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重くて大きい荷物にサヨナラ。手軽で美味しい「小さいバーベキュー」のススメ

バーベキュー

バーベキューはいいけれど、準備と片づけが大変。あの重装備はなんとかならないものか! バーベキューを身軽に楽しむノウハウを追究した「小さいバーべキュー」にチャレンジします。

一人で持って電車で運べるくらいの荷物でも、バーベキューはちゃんとできる。

ついに「バーベキュー飲み」に最適のシーズンがやってまいりました。木陰で飲むのは気持ちいいし、肉も魚も炭火で焼くとすごく美味いですよね。でも「最近あんまりやってないなぁ。荷物が多いし、車で行ったら飲めないし、準備も後片づけも面倒だからねぇ」そんなふうに思っている人も多いのではないでしょうか。

 

たしかに公園や野山でバーベキューをやるのは楽しいけど、ネックになるのはあの大掛かりな装備です。あれを何とかミニマム化できないものか。イエノミスタイル編集部では、バーベキューが好きなのに億劫がってやらなくなってしまった有志が集まり「小さいバーベキュー推進部会」を開設。最小限の荷物でしっかりバーベキューを楽しむ方法をいろいろ模索して、実際にやってみました。

 

参加者は大人の男女4人。大いに飲んでおなかいっぱい食べるけど、荷物は極力少なく軽く。そんな小さいバーベキューのために厳選した荷物がこれです。

【道具】

バーベキューコンロ(グリル):小さい卓上コンロは種類豊富。B5版大に折りたためるコンパクトなヤツにしました。

ステンレスのフォーク:百円ショップで1本百円。箸でも可。木製でもいいけど、コンロの食材を直接つつくこともあるから、プラスチック制は不可。

紙皿:持ち運びと洗う手間を考えると、どうしても紙皿に軍配があがります。

ワイングラス:プラスチック製、百円ショップで。軽くて安定が良く、ワインが美味しい。

キッチンペーパー:必須。食材を包んだり手を拭いたり。焚きつけにもなります。

保冷剤:写真は白ワインにかぶせて冷やす保冷剤。この他、肉類はしっかり保冷剤といっしょに運びます。

アルミホイル:直火で焼きたくないとき重宝します。

まな板:事前に家で準備していくにしても、小さいまな板は要ります。

調理用トング:いちばん頻繁に使います。100円ショップで売ってる普通のでいい。

ナイフ:果物ナイフぐらいの小さいのでも良し。

ボウル:カゴとセットで、洗ったり、盛りつけたり。100円ショップで。

空き缶:蓋がついているクッキーの空き缶。炭の消火に使います。往路はこれに調味料等を入れて整理することもできる優れもの。

着火剤:なくてもいいけど、時間節約のために。

炭:炭は少なめでOK。実際、写っている量の半分も使いませんでした。

炭用トング:調理用トングとは別に必要です。

ライターやマッチ:ここに写ってないけど必須です。意識してないと忘れます。

軍手:もうひとつ必携品が軍手。火は小さくても熱いです。

ジップロック:茹でる、漬ける、運ぶ。いろんなことに大活躍。

【食材】

レタス、海苔、ツナ缶:これでサラダを作ります。

チーズとフランスパン:準備も飲みながら。すぐ食べられるものがほしい。

調味料:極小ボトルの調味料はコンビニで。個食化のせいだと思うけどバーベキュー的にも最高。

とうもろこし、空豆:焼いて食べます。

野菜:色とりどりの野菜で美味しい蒸し野菜を作ります。

ローストビーフ:やっぱり牛肉は食べたい。

豚肉:事前にショウガとみりんでマリネしたロース肉。

鶏肉:一口大に切ったもも肉。食材はこんな具合に、スーパーのトレーから出してジップロックに入れて持ってくるとかさ張らないし、ゴミも最小限ですみます。

ワイン:白と赤。ビールとソフトドリンクは他の参加者に持ってきてもらうことにしました。

水:バーベキューはのどが渇きます。緊急消火用としても。

食材は百円ショップで買った保冷バッグに。道具もバッグ一つに収まりました。台車に乗せて仰々しく行進しなくていいし、これなら電車やバスでもラクに移動できるから、お酒が飲めない運転役の参加者を探す必要もありません。

 

火おこししながら飲み始め。のんびりやって楽しもう

公園のバーベキュー広場に着いたら、早速小さなコンロ(グリル)を組み立てて火をおこします。メンバー全員、昔よくやった着火のやり方を完全に忘れてまして、何となく着火剤からすぐ炭に火が移るような気がしてどんどん炭を投入するけど、一向に火はつきません。家族だったらお父さんの面目丸つぶれのとこです。

 

火がつかないと気持ちは焦ってきますが、ちょっと待った。ここはひとまず持ち寄ったビールで乾杯。ワインも開けましょう。飲みながらゆっくりやるのが小さいバーベキューのいいところです。チーズとパンをつまみながら飲み始めて、心を静めます。

 

そういや、まずは小枝を盛大に燃やしてから炭に火をつけるんじゃなかったっけ。と思い直して、そのへんに落ちてる小枝を折って炭の上に投入。順番は完全に逆だけど、なんとか炭に火がつきそうな目処が立ってきました。

 

火付け班が悪戦苦闘してる間に、調理班はサラダを作成。手でちぎったレタスに、焼きのりをちぎって、オリーブオイルと醤油をかけて混ぜます。最後に油を切ったツナを載せて完成。包丁も要らない簡単なサラダですが、白ワインとの相性抜群です。

 

準備段階の火で「夏の野菜のワイン蒸し」。白ワインがぴったり。

ようやく火は勢いよく燃えてきて、炭にもちゃんと移っている様子です。バンザイ!着火祝いにまた乾杯します。とはいえ、このように炎が上がっているたき火の状態では、肉は外側が焦げるだけで、中までちゃんと焼けません。ここから炭がいい感じになるまでかなりの時間がかかります。でも、この段階の火もただ燃やしておくのはもったいないです。

 

エネルギーを有効利用するために、野菜のワイン蒸しを作ります。アルミホイルに、色とりどりの切った野菜を並べて塩を振り、燃えているコンロの上に載せます。白ワインをかけホイルで蓋をして放置します。この日使った野菜は、カリフラワー、アスパラガス、オクラ、ズッキーニ、プチトマト、パプリカ、にんにく1片。これらの野菜を現地で洗ってカットするのはとても大変なので、一口に切ってホイルに並べるとこまでは自宅でやっていきます。現地では火に載せて塩とワインをかけるだけにしておきます。

 

蒸し時間は5分〜10分くらい。火の強さによるので、時々開けて様子を見ます。

 

みんなが食べたい牛肉。「ローストビーフ」で赤ワインを。

ワインも進んでくると、そろそろ肉が食いたいよ! と参加者が不満顔になってきます。でも、まだ炭火で焼くには時間がかかります。そんなときにお勧めしたいのがローストビーフ。これは現地で調理するのではなく、当日の朝に自宅で作ってしまいます。牛もものブロック肉に塩コショウして、フライパンで全部の面に焼き色を付けたら、ジップロックに入れてローリエの葉1枚、タイムを少々。80度のお湯で20分湯煎(といってもお湯を張ったボウルのなかで放置するだけ)します。以上、超カンタンです。冷ましながらバーベキュー会場に持ってきて、現地では切るだけ。暖かいのがよければ、油を敷いた小さな登山用フライパンで再度表面を焼いてからカットします。

 

牛肉は食べたいけど、せっかくのバーベキューなのに現地で焼かないなんて……と思うかもしれません。でも、焼肉屋さんのような薄切りの肉ならともかく、厚切りの牛肉をバーベキューでちょうどよく焼くのはけっこう難しいし、時間がかかるのです。その点、湯煎で作るローストビーフは失敗が少なく、しかもすぐに食べられます。その美味しそうな切り口を見た参加者から、感嘆の声があがることは間違いありません。ローストビーフといえば赤ワイン。でもビールにもぴったり。このころにはみんなのお酒もぐいぐい進んできます。

 

野菜が蒸し上がりました! オリーブオイルをサッとひと回しかけましょう。色鮮やかで、あたりに香ばしいニンニクの香りも漂ってひたすら食欲をそそります。ただ蒸しただけなのにとても美味しくて、それぞれの野菜の持ち味のバリエーションも楽しい。調理にも使った白ワインをぐいぐい飲みながらもりもり食べます。

 

「豚ロースの漬け焼き」はビールでもワインでも。日本酒もいけます。

みんながほろ酔い加減になってきたころ。炭がようやく肉をグリルできる状態になってきました。こんな具合に表面が白くなってきたときが、ベストなタイミングです。炎はあがっていないくても火はついていて、ものすごく熱いのでご注意ください。

 

本日のメインディッシュは豚肉。個人的に、バーベキューの主役は牛肉よりも豚肉のような気がします。アメリカでも、南部を中心にバーベキューといえばスペアリブなど豚肉というご家庭も多いみたいです。スーパーで「トンテキ用」として売っていたアメリカ産の激安ロース肉に塩コショウして、ジップロックに入れて三州三河みりん、すり下ろしたショウガとタマネギで一晩マリネ。そのままバーベキュー会場に持ってきて、とり出して表面をキッチンペーパーで軽く拭いてから焼きます。

 

両面カリッと焼いた豚肉。どうでしょうかこの美味しそうな切り口。味がしっかり付いているので、何もかけなくても美味しくいただけます。ここでもう一度ビールに戻ってもいいし、白ワインも赤ワインも合うし、日本酒もピッタリの、万能の味わいです。

 

「鶏肉のレモン焼き」はクラフトビールと。

そして鶏肉。唐揚げ用の一口大に切られた鶏肉に塩コショウして、オリーブオイル、絞ったレモン、ローズマリーと一緒にジップロックに入れ、一晩冷蔵庫で寝かせます。現地で袋から取り出してそのまま火の上に。皮のほうから焼いて、ひっくり返します。レモンとローズマリーの香りがなんとも素敵な焼き鳥です。ワインも合うし、味わい濃厚なクラフトビールなんかもいいかも知れません。鶏肉は充分に火を通したいので、けっこう時間がかかります。だからバーベキューメニューの最後のほうに、みんなが他の肉に満足してきたころにじっくり焼くのが得策です。そうしないと、お腹が空いた誰かが生焼けのまま食べてしまうと思います。

 

「丸ごと空豆とトウモロコシ」で酒宴は続きます。

そろそろ肉にも飽きてきたら、再び野菜に戻ります。こんどは遠赤外線の炭火で美味しく焼く野菜。空豆はさやごと焼いて、両面が真っ黒に焦げたぐらいでさやを割って塩を振ります。とうもろこしも、ホントは皮ごと真っ黒に焼いてから剥くと美味しいのですが、まだシーズン前でいいのがなかったので今回は茹でトウモロコシです。お約束の醤油をかけて焦がしながら焼いてもいいし、メキシコ風に粉チーズをかけて食べるのもかなりいけます。最後に豆とトウモロコシを食べるのはお腹が落ち着いてとても◎。そろそろお開きに・・・という声は出ず、香ばしい豆とトウモロコシをかじりながら、メンバーは延々と飲み続けたのでした。

 

炭を消すときはクッキーの空き缶に入れ蓋をしてしばらく放置すると酸素がなくなって消えます。完全に火が消えたら、この炭は「消し炭」として、次回の焚きつけに最適です。ただ缶は熱々になるので「ものすごく熱いから気をつけろ」と、酔った参加者への周知徹底を忘れずに。

 

魅力がいっぱいの「小さいバーベキュー」をみなさんもぜひ!

この日食べた肉は、牛肉400g、豚肉350g、鶏肉350g。大人一人のバーベキューの肉の目安は男性300g、女性200gくらいらしいので、標準の量より少し多めくらいでしたが、野菜もいっぱい食べたので大満腹でした。美味しかったし、何よりもテーブルの上で焼くバーベキューはみんなの話もはずんで楽しいものです。コンロは小さかったけど大人4人には充分過ぎるぐらいで、もし倍の人数がいても十分対応できたなと感じました。コンロが極小で炭も少ないから後片づけは非常にラクで、お酒が入っている身にはそれが何より嬉しかったです。メンバー全員が「これなら月1回ぐらいやりたい」と口を揃えてました。手順をさぼってやろうとしたため火おこしに手間取った点を除けば、小さいバーキュー推進部会の活動は大成功。皆さんもぜひ気軽にチャレンジしてみてください!

 

小さいべーべキューのポイント

① 食材は自宅で極力下ごしらえして、現地では焼くだけにしておく。

② バーベキューコンロは極力小さいものを用意してテーブルの上で焼く。

③ 肉は多く持って行き過ぎない。足りなければ後で食堂にいけばいい。

④ 火おこしも調理も飲みながらやる。みんなでぐいぐい飲み、食べる。

⑤ 小さくても火は熱い。扱いには十分注意する。

 

※記事の情報は2018年6月3日時点のものです。

 

 

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