【2020年注目のお酒は?】バイヤーが独断と偏見で選ぶトレンド予想5選!

2020年にトレンドになるかもしれないお酒をバイヤーズレポートでおなじみ、名古屋の酒類卸イズミックの青田が独断と偏見で大予想。今年飲みたいお酒とは?

ライター:青田俊一青田俊一
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あけましておめでとうございます。

2020年最初のバイヤーズレポートは、今年も恒例、独断と偏見で選んだ今年注目のお酒をご紹介。

2019年のトレンド予測はほとんど当たらなかったような気がしなくもないですが、今年も私がいま飲みたいと思っているお酒をトレンド予測としてご紹介したいと思います。

【トレンド予想①】1周回ってドイツワイン

まずひとつめはドイツワインです。

ドイツワインはかつて日本で一世を風靡しましたが、1990年代に起きた赤ワインブームによってすっかり影を潜めてしまいました。そんなドイツワインですが、いま1周回って新しくなっているのです。

甘口の白ワインというイメージが強いドイツワインですが、最近では事情も変わってきています。その大きな要因は温暖化の影響だそう。寒いため糖度の高いブドウが生産できなかった故に伝統的に甘口の白ワインが重宝されてきましたが、温暖化によってブドウの品質が向上したことで無理に甘口のワインを作る必要がなくなってきたのです。いまでは甘口ワインの生産量はドイツワイン全体の3分の1程度と言われています。

また赤ワイン用のブドウの生産も盛んになり、生産量は全体の4割を超えるまでに成長しています。シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)は世界的にも評価されるほどになりました。

ドイツはといえばリースリングやゲヴェルツトラミネールといったアロマティックな品種が有名。このあたりのアロマティック品種はワインビギナーの女性の方におすすめしたい味わいので、いままで甘口のイメージで敬遠してきた方もぜひお試しください。私も飲みます。

【トレンド予想②】日本酒と発酵

千代菊 LIFE
お次は日本酒です。日本酒がトレンドなんてざっくりし過ぎと思うかもしれませんが、全くもってそのとおりです。

2019年のまとめ記事でも触れましたが、今年のキーワードは“発酵”。日本を代表する“発酵”のお酒はといえば、もちろん日本酒でしょう。なので日本酒そのものに注目したいところなのです。

なかでも“発酵”の部分に個性を見出したタイプの日本酒に着目したいです。昨年も紹介した“白麹”で仕込んだタイプ、“酵母”を変えてみたタイプ、山廃・生もとなど、蔵各々のオリジナリティのある日本酒に注目です。

日本酒の味わいも驚くほど多種多様に進化してきています。いままで日本酒を飲む機会があまりなかった方も、今年はぜひいろいろお試しいただければと思います。今年もたくさん飲むぞ。

【トレンド予想③】ビールへの回帰

3つめはずばりビールです。またしてもざっくりです。

今年は10月に酒税法の改正が予定されています。ビールは350mlあたり7円の減税、新ジャンルは350mlあたり10円の減税となるので、店頭でのビールと新ジャンルの価格差が縮まることになります。最終的に2026年には同じ税率になるのですが、各社そこに商機を作るべくビールのテコ入れに注力するものと思われます。よってビールはもっと旨くなる!はずなので、ビールを飲まない理由はないのです。

またクラフトビールにも確実に変化が起きています。タップマルシェの登場で飲食店でも気軽にクラフトビールが楽しめるようになったこと、缶の生産設備を新設、増強するブルワリーが増えたので小売店でも気軽に買えるようになってきたこと、クラフトビールはより身近な存在になってきたのではないでしょうか。ユーザーの増加によって、これまでIPA一辺倒だったスタイルも、ウィートエールやサワーエールなど多様なスタイルが登場し選択肢の幅も広がっています。

今年はビールが面白い。最近は健康面からビールを少し避けがちでしたが、今年はたくさん飲みたいと思います。
黄桜 ラッキーマウス
毎年恒例の黄桜の干支ビール

【トレンド予想④】ネオ大衆酒場的イエノミスタイル

4つめはネオ大衆酒場的イエノミスタイル。はい、ついにお酒ではなくなりました。

これはなにかと言うと、外食で流行っているネオ大衆酒場みたいな飲み方を家でやってみたいというただの願望です。おばんざい並べて、自家製のレモンサワーや熱燗を楽しむ、居酒屋だったらカジュアルな飲み方も家でやろうと思うとかなりの労力が必要です。

なので、あえて手間隙かけて家でこういう飲み会をやってみようと思うのです。絶対楽しいと思うんですよね。キンミヤと燗して旨い日本酒はマストです。ビールも瓶ビールで。たくさん飲むぞ。
キンミヤ焼酎
キンミヤはやっぱり外せません

【トレンド予想⑤】ラムとスパイスカレー

5つめはラム。これはただただ飲みたい気分なだけです。

昨年まではしきりにテキーラと言ってきましたが、流行っているのかそうでないのかよく分からなくなってきたので、今年からはラムと言っておこうと思います。

なかでも注目はアグリコールラム。サトウキビから砂糖を精製分離した後の副産物の糖蜜を原料とするのが普通のラムの製法ですが、アグリコールラムはサトウキビの搾り汁から砂糖を精製せず搾り汁をそのまま原料にしてつくられます。そのためサトウキビ本来の風味が残るので、ヴィンテージの違いやテロワールを楽しむことができるのが特徴です。サトウキビの収穫期にしかつくれないこともあって生産量が少なく貴重なラムなんです。近年、沖縄でもつくられるようになったこともあって、日本でも徐々に注目されるようになっています。説明しているだけで美味しそうです。

そして、そんなラムに合わせたいのがスパイスカレー。スパイスとラムの風味すごく合うと思いません? ま、ただスパイスカレーが食べたいだけなんですけどね。昨年はあまり作れなかったので、今年は週1ペースで作りたいです。ラム関係なくなっちゃいましたね。スパイスドラムも飲みたいな、と無理やりラムの話題に戻しておきます。
スパイスカレー
と、全体的になんか飲みたいだけな感じになってしまいましたが、今年も真面目なコラムやイケてる商品の発掘など幅広くご紹介していきますので、家飲みのご参考にしていただければ幸いです。今年もたくさん飲むぞ。


※記事の情報は2020年1月6日時点のものです。
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