余らせがちな「沖縄みやげ」が、イエノミで使えるという話。

秋風立つ今日この頃、みなさまのお手元には夏の名残の旅みやげが集まっていたりするのではないでしょうか。集まってますよね? もらう時は嬉しいけれど、実はけっこう持て余しがちなのが食品関係のおみやげ。中でも調味料やお酒は「現地では美味しかったのに、帰宅してから味わうとなんか違う……」ことで有名です(筆者調べ)。今回は、沖縄出身の私めが、周囲の酒飲みさんたちへのリサーチを経て「これは食べきれなかった」「ずっと家に残りがち」な沖縄みやげをピックアップ。普段のイエノミに取り入れる方法をご提案させていただきたく~。あなたの家にも眠っていませんか、コレ?

ライター:泡☆盛子泡☆盛子
メインビジュアル:余らせがちな「沖縄みやげ」が、イエノミで使えるという話。

コーレグース

コーレグース
島唐辛子を泡盛に漬け込んだ辛味調味料。辛味が染み出した泡盛は2、3滴でも「ヒアー!」と甲高い声が上がるほどのシャープな辛さ。沖縄全土で、主に沖縄そばのスープにアクセントとして使われています。そのほか、味噌汁や鍋の薬味、炒め物にも使いやすい。

持て余した人の声
「珍しい!」とテンション高く買い込んだものの、結局は1度も使わないまま数年経ってしまっています……」
コーレグース
●アレンジ|トムヤムクン
市販のスープキューブをお湯で溶き、好みの具を加えて火を通したら仕上げに1、2滴垂らします。これだけでかなり辛味がプラスされて本格的な味わいに。スープを多めに作ってフォーや半田素麺などの麺類と合わせてみてもいいと思います。
アレンジ|トムヤムクン

スクガラス

スクガラス
アイゴ(沖縄の方言ではエーグヮー)という魚の稚魚を塩漬けにしたもの。「スク」はアイゴの稚魚、「ガラス」は塩漬け(カラス)を意味します。瓶にみっちりと並んだスクの姿がインパクト大! 沖縄の市場などで見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。小さな姿はかわいらしいのですが、意外にも固い骨が存在感をアピールし、塩漬けだから当然なのですけど「おうっ」と声が出るほど塩辛い! 沖縄の居酒屋やお父さんの晩酌では、島豆腐に数匹のっけただけの「スクガラス豆腐」として食べられています。というか、ほかの食べ方ってあまり聞かないような。

持て余した人の声
「なにこれおもしろい!」と思って買ったはいいけど食べ方がわからず冷蔵庫に寝かせること幾星霜。結局開封しなかったはず」
スクガラス
●アレンジ|バーニャカウダ
塩漬けの小魚ということは、アンチョビ同様に使えるのではないかということで、バーニャカウダのソース・手抜きバージョンにしてみました。  
スクを包丁で細かく叩き、鍋で熱したガーリックオイルに加えて風味をしっかりと引き出し、牛乳(あれば生クリームだとなおよし)を注いでぽってりとするまで弱火で加熱。焦げ付きやすいので絶えずかき混ぜるのがポイントです。生のニンニクだとベストですが、刻むのが面倒くさい私はガーリックパウダーで代用しています。それでもそれっぽい味になりました。好みの野菜に添えてお召し上がりください。

野菜を食べた後には、ソース皿の底にスクやガーリックの欠片が残っているはず。これもまたいいアテになるんですわ。  
バゲットなどにチーズをのせ例の欠片をぱらぱらと散らして焼けば、「アンチョビガーリックトースト」もどきがあっという間に完成! チーズがなければバターやマヨネーズでもいいと思います。
バーニャカウダ
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