氷水に漬けるだけでピーマンが大変身!「パリパリピーマン」のおつまみ5選。

SNSで話題の「パリパリピーマン」。何やら、ピーマンを氷水に2晩ほど漬けておくだけで、驚異のパリパリ食感になるとのこと。漬けておくだけならお安い御用!お酒と一緒に楽しめるならなおよし!ということで、パリパリピーマンを使った美味しいおつまみを5つ作ってみました!

ライター:泡☆盛子泡☆盛子
メインビジュアル:氷水に漬けるだけでピーマンが大変身!「パリパリピーマン」のおつまみ5選。
SNSでチラホラと見かける「パリパリピーマン」なる食べ物。

ピーマンって大体パリパリしてるよね、でもわざわざそう呼ぶって何が違うの? そう思って検索し、実際に作ってみたら思った以上にパリパリでした。パリパリというか、もうパリッパリ! これはすごいです!

「パリパリピーマン」って何!?

「パリパリピーマン」は、福岡のとある居酒屋で偶然生まれ、今やテレビでも紹介されるほどの名物メニューになった一品だそうです。

なんでも、ドリンクの瓶などを冷やす氷水入りのボックスにピーマンをうっかり入れっぱなしにしていたところ、2日後に食べてみると驚きのパリパリ食感に変身していたとのこと。たまたまの放置プレイが奇跡のメニューを生み出したのですね。

「パリパリピーマン」の作り方

「パリパリピーマン」の作り方はとっても簡単。

① 縦半分にカットしたピーマンの種を除き、バットなどに入れて氷水に漬ける(保存は冷蔵庫で)。氷が溶けたら足す。

たったこれだけなんです! ただし、漬ける時間については諸説あり、ネット上では「1時間でもいける」「一晩は寝かせましょう」「二晩だと食感が段違い」などと様々な意見が見られます。

今回は、本家に倣って二晩漬けてみました。
勝ってきたピーマン
たまたま立ち寄った産直市場で買ってきたピーマン。スーパーに売っているものよりやや小ぶりです。
 
密封袋で氷漬け
適当なバットがないので密封袋を利用しました。製氷機の氷だとすぐ溶けて何度も補充しないといけないため、面倒くさがりな私はドカンと大きな氷(食品用ポリ袋に水を入れて凍らせたもの)を入れています。8時間ほどで溶けたので、気づいたタイミングで余分な水を捨てて新しい氷を入れました。

さて、冷蔵庫で二晩過ごしたピーマンはこうなりました。
右が二晩氷水に漬けた「パリパリピーマン」。左は普通に野菜室で保存していたピーマン
右が二晩氷水に漬けた「パリパリピーマン」。左は普通に野菜室で保存していたピーマン(同時に買ったもの)です。

「パリパリピーマン」は明らかに大きくなってる!  広がり方が大胆です。
 
断面比べ
パキッと割ってみた断面を見ると水分含有量の差が歴然としています。

そのまま食べてみると、「パリパリピーマン」はピーマン特有の青っぽさが薄くなり、みずみずしくパリッと小気味のいい歯応え。

食べ比べてみると、普通ピーマンは「ハリッ…」とおとなしめな食感。ヘニョヘニョではないのですが、「パリパリピーマン」の後だと正直物足りなさを感じてしまいます。よしよし、君らも後で氷漬けにしてあげるからね。

そのままでもどんどん食べられそうな「パリパリピーマン」ですが、せっかくなのでおつまみアレンジもしてみましょう。

「パリパリピーマン」をおつまみに!

◼パリパリピーマンおつまみお品書き

  • パリパリピーマンの塩焼き
  • パリパリピーマン&コンビーフ
  • パリパリピーマン&玉子サラダ
  • パリパリピーマンの塩昆布はんぺんのせ
  • パリパリピーマンのキムチ納豆和え

パリパリピーマンおつまみ①|パリパリピーマンの塩焼き

パリパリピーマンの塩焼き
<材料>
・パリパリピーマン
・塩

<作り方>
① パリパリピーマンをひと口大にカットし、弱火で少し焦げ目がつくくらいに焼く。
② 器に盛り、塩を振る。

火を通しても水分はさほど失われず、焼くことで甘みが少し増しました。新食感の焼きピーマンです。これは是非とも試してみてほしい!

比較用に普通のピーマンも同様に焼いてみたのですがこちらはあっという間にしなしなになり、時間が経つとふにゃふにゃに。これはこれでソフトな口当たりで悪くないですよ。

パリパリピーマンおつまみ②|パリパリピーマン&コンビーフ

パリパリピーマン&コンビーフ
<材料>
・パリパリピーマン
・コンビーフ

<作り方>
① パリパリピーマンにコンビーフをのせる。

「ピーマンの肉詰め」を思いっきり簡略化してみました。もはや「ピーマンと肉」という概念しか残っていません(笑)。

でもこれが想像の通りちゃんと美味しい!

みずみずしく甘みのあるピーマンとしょっぱいコンビーフですもの。合わないわけがないでしょう。つい、黒胡椒を挽いたり醤油を垂らしたりしたくなりますがグッと我慢。ミニマムな美味しさを楽しむおつまみです。

パリパリピーマンおつまみ③|パリパリピーマン&玉子サラダ

パリパリピーマン&玉子サラダ
<材料>
・パリパリピーマン
・茹で玉子
・マヨネーズ

<作り方>
① 茹で玉子を好みの加減で潰し、マヨネーズで和える。
② パリパリピーマンをスティック状にカットして添える。

パリパリ加減を活かしてピーマンをクラッカーに見立て、ディップ状の玉子サラダをすくって食べるおつまみです。

どちらも優しい味でいいわぁ。パリパリピーマンをカップ状にして玉子サラダを詰めようかとも思ったのですが、それだとあっという間に食べてしまうなと気づき、ゆっくりとつまめるスタイルにしてみました。

パリパリピーマンおつまみ④|パリパリピーマンの塩昆布はんぺんのせ

パリパリピーマンの塩昆布はんぺんのせ
<材料>
・パリパリピーマン
・はんぺん
・塩昆布
・わさび

<作り方>
① 食品用ポリ袋にはんぺん、塩昆布、わさびを入れて袋の上から揉みまくる。
② 食べやすくカットしたパリパリピーマンに①を適宜のせる。

ちょっと和風のおつまみを作ってみたかったのです。

初めは豆腐で試作してみたのですが、水分が多くていまいちピーマンと馴染まず断念。はんぺんなら水切りも必要ないし、いろんな味に合うしで適材適所でありました。

ピーマンのパリパリ感と、はんぺんのふわふわ感の対比が楽しいおつまみです。

パリパリピーマンおつまみ⑤|パリパリピーマンのキムチ納豆和え

パリパリピーマンのキムチ納豆和え
<材料>
・パリパリピーマン
・キムチ
・納豆

<作り方>
① パリパリピーマンは食べやすい大きさにカットする。
② ①とキムチ、納豆を和える。

ちょっと目先を変えて、他の食材に混ぜ込んでみました。キムチがシャキシャキ、納豆がネバネバのちほっくり、そしてピーマンがパリパリ。異なる食感が重なって、楽しく美味しいおつまみになりました。体に良さそうなのが嬉しいですね。

これだけで食べても充分なのですが、豆腐にのっけてみてもいいかも。今度やってみます。

***

先月のルーサーバーガーに比べてとってもヘルシーな回となりました。心なしか体も喜んでいるようです。

パリパリピーマンのいいところは、まず作るのが簡単なこと。そしてアレンジ展開もあれこれ楽しめるので、冷蔵庫にあると安心感がすごいです。

ピーマンは通年出回っているし、比較的安価で手に入るのもありがたいですよね。

ピーマンが苦手という方も、もしかするとこのパリパリピーマンなら食べられるかもしれません。ぜひ一度お試しください。

※記事の情報は2022年9月20日時点のものです。
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