ワイングラスで飲むとおいしい日本酒とは?

「口当たり甘めでバランスがよく香りの高い吟醸酒系。いわゆる少し冷やして飲むと美味しいタイプがワイングラスと相性がいいですね。お猪口で飲むよりもぐっと香りが際立ちます。最近好まれるのはこのタイプなので、時流にも合っているのではないでしょうか」(山田さん)
とのこと。“ワイングラスでおいしい”とは香りも楽しめる日本酒ということのようです。ワインのように食事中に楽しむお酒としての提案も含まれているのだそう。

今年の入賞銘柄には何か特徴があったのでしょうか?
「毎年、原料のお米の出来や気候が違うにも関わらず、何年か連続して入賞する酒蔵が出てきました。これは醸造技術の高さを物語っていると思います。規模の大小に関わらず実力のある蔵が力を発揮しています。それと今年は初めて、紙パックのお酒が最高金賞に選ばれました(菊正宗 しぼりたて ギンパック)。運営側としてもこれは驚きでした」
日常酒の代表、パック酒にも入賞する商品が出てくるとは! ホームパーティーでさりげなく「こんなの知ってる?」なんて出したらかっこいいかもしれません。

ちなみに、審査で使用するワイングラスは名門ブランド、リーデルが日本酒用に開発した「大吟醸グラス」。興味のある方はこちらもチェックしてみては?
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