2018.03.08
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ワイングラスでおいしい日本酒アワード2018結果発表!

『さけ通信』は「元気に飲む! 愉快に遊ぶ酒マガジン」です。お酒が大好きなあなたに、酒のレパートリーを広げる遊び方、ホームパーティを盛りあげるひと工夫、出かけたくなる酒スポット、体にやさしいお酒との付き合い方などをお伝えしていきます。発行するのは酒文化研究所(1991年創業)。ハッピーなお酒のあり方を発信し続ける、独立の民間の酒専門の研究所です。

今年の最高金賞は46点

ワイングラスで飲んでおいしい日本酒を選ぶコンテスト「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」は今年で8回目の開催です。全国各地の263酒蔵から過去最高の901点の出品があり、2月20日に40人の日本酒の専門家による審査会が大々的におこなわれました。
日本酒の消費を増やすためには、若い方に日本酒を手を伸ばしてもらうことや、洋食や中華の食卓でも日本酒を飲んでもらえるような仕掛けが必要です。このアワードは日本酒をワイングラスで飲むスタイルを普及させることによって、そうした方向に持っていけると考えて進められています。
スタートした8年前には、ワイングラスで日本酒を提供する店はほとんどありませんでした。それが今では和酒バルをはじめ多くの料飲店で、日本酒がワイングラスで提供されるようになっています。
今年は最高金賞46点(上位5%)、金賞236点(上位30%)が選ばれました。
最高金賞と金賞を受賞したお酒はこちら。

40人の審査員が勢ぞろい。チームリーダーは日本を代表する酒造技術者たち。

審査はリーデル社製のワイングラス(部門によって大吟醸グラス、シャンパングラス、純米グラスを使用)で行いました。チームでディスカッションして最高金賞や金賞に相応しいか検討します。

商品は完全にマスキング。目隠しで酒を試飲評価します。

ワイングラスで飲むと味が変わるの?

ぐい飲みやお猪口などの和酒器とワイングラスのいちばんの違いは、酒の香りを閉じこめるボウルの有無です。和酒器はほとんどが上に向かって開く扇型か、まっすぐな筒形です。ワイングラスはチューリップの花のようなボウルをもっており、日本酒を注ぐと香りがグラスのなかに溜まります。香りが凝縮されるので、口を近づけるとお酒の香りがよくわかります。

もうひとつはお酒を飲む時の顎の確度が、和酒器とワイングラスで異なるために、味わいの印象が変わります。顎を上げず飲める和酒器は、口に含んだお酒を自分の思うとおりに口のなかに回せます(写真右・カップ酒から飲む)。舌の脇や奥の方にのせて味を見るのも容易です。
ワイングラスは飲む時に顎が上がるため、お酒が口にすっとまっすぐに流れ込み、上顎にあたってから口中に回ります(写真右)。そのため味のボリュームが大きく感じるという声をよく聞きます。

また、和酒器はうつむいたまま飲むのでしんみりした話をする時に似合うという意見もあります。一方でワイングラスは顔をあげて飲むので、気分が明るい賑やかになり、お祝いの席にピッタリだといいます。日本文化には大地に深く沁み込む姿勢が強くあります。能楽や日本舞踊、相撲などの形は腰を落として大地に向かいますね。反対に西洋の芸術は天に向かう姿勢が顕著です。オペラやバレエや絵画には、重心を上体に持っていき、上に上にと登るようなスタイルです。こうした違いが酒器にも表れているのかもしれません。

日本酒にフルーツをトッピング

日本酒をワイングラスで飲むと、フルーツをトッピングして楽しめます。旬のフルーツを日本酒にたっぷり浮かべると、果実の香りがお酒に移って吟醸酒のような味わいになります。缶詰のフルーツを凍らせて、氷代わりにトッピングすると、冷たいまま長く楽しめます。ホームパーティやBBQの時に試してみてください。とても盛り上がります。

お披露目会で「ワイングラスで日本酒を体験」

4/27(金)の18:30~20:30に東京で「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2018」の入賞酒のお披露目会が開催されます。入賞した酒蔵が70~80社集まり入賞酒を振り舞います。リーデル大吟醸オーサケグラス(\2200)で試飲して、グラスはそのままお持ち帰りいただけます。軽食もついて参加費は5000円です。お誘い合わせてお出かけください。
チケットはこちらでご購入ください。

※記事の情報は2018年3月8日時点のものです。

さけ通信編集長

山田聡昭(酒文化研究所*『さけ通信』編集長)

ビール、清酒、焼酎、ワイン、ウイスキー、スピリッツ、リキュール、もちろんチューハイと、お酒ならなんでも来い。国内47都道府県をすべて訪ね、海外では25カ国以上で、飲んだり、食べたり、酒蔵を訪ねたりした経験をもとに、家飲みをおもしろくする知恵を絞ります。1963年、埼玉県生まれ。男性・既婚

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