直球なネーミングが潔い!おいしい日本ワインを飲んでみた。

10月30日に表示基準が変更となった日本ワインのニューフェイスをご紹介!

ライター:青田俊一青田俊一
メインビジュアル:直球なネーミングが潔い!おいしい日本ワインを飲んでみた。
名古屋の酒類卸イズミックの青田が、いま注目のお酒の情報をバイヤー目線でお届けします! 今回は日本ワインの表示基準変更に伴い、新しく発売されることとなった日本ワインをご紹介します。

ラベル表示基準変更で日本のワインに変化

10月30日から日本で生産されたワインの表示基準が変更されてから早1ヶ月。今のところ特に目立った動きはないものの、この表示基準がなんと国が定める初めてのワインラベル表示のルールとなる(詳しくは先月のイエノミスタイルの記事で)ということで、これをきっかけに日本でのワインの価値がより向上していくといいかなと思っています。(ちなみにこの表示基準の変更で、今まで国産とされてきた多くのパックワインがリニューアルしていますので、お買い上げの際はご注意ください。)で、そんな記念すべき日本ワインの新たな門出に触れないわけにもいかないので、今回はこの表示基準を機に新しく発売された日本ワインをご紹介します。
おいしい日本ワイン
今回ご紹介する商品はその名もずばり「おいしい日本ワイン」。個人的にはこういう自画自賛するタイプの方は、ハードル上げすぎちゃって大丈夫?という気持ちが強いのですが、自信ありありな味わい試してやろうということで、ご紹介することにしました。

「おいしい日本ワイン」は昨年訪問した盛田甲州ワイナリーの新商品。白と赤の2種類というスタンダードなラインナップです。

早速お楽しみの試飲タイムといこうと思います。

飲んでみた。

まずは白から。
白は主にデラウェアを使用し数品種をブレンド。デラウェアは個人的にはべた甘なイメージが強く、賛否が分かれる品種かなと思うのですが、これはどうでしょうか?
おいしい日本ワイン
グラスに注ぐと果実感の強いフルーティーな香りが漂います。色合いは淡めです。味わいはほんのり甘く、軽やかな酸があります。当初のベタ甘というイメージではなく、すっきりとまとまった味わいです。合わせるなら個人的には肉じゃが(豚)でしょうか。食前酒としてもよさそうです。普段ワインを飲みなれていない方でもすっと飲めるすっきりさ、ワインビギナーにオススメしたい1本です。

お次は赤にいきましょう。
おいしい日本ワイン
赤のほうは主にコンコードを使用し数品種をブレンド。コンコードはよくブドウジュースに使われている品種で、こちらも甘口ワインのイメージが強い品種です。ちなみにブドウ味の某炭酸飲料に使われる果汁もこのコンコードらしいので、香りにどことなく子供の頃の懐かしさを感じる品種でもあります。

グラスに注ぐとふんわりと甘い香り、ぶどうジュースのような甘ったるい香りではなく、上品な香りです。色合いはルビー。軽い口当たりに、渋みのないすっきりとした果実味があります。豚の角煮に合わせたいところです。赤ワインのタンニンやガツンとくる感じが苦手な方にオススメです。白同様、こちらもワインを飲みなれていない方に飲んでいただきたい1本です。

”おいしい日本ワイン”という自信たっぷりのワインは、食卓を美味しくする食事に合う家飲みにぴったりのワインでした。しかもお値段はなんと980円(税別)と1,000円以下で日本ワインが楽しめるということで、普段ワインを飲まれてない方にこそ、ぜひ飲んでいただきたいところです。
 

おいしい日本ワイン 白【商品概要】

  • 産地:山梨県
  • アルコール度数:11度
  • 原材料:デラウェア主体(国産ぶどう100%)
  • 容器 / 容量:瓶/ 720ml
  • 参考小売価格:980円(税別)
  • 製造元:盛田甲州ワイナリー

おいしい日本ワイン 赤【商品概要】

  • 産地:山梨県
  • アルコール度数:11度
  • 原材料:コンコード主体(国産ぶどう100%)
  • 容器 / 容量:瓶/ 720ml
  • 参考小売価格:980円(税別)
  • 製造元:盛田甲州ワイナリー
※記事の情報は2018年11月26日時点のものです。
  • 1現在のページ