【2022年】お酒のプロが注目した商品ランキングBEST5

本サイトの「バイヤーズレポート」のコーナーで流行りそうなお酒を紹介してくれている酒類卸イズミックの青田さんが、今年特に心に残ったお酒をランキング形式で振り返ります!

ライター:青田俊一青田俊一
メインビジュアル:【2022年】お酒のプロが注目した商品ランキングBEST5
名古屋の酒類卸イズミックの青田が2022年に「バイヤーズレポート」で紹介したお酒の中から、"心のベスト5″をご紹介します。

5位|【日本酒】白鶴 香るうまくち原酒

5位|【日本酒】白鶴 香るうまくち原酒
5位は日本酒、「白鶴 香るうまくち原酒」です。

缶の日本酒は昔からあったわけですが、カップ酒同様、ちょっと親父くさいというか古くさいイメージで敬遠されていたような気がします。が、これはレトロなパッケージが逆に新鮮な感じで、日本酒をあまり飲まない方が手に取るきっかけになりそうな商品でした。もちろんしっかりおいしいです。

アルミ缶は輸送時のCO2排出量の削減につながるので、SDGsの観点からも今後増えていく流れになるのではないでしょうか。フレッシュな日本酒がもっと手軽に楽しめるようになるのは喜ばしい限りです。

4位|【RTD】バー・ポームム

4位|バー・ポームム
4位はサントリー「バー・ポームム」。

こちらはSNSでも話題になった商品。ターゲットを若者に絞り、その世代を深く理解しているメンバーでプロジェクトチームを編成。これまでとは異なるアプローチでターゲット世代を徹底的に調査・研究して開発された、今までにありそうでなかったRTDです。

黒を基調としたパッケージデザインと、フレーバーによってアルコール度数が違うという設定は斬新だなと思いました。このような今までの常識にとらわれない自由な発想のRTDが増えれば、若い方たちがお酒に触れるきっかけになりそうなので期待したいところです。

3位|【ウイスキー】ホイッスルピッグ

3位|ホイッスルピッグ
3位はライウイスキーの「ホイッスルピッグ」。

ライウイスキーはウイスキーの中ではちょっとマイナーな存在で正直あまり飲む機会もなかったのですが、この味わいには驚かされました。ここのところ、スコッチウイスキーを筆頭にウイスキーの品薄は深刻なわけですが、こちらはまだ国内在庫の余裕があるとのことで、新しい可能性を感じさせてくれたウイスキーです。

2位|【ワイン】マリーナ

2位|【ワイン】マリーナ
2位はスロバキアのワイン「マリーナ」。

おそらく記事の中でも何度か表明しているかと思うのですが、最近の個人的なワインのブームは東ヨーロッパ。なかでも知られざる固有品種を飲むというのがブームになってまして、こちらもその一環としてご紹介したワイン。固有品種ならではの個性的な味わいを楽しむことができました。

安定の定番品種ももちろんおすすめですが、未知の味わいを探索するというのもまた違った魅力ありますので、ぜひ冒険していただければと思います。来年もまた変化球をたくさん紹介しようと思っていますので、乞うご期待。

1位|【ワイン】シャンドン ガーデンスプリッツ

1位|シャンドン ガーデンスプリッツ
1位は「シャンドン ガーデンスプリッツ」。

こちらはアペロ(食前酒)のためのスパークリングワインでしたが、プライベートでは何本開けたことやらってくらい飲みました。とは言ってもアペロで飲んでたわけではなく、とにかく夜な夜な乾杯してたわけで。氷を入れて飲むという新しいスタイルと、誰が飲んでも親しみやすいフルーティーな味わいは、私の周辺では大変好評でした。揺るぎなく今年の(個人的な)第1位です。
飲むきっかけの少ないライウイスキーや聞いたこともない品種のワイン、氷を入れて楽しむスパークリングワインなど、視点を変えればまだまだ新しい発見があると感じた1年となりました。

今年もなんだかんだでおうち時間が多めな1年になってしまったわけですが、こんなご時世だからこそ家飲みは最大限楽しみたいもの。2023年もまた新しい視点で商品をご紹介していきますので、いつもとちょっと違う新しい家飲みを楽しんでいただければと思います。

それでは皆さま、良いお年を。

※記事の情報は2022年12月29日時点のものです。
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