【バイヤーズレポート出張編】挑戦する酒蔵、岡山・宮下酒造へ行ってきた。(後編)

名古屋の酒問屋イズミックの青田が、いま注目のお酒の情報をバイヤー目線でお届けします! 今回は岡山出張編の後編、日本酒「極聖(きわみひじり)」の醸造元、宮下酒造にてウイスキー造りについて、営業担当の林さんにお話を伺ってきました。

ライター:青田俊一青田俊一
メインビジュアル:【バイヤーズレポート出張編】挑戦する酒蔵、岡山・宮下酒造へ行ってきた。(後編)

ウイスキー造りへの挑戦

前編にてご紹介したように、今回ご訪問させていただいた宮下酒造では、日本酒をはじめ、焼酎、クラフトビール、クラフトジンとバラエティに富んだ酒造りに挑戦しています。2007年に日本初のビールの蒸留酒「ビア・スピリッツ オールド・独歩」を開発するなど蒸留酒製造にも積極的に取り組まれてきました。
そんな宮下酒造がウイスキーの製造免許を取得したのが2011年。あまり知られてはいませんが昨今話題のクラフトディスティラリーの設立よりも一足先に取り組みを始めた、パイオニア的な存在でもあります。
宮下酒造
宮下酒造のウイスキーは岡山県産の二条大麦麦芽に特殊な麦芽をブレンドして造られます。取材日は幸運なことにビール釜にて麦汁の仕込を行っていました。こちらのビール釜、クラフトビールと兼用で使用しているため、ビールの仕込みの合間でしか仕込ができず、生産量を増やせないのが今の課題だそうです。
こちらのビール釜にて糖化、発酵の工程を経てもろみが出来上がります。
蒸留器
そしてこの蒸留器です。2015年に新しく導入された最新鋭の蒸留器。それまでは焼酎用の蒸留器にて仕込みを行っていましたが、こちらを導入してからは蒸留技術が飛躍的に進歩したそう。積極的な設備投資で、新しいことに挑戦していく姿勢はさすがです。以前ご紹介した「クラフトジン岡山」もこちらの蒸留器にて造られています。
こちらで先ほどのもろみを蒸留し原酒が出来上がります。
出来上がった原酒は、樽に詰められセラーの中でゆっくりと時間を過ごします。
こうして出来上がった原酒は、樽に詰められセラーの中でゆっくりと時間を過ごします。樽にはシェリー、ブランデー、バーボン、ホワイトオーク、ミズナラなど10種類ほどの木樽が用いられ、岡山の温暖な気候と適度な湿度の環境下にて静かに熟成されていきます。
セラーを見せていただいたところ、熟成中の樽は今はまだ数十本ほどのようでしたので、まだまだ一般市場に流通させるまでには時間がかかりそうな印象でした。いま製品として販売中の「シングルモルトウイスキー岡山」も飲めるのは直営店のみだそう。これはぜひ飲んでおきたいところです。

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