何度でも食べたくなる味。しいたけのおつまみ3品

香りよくうまみがたっぷり詰まった「しいたけ」を主役に。日々の晩酌にそっと寄り添う、しみじみおいしいおつまみ3品をフードライターの白央篤司さんに教えていただきました。

ライター:白央篤司白央篤司
メインビジュアル:何度でも食べたくなる味。しいたけのおつまみ3品

今回のテーマは“しいたけでつまむ”

しいたけ
月1回のおつまみ連載、今回のテーマはしいたけを選びました。秋って、きのこが食べたくなりますね。値段も安定してありがたい食材のひとつ。

しいたけをおつまみにと来たら、最初はやっぱりバター醤油でいただきましょうか。香りからアテになる1品です。

※今回は、かさの直径が約5~6㎝、厚みが約2㎝程度のしいたけを使っています。これより小さいものは加熱時間を短くしてください。

1品目|しいたけの蒸し焼き バター醤油風味

しいたけの蒸し焼き バター醤油風味

材料

  • ※1人前    
  • しいたけ 4枚(120g程度)
  • バター ひとかけ
  • 醤油、酒 各大さじ1
  • 植物油 小さじ1

作り方

  • しいたけは軸を取る。酒と醤油を容器に合わせておく。
  • フライパンに油をひいて、しいたけのひだを上にして並べ、中火にかけフタをして4分おく。
  • しいたけを返してフタをし、さらに3分焼く。
  • 醤油、酒を加えて全体によくからめ、バターも加えて全体を和える。
好みで七味をふってどうぞ。

フライパンが7分加熱されて熱々になったところへ醤油+酒を加えてジュワッと沸騰させ、しいたけとからめるのがポイント。それからバターを加えてください。

ドライなビールとよーく合いますよ!

2品目|しいたけと油揚げの含め煮

しいたけと油揚げの含め煮

材料

  • ※1人前    
  • しいたけ 4枚(120g程度)
  • 油揚げ 1枚
  • 出汁 350ml程度
  • ▼(A)  
  • ・醤油 大さじ1と1/2
  • ・酒、みりん 各大さじ1
  • ・塩 小さじ1/3

作り方

  • しいたけは軸を取る。油揚げはべとつくようならキッチンペーパーで挟んで油を吸わせ、タテ半分に切る。
  • 鍋に油揚げ、しいたけの順に並べ、出汁を加えて火にかける。
  • 沸騰したらAを加えて弱めの中火にし、おとしぶたをして10分煮る。
    (キッチンペーパーの真ん中に穴を開けたものでおとしぶたの代用可)
煮ものにおとしぶたをした様子

しいたけの即席おでん的なひと皿です。オイスターソース小さじ1/3ぐらい加えて煮てもおいしい。とろろ昆布のせてもいいアテになりますよ。さあ日本酒でもつけましょうか。

3品目|しいたけの塩昆布とオリーブ油炒め

しいたけの塩昆布とオリーブ油炒め

材料

  • ※1人前    
  • しいたけ 4枚(120g程度)
  • オリーブ油 大さじ1
  • 塩昆布 大さじ1と1/2
  • ▼(A)  
  • ・酒 大さじ2/3
  • ・醤油 小さじ1/2

作り方

  • しいたけは軸を取り、幅1㎝に切る。
  • フライパンにオリーブ油を入れて中火にかけ、①を入れて全体に油がなじんだら、フタをして火を少し弱めて3分おく。
  • 塩昆布とAを加えて、全体を軽く炒め和える。
地味もいいとこな見かけですが、飽きないつまみになります。オリーブ油と醤油ってよく合うんですよ。焼酎やビールのお供にぜひぜひ。

秋も深まって、11月がもうすぐそこに。1年、早いなあ。どんどん乾燥して、風邪もひきやすい季節です。私も先日イエノミが過ぎて居間で寝落ち、あやうく風邪になりかけました…。皆様もどうぞご自愛ください!

では、また来月。次回はスペシャルインタビューを企画しています。

※記事の情報は2023年10月24日時点のものです。
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