やみつきになる「悪魔のビール」？黄桜のクラフトビールを飲んでみた

”悪魔たちも美味しすぎてついつい飲みすぎてしまう”がコンセプトの、赤と黒の２種類のクラフトビール「悪魔のビール」。その味わいとは？

2021.10.04

メインビジュアル：やみつきになる「悪魔のビール」？黄桜のクラフトビールを飲んでみた

名古屋の酒類卸イズミックの青田が、いま注目のお酒の情報をバイヤー目線でお届けします！　今回はカッパのキャラクターでおなじみの黄桜から発売されている「悪魔のビール」なるクラフトビールをご紹介します。

ハロウィンにおすすめ!? パッケージが目を惹く「悪魔のビール」

早いもので今年も残すところあと3か月。気が付けば街中はハロウィンムードですね。というわけで、今回はそんな季節にちなみ、見た目とネーミングがちょっとだけハロウィンっぽいクラフトビールをご紹介したいと思います。

その名も「悪魔のビール」です。

「悪魔のビール」は京都の蔵元、カッパのキャラクターでおなじみの、黄桜が手掛けるクラフトビールです。黄桜のクラフトビールといえば以前にも動物シリーズをご紹介しているのですが、こちらは今年新しくリリースされたシリーズで、赤いパッケージの「レッドセッションIPA」と、黒いパッケージの「アメリカンブラックエール」の2種類が発売されています。

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黄桜は日本酒のイメージが強いかもしれませんが、実はここ数年はクラフトビール醸造にも注力しており、その品質の高さには定評があるんです。ブルワリーに何度かお邪魔し見学させていただいたことがあるのですが、最先端の設備が整った素晴らしい環境で、クラフトビールへの本気度がよく分かります。ブルワリーは一般の方も見学できますので（完全予約制）、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

というわけで、やみつきになる味わいとはどんなものなのか、胸を躍らせつつ、早速試飲タイムです。

「悪魔のビールレッドセッションIPA」を飲んでみた

まずは3月に発売された「悪魔のビールレッドセッションIPA」から。

“レッド”という名前のとおり、見た目は赤褐色をしています。色が濃いめなのでちょっと重たいかと思いきや、そこはセッションIPAらしくライトな飲み口。トロピカルな香りとフルーティーな味わい、爽やかな苦みがバランス良く、うまくまとまっている印象です。

良い意味で個性が尖っていないので食事にも合わせやすそうですが、個人的にはタンドリーチキンやカレーのような、スパイスたっぷりの料理に合わせて楽しみたいです。

ちなみに、セッションIPAとは、簡単に言うとライトなIPA（インディア・ペール・エール）のこと。IPA自体はアルコール度数が高めでホップの苦みがきいたスタイルですが、セッションIPAはアルコール度数を低く抑え、苦味も控えめにした飲みやすいタイプのIPAなんです。セッションIPAは他にもいくつかこちらでご紹介したことがありますので、そちらもぜひご覧ください。

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「悪魔のビールアメリカンブラックエール」を飲んでみた

お次は9月に発売したばかりの「悪魔のビールアメリカンブラックエール」です。

こちらはアメリカンスタイルの濃色系エール。ペールエールに代表されるイングリッシュスタイルのエールはモルトの味わいが強いのに対し、アメリカンスタイルのエールはホップ強めな味わいが特徴です。こちらもアメリカンスタイルということなので、ホッピーなタイプのエールビールということになります。

グラスに注いでみると、見た目は黒色。スタウトのような重たい黒ではなくて、シュバルツのような少し澄んだ感じの黒です。ビターチョコレートのような麦芽の香ばしさと、すっきりとした苦みで、こちらも見た目に反してドリンカブル（飲みやすい）でバランスの良い仕上がりになっています。

この「アメリカンブラックエール」は、黒ビールのセオリー通りでウインナーとかベーコンのような加工肉との相性が良さそうです。あとはスイーツとかちょっと甘いものと合わせても面白いと思います。

どちらも”悪魔たちも美味しすぎてついつい飲みすぎてしまう”というコンセプトのとおり、ついつい飲みすぎてしまいそうな完成度の高さ。食事との相性もとても良く、飲み飽きしないので普段の家飲みにもぴったりです。大きなスーパーなどで比較的入手もしやすいと思いますので、ハロウィンにもおすすめなクラフトビールをぜひお試しください。

黄桜悪魔のビールレッドセッションIPA【商品概要】