ブルガリアでつくる国際品種の王道ワイン《コスパワインのススメ⑤》

1000円以内の安旨コスパワインをソムリエがセレクト! 今回はブルガリアでつくる王道の国際品種、シャルドネの白、カベルネ・ソーヴィニヨンの赤の2本をご紹介。

ライター:青田俊一青田俊一
メインビジュアル:ブルガリアでつくる国際品種の王道ワイン《コスパワインのススメ⑤》
ソムリエの資格を持つ名古屋の酒類卸イズミックの青田が、コスパで選んだ安旨ワインをご紹介。今回は歴史あるワイン生産国ブルガリアでつくる王道の国際品種、シャルドネの白とカベルネ・ソーヴィニヨンの赤をご紹介します。

ブルガリアでつくられる高品質な国際品種のワイン

これは安くて美味しいと個人的に思ったコスパワインを毎月ご紹介する企画、今回はいま密かに注目の産地、ブルガリアでつくられる国際品種のワインを2本ご紹介します

ブルガリアは東ヨーロッパに位置する歴史あるワイン生産国。ブルガリアというと日本ではヨーグルトのイメージくらいしかないかもしれませんが、実は世界最古のワインの歴史を持つといわれているワイン産地なんです。

そんな歴史あるブルガリアのブドウ品種はというと、白ブドウのミスケットや黒ブドウのマヴルッドのような古代からの固有品種。意外と外来品種の生産も盛んです。カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シャルドネなどの国際品種は世界的にも評価が高く、リースリングやソーヴィニヨン・ブランなどの品種も多く生産されています。

国際品種の生産が盛んなブルガリアですが、世界的に注目されるようになったのはここ数十年の間。2007年にEUに加盟したのをきっかけに、最新の醸造設備や技術が導入されブティックワイナリーが増加、輸出量も一気に増加し、世界的に注目される産地となりました。
 
ヴィラ・ヤンボル
そんなブルガリアのワインから今回ご紹介するのは、ヴィラ・ヤンボルという1924年に設立されたブルガリア南部のトラキア地方で最も古い歴史を持つ老舗ワイナリーのワインです。品種は国際品種の王道、白はシャルドネ、赤はカベルネ・ソーヴィニヨンの2本。

世界的にも評価の高いブルガリアの国際品種、これは楽しみです。というわけで早速試飲タイムです。

ブルガリアワインの味わいは?

ヴィラ・ヤンボル シャルドネ
まずはシャルドネです。

色合いはやや緑がかった淡いゴールド。白い花と蜜の香りに、ほんのりバニラの樽香。口当たりはクリーミーで穏やかな酸味を感じます。余韻も長くエレガント。お手本的なシャルドネです。合わせるなら鶏肉、クリームやチーズのソースがよく合いそうです。
 
ヴィラ・ヤンボル カベルネ・ソーヴィニヨン
お次はカベルネ・ソーヴィニヨンです。

色合いはきらきらと美しいルビーレッド。ベリー系の果実の香りにほんのりスパイシーな香りが混ざります。アタックは柔らかな果実味、その後に穏やかな酸味を感じます。タンニンは程よく余韻はエレガント。ニューワールドの果実味たっぷりな感じではなく上品にまとまっています。もう少し寝かせてもよさそうなポテンシャルも感じます。合わせるなら脂の少ない赤身のお肉。エレガントさに驚きの1本です。

ちなみに2019年のサクラ・アワードではシャルドネがゴールド、カベルネ・ソーヴィニヨンがシルバーと揃って受賞しており、その味わいは折り紙つき。これがなんと1000円で飲めるのですから、下手なフランスワインを買うくらいならこちらを選んでいただきたいくらい。個人的には今年ナンバー1のコスパワインです。

ブルガリアのワインはまだまだ日本での知名度は低いですが、コスパもよく家飲みに最適。せひお試しください。
 

ヴィラ・ヤンボル シャルドネ【商品概要】

  • 産地:ブルガリア
  • 原料品種:シャルドネ
  • アルコール度数:13%
  • 容器 / 容量:750ml / 瓶
  • 参考小売価格:1,000円(税別)
  • 輸入元:アグリ

ヴィラ・ヤンボル カベルネ・ソーヴィニヨン【商品概要】

  • 産地:ブルガリア
  • 原料品種:カベルネ・ソーヴィニヨン
  • アルコール度数:13.5%
  • 容器 / 容量:750ml / 瓶
  • 参考小売価格:1,000円(税別)
  • 輸入元:アグリ
※記事の情報は2019年9月2日時点のものです。
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