余ったビールの活用法は本当か? 実際に検証してみました。

晩酌ビール、2缶目を開けたけれど飲みきれずに余ってしまった…ということありませんか? 捨てるのはもったいないし、もう飲めそうもないし…と葛藤したことのある方も多いのでは。調べてみると余ったビールにはいろいろな活用法があるようです。本当に「使える」のか? 実際に試してみました!

ライター:nonnon
メインビジュアル:余ったビールの活用法は本当か? 実際に検証してみました。

余ったビールの活用法①「天ぷらの衣にビールを入れるとサクッと揚がる」を検証

天ぷらの衣に混ぜるという方法。炭酸(ガス)が入っているので衣の中に空洞ができて軽く仕上がる、ビールの酵母がコクになる、アルコールは沸点が低く衣を激しく沸騰させるのでサクッとなる、との情報が散見されました。炭酸の効果もあるようなので、飲むのを断念したらすぐに揚げ物の準備をせねばなりません。ハードル高い!

ではビール入りの天ぷらを作ってみます。
天ぷら粉にビールを入れる
粉をビールでさっくり溶いて…
揚げる
鶏むね肉を揚げてみます
材料は、鶏むね肉300g、市販の天ぷら粉100g、ビール120cc。
鶏むね肉をそぎ切りににして、ビールでさっくり溶いた天ぷら粉にくぐらせ、180℃の油で揚げました。

ビールを入れず、全量水で溶いた衣で揚げたバージョンも同時に作って食べ比べてみます!
鶏天
ビールを使った衣で揚げた「鶏天」が完成!
ちなみに筆者の天ぷらの腕前は超初心者です。
水で溶いた衣で揚げたものは、初心者らしく衣がところどころはがれ、べたっとした残念な仕上がりに。一方、ビールを入れた衣で揚げたものは、衣が薄くついて見た目も美しい仕上がりに。中はジューシーで外はさっくりという天ぷららしい天ぷらになりました。ビール入り、腕前に自身のない人には特におすすめです!

おすすめ度 ★★★★★

余ったビールの活用法②「煮込み料理に使うと肉が柔らかくなる」を検証

ビールの活用法で「煮込み料理に使う」は テッパンのようです。ビールメーカーのサイトでも余ったビールを煮込み料理に使うと肉が柔らかくなると書いてありました。ならば!ということでスペアリブを購入し煮込んでみることに。ビールの実力を知りたいので、今回は圧力鍋を使わずに、時間をかけて煮込んでみました。
スペアリブのビール煮込み1
ビールを入れて…
スペアリブのビール煮込み2
スペアリブを煮込みます
材料は、スペアリブ400g、ビール300cc、塩こしょう少々、しょうゆ大さじ2、ハチミツ大さじ1.
塩こしょうをもみ込んだスペアリブをビールに30分ほど漬け込んだ後、キッチンペーパーで水分をふきとり、フライパンで表面を焼いてから、漬け込んだビールにしょうゆ、ハチミツを加えて、スペアリブを40分ほど煮込みます。

ビールで漬け込まず、水に変えたバージョンも作って食べ比べます!
スペアリブのビール煮込み
「スペアリブのビール煮込み」を完成!
食べてみるとたしかにやわらかくなっているような…気がしました。煮込みというより漬け込み効果かもしれません。箸を入れるとほろりと崩れ、味もしっかりしみています。心なしかビールの苦味も感じました。水とお酒で煮込んだほうは、味は浸み込んでいますが、肉のパサつきがあり、脂っぽさも。ビールを使って煮込んだほうは、ほどよく脂が落ちつつしっとり感もありました。ビールやワインでがっつりいきたいところです。

調理の注意点は火加減。通常の水や酒で煮込む方法より早く水分がなくなくなるのでこまめにチェックしたほうがよさそうです。 とても簡単なので余ったビールの活用法としてはアリだと思います。 豚バラブロックなどでも美味しくできそうです。

おすすめ度 ★★★☆☆

余ったビールの活用法③「おいしい漬物ができる」を検証

ビールと塩だけでつける「ぬけ漬け風」というレシピもいくつか見かけまし た。酵母の働きで発酵が進むので、手軽にぬか漬け風の味になるとか。今回は一枚だけ残って干からびかけていた食パンとビールで「漬け床」を作成する方法にチャレンジ。より本格を目指します。
ビールの漬物1
細かくしたパンにビールと塩を注いで…
ビールの漬物2
切った野菜を漬け込みます!
材料は6枚切りの食パン1枚、ビール100cc、塩適量。
保存容器に細かくちぎったパンを敷き、ビール、塩を加えて混ぜれば「漬け床」の完成。そこに切った野菜を漬け込みます。
ビール漬け
ビールで漬けた「野菜のお漬物」が完成!
漬け込むこと2日。期待してタッパーを開けると、おおっ!これは紛れもなく発酵の香り。パンの酵母とビールの酵母のチカラでし っかり発酵しています。実はわが家では3年もののぬか床があり、そちらで漬けたものと比較してみると見た目も味も即席感は否めませんが、なかなかどうして「ビール漬け」もイケました。

ぬか漬けのような酸味はなく、麹で漬けたような甘い香りがあり、べったら漬け風でもあります(パンの甘みが出たのかもしれません)。2日程度の浅漬けなので野菜もシャキシャキ。野菜を食べている!という実感があり、かなり気に入りました。

おすすめ度 ★★★★☆

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巷で言われている活用法をやってみましたが、いち押しは「天ぷらの衣に入れる」です。今回紹介したもの以外にも、「掃除に使う」「肥料につかう」「お風呂に入れる」「シャンプーに混ぜる」などの活用法もあるようなので、ビールを飲み残してしまうことがあったらやってみたいと思います。

※記事の情報は2019年10月10日時点のものです。
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