい!を追求した「本格担々麺」。

以下をテーマにオリジナルレシピの開発に着手しました。
●「家飲みごま部」ならではの「ごまたっぷりレシピ」
●インスタントも本格も「料理初心者」でもできること
●食べ飽きない、スタンダードな味つけ

【オリジナル担々麺開発秘話①】
究極の「肉みそ玉」とインスタントカップ麺選び

まずは、お湯を注ぐだけのインスタントカップラーメンで本格的な担々麺を…という難題に取り組んだ家飲みごま部。「これひとつあれば味が決まるものがいい」「作るたびにいろいろな調味料をそろえるのは面倒」など、様々な意見が飛び交いました。最終的には入れるだけでインスタントラーメンが担々麺に変わる「肉みそ玉」を作ろう!ということに。手軽さを追求し、肉みそ玉は「レンジでつくる」レシピにしました。


次の課題はどのインスタントカップラーメンで作ると最高の味わいになるかということ。当初は「みそ味」や「激辛系」がいいのでは?と思っていましたが、試してみたところ、ベースはシンプルな「しょうゆ味」が本格的な味になることがわかりました。しかし、しょうゆ味の中でも麺のタイプやスープの味によって仕上がりが違うこともあり、ごま部で試食会を開催。4種類のインスタントラーメンで試してみました。
4種類のインスタントラーメンで試してみました
「チキンラーメンどんぶり」
「マルちゃん正麺カップ 芳醇こく醤油」
「スーパーカップ 豚キムチ」
「出前一丁どんぶり」

お湯を入れて麺が仕上がったら、最後に「肉みそ玉」を入れて頂きます。一心に麺をすすり、スープを飲み…お腹も膨れるほど食べた結果、「出前一丁どんぶり」に決定! 付属のスープにもごまが使われていることが美味しさの要因だったような気がします。スナック麺なので麺のコシはそれほどありませんが、その分、スープがよく絡んで美味しいという評価でした。

ちなみに次点は、「マルちゃん正麺カップ 芳醇こく醤油」。麺がもちもちで本格的なところが高評価でしたが、このあたりは好みによるという部分もあるかもしれません。気になる方は、ほかのカップ麺でも試してみてください!

 

\ 決定! /
「肉みそ玉」ポン! お手軽インスタント担々麺

「肉みそ玉」ポン! お手軽インスタント担々麺
最後にかける“追いごま”で風味とコクがアップ!

カップラーメン1個に入れる肉みそ玉は70g。冷凍保存もできるので、まとめて作っておけば、あとはインスタントカップ麺さえあれば、思い立った時にいつでも担々麺が食べられます!
肉みそ玉

材料

  • (肉みそ玉の材料 70g×4個できます)  
  • 豚ひき肉 200g
  • ▼A   
  •  ・白ねりごま 大さじ2
  •  ・酒 大さじ2
  •  ・コチュジャン 大さじ1
  •  ・砂糖 小さじ2
  •  ・味噌 小さじ1
  •  ・オイスターソース 小さじ1
  •  ・にんにく(チューブ) 小さじ1
  •  ・しょうが(チューブ) 小さじ1
  •      
  • カップラーメン(今回は出前一丁) 1個
  • 白すりごま 大さじ2
  • ごまラー油 適量

作り方

  • 耐熱容器にAを入れて混ぜ合わせる。
  • さらに豚ひき肉を加えて軽くかき混ぜる。
  • ラップをしないで、電子レンジ600Wで2分加熱し、一度取り出しかき混ぜる。
  • さらに電子レンジ600Wで2分加熱しかき混ぜる。できたら肉みそを70g×4個に分けておく。
  • カップラーメンを用意し、パッケージに記載されている通りに作り、熱湯は50ml多く入れる。
  • カップラーメンが出来上がったら、④で作った肉みそ玉を1個(70g)入れ、白すりごま、ごまラー油をかける。

【オリジナル担々麺開発秘話②】
本格タイプは意外にシンプルだった!

本格担々麺といったからにはお店を超える味を!と取り組んだレシピ開発。まず、肉みそは甜面醤などを加えインスタント麺とは違うレシピになっています。キモになるスープはラーメン店のように、練りごまなどで作った「合わせごまダレ」に鶏がらスープを注いで作る方式にしました。
練りごまをたっぷり使った「合わせごまダレ」。ここに鶏がらスープを注ぐ
練りごまをたっぷり使った「合わせごまダレ」。ここに鶏がらスープを注ぐ

味の決め手となるのがこの「合わせごまダレ」。酸味、甘味、辛味のバランスを保ちつつ、ごまの風味を活かすことが大切で、その調整には苦労しました。酸味としてお酢を加え、濃厚ながらも食べ飽きないすっきりした味わいにしました。そして、甘味には砂糖やはちみつなども試しましたが、コクと甘さがほどよく、練りごまともよく合ったのがコンデンスミルク(練乳)でした。そう、イチゴにかけるアレです。コンデンスミルクが隠し味となり、全体がなじみまとまりのいい味になりました。味の調節ができるように辛さはやや控えめにし、シンプルな配合にしたのもポイント。一口食べると濃厚なごまの風味を感じ、そのあとから辛さがやってきます。まろやかな中にもしっかりと辛さがあり、これぞ本格!という逸品になりました。家飲みごま部の自信作です!
 

\ 決定! /
家飲みごま部の自信作! 濃厚ごまの本格担々麺

濃厚ごまの本格担々麺
辛さを調節できるから、マイルド派も激辛派も満足できる!

材料

  • (1人分)   
  • 中華麺(細め) 1玉
  • 豚ひき肉 70g
  • ごま油 小さじ2
  • ▼A   
  •  ・甜麺醤  小さじ2
  •  ・酒 小さじ2
  •  ・しょうゆ 小さじ1
  • 250ml
  • 長ねぎ 30g
  • 鶏がらスープの素 小さじ2
  • ▼B(合わせごまダレ)   
  •  ・白ねりごま 大さじ2
  •  ・しょうゆ 大さじ1
  •  ・練乳 小さじ2
  •  ・ごまラー油 小さじ2
  •  ・米酢 小さじ1
  • 金すりごま 大さじ1
  • ごまラー油 適量

作り方

  • 長ねぎは長さを半分に切り、外側は白髪ねぎ(10g)に、内側の芯は小口切り(20g)にする。
  • 肉みそを作る。フライパンにごま油を入れて熱し、豚ひき肉を加えて炒める。 色が変わったらAを加えてさらに炒める。
  • 器にBを入れる。
  • 鍋に①の小口切りの長ねぎ、水、鶏がらスープの素を入れて沸騰させる。
  • 別の鍋にお湯を沸かし、中華麺をパッケージに記載されている時間通りにゆでる。
  • ③に④のスープを注ぎ、⑤の麺を入れて、②の肉みそをのせ、①の白髪ねぎ、金すりごま、ごまラー油をかける。

「おウチ担々麺レシピ」いかがでしたか? インスタントバージョンも本格バージョンも、ごまの風味やコクをしっかり生かすのが美味しさの最大のポイントです。ぜひ皆さまも今回ご紹介した決定版レシピでお楽しみください!


※記事の情報は2019年4月25日時点の情報です。
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